酷暑とゲリラ洪水に攻められた8月も、もうあと1週で9月になる。
41度まで至った記録的な気温はこの信州も長野や飯田は38度までになり涼しげなイメージから遠ざかった。
高原野菜の原村は日中は炎天下の作業は無理で、朝夕に限って働くがそれでも家の中は涼しく
冷房なしの生活を送っている。
これから間もなく冬に向かって季節は変わる。
長い5ヶ月くらいを最低気温マイナス15度以下が続く日々、
寒さをこらえて春を待つ繰り返しだが寒いのと暑いのとどちらが辛いか、比較は出来ない。
今夕秋田の大曲で行われている全国花火競技大会をテレビで見ているが、
ついつい先週の諏訪の花火大会を思い出してしまう。
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大雨に襲われ中止になり雷に脅かされずぶぬれで家に戻ったがその後も
毎日立て続けの行事に終われ、ほっとしたらもう月末だ。
花火を見た後、秋の虫が鳴き始めススキの穂が出ているのを確認し
ああもう秋がやって来たと毎年の季節の移行を感じるが今年は花火が無かったので
一寸違う。
大曲がりの花火を見ていて、誰しも地元の花火が一番立派だと思うのだが、
何だかいっぱしの信州人なったと思う。
1万8000発の花火が打ち上げられ、4万発の諏訪の花火のほうが多いとか思ったが、
いやいや、競技大会だけあってさすが全国の27人の煙火師の競い合いは度を越している。
これまで見たことも無い種類の花火が数多く、年々レベルが上がっていくばかりだそうで
地元の煙火師を応援するよりも、この季節日本人に生まれてよかったと心から思うのである。
出来ればいずれ秋田に旅行し大曲の花火大会を見物したいという望みを持った。
夏の終わりはなぜかセンチメンタルな気持ちになり、あれこれ感傷的になる。
今年は取り分けもう3ヵ月後には、この場所にはいないのだと毎日カウントダウン
しながら暮らしているのでなお更かもしれない。
中央林間で暮らし、原村に引っ越してきた時にも、前の居住地が恋しく
初めは小さくなって暮らしていたが、今も同じく伊那の良さを想いやるより
原村を去っていく寂しさのほうが強くなっている。
今年は長年の勤務から開放されたが変化に富んだ毎日が続き、暇だ暇だと言いたい日が
いつ来るのか願いたいが、9月になったら粛々と引越し準備に取り掛からねばなるまい。
野菜作りは初めて大玉のトマトつくりを行い、13センチ大の大きさのピカピカの立派なトマトが収穫できた。
これはわが人生画期的な仕事になった。
次々と赤くなったトマトは流石に食べきれず、にんにくとオリーブ油、バジルで味付けしせっせとトマトソースを作っては冷凍して別な忙しさを味わっている。
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