信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

ビフォー、アフター

2015年12月02日 21時47分40秒 | Weblog
目前に、雪が降る日が近づいて来る。
毎日、朝起きると霜が降りて白い景色になっている。

いよいよ、冬を迎える前の最終の仕事を終えねばならない。
夏の間ずっと楽しませてくれたほうき草の後片付けである。

100本ものほうき草は一気に片付けるには時間がかかる。
じわじわと枯れた順番に抜いていき、形の良いものを残し2日がかりで庭で焼いた。
意外に燃え方がオッと驚くほど火の手が早く、実のところ焦った。

それからはまた、10本くらい残し、心の中でごめんねと謝りながら燃やした。
さあ、この後がほうき作りとなる。

今回は箒にしたら欲しいという希望者が増えて、鋏で剪定し形を整え、麻ひもでくくり
最後にリボンで飾る。
午後からデッキに座り込み、作業を始めた時は冬とは言えない暖かさで、むしろ楽しかった。
欲張って箒の山が出来始めた時は、北風が強く吹き始め、
先日、安曇野の雑貨屋さんで売っていた箒はちっぽけなくせに1本850円もしたが
なるほどこの手間を考えると決して高いとは言えない。
1度使い始めるとその掃き心地は繊細で、細かいごみも逃さず、他に追従を許さない。
大小揃えてみればさらに便利だ。
1年間はしっかり長持ちする。

今夜は雨の予報だ。
箒の山は雨にさらすとカビて色が悪くなる。
慌てて玄関にしまったところ、お話にならない光景になった。

夏の間の、かわいらしいジブリの世界は、季節と共に消え去った。
来年、また再現するかどうかは雪が消えたら考えよう。