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丁度7月の初めに頼まれ農業を手伝い始め、慣れない作業を必死で毎日受け入れてきた。
1カ月が経ち、作業の内容に変化が見えてきた。
ブロッコリーの出荷も一段落し、植えた苗が育つまで間がある。
そのため先週あたりから作業は大体出荷が午前中の早い時間で終了するので
一日2時間の勤務になった。
これは嬉しい。
終日働くと、体の負担も大きいし、家事が滞る。
年金生活者になり、身の丈にあった生活をしようと思い、これまでのいい加減な出費の
中身を反省し、つつましく生きようとやっとひどく遅いがその路線に乗ったところだ。
老人は誰かの役に立たなければいけない精神なので一日2時間の労働は丁度良いところかと思う。
今日実姉から電話が来たが、農家の手伝いをしていると言ったら、初めピンと来なかったらしく
その後まあ~あなたが…とけらけら笑った。
お昼前に作業を終え帰宅し、午後から庭の手入れを行う。
気の毒だが、ミツバチの溜り場になっていたラベンダーを刈り取りる。
ラベンダーも刈り時があり、花が咲き始めに刈らなければならないが、ミツバチがあまりに沢山
来て働いているので随分と咲かせてしまった。
この数日の大雨で、雑草が見事に伸び、短時間では取りきれない。
あと3ヵ月、10月には伊那に草木を移植しなければならない。
ムスメはお腹が大きくなるし、ムコは家業が繁忙期に入り、とても植木の穴掘りは
気の毒で頼めない。
などなど考えながら、草を抜いていたが、そろそろ野菜も収穫が終わればもう次の野菜は
作ってはいけない。
少しずつ庭は寂しくなって行くばかりだ。
今年3月、ムスコが入院した時に出かけた先の花屋で、百合の球根を買ってきた。
土に埋めたその後、大雪が降り芽が出始めた百合は黒くなって凍みてしまった。
がっかりして無駄になったかと思ったが、その後息を吹き返し、今元気に花が咲き始めた。
毎年買い足している百合は球根も大きくなり花の数も増えている。
夕闇にカサブランカの香りが流れてくるとしばし、手を休め想いに浸る。
ブルーベリーも熟した実を摘み取り、今年最大実を付けてくれた彼女たちなので、さあどの様に
移植するか、植木たちの引越しリストは今後の作業の大きな懸念事項となった。