信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

ドラマスペシャル

2010年09月05日 23時41分51秒 | Weblog
昨日一日中猛暑に負けず畑で野菜の世話をする。
といってもこの暑さの中でどんどんはこびる雑草取りをしたのである。

この3週間、雨らしい雨は降っていない。
夕立も長野や上田は日によって、大雨洪水雷注意報が出ているのをニュースで見るが
この住んでいる地域は渇水状態。

日本一のセロリの生産地は水分が最も重要で、八ヶ岳の水を畑へ引いて、
毎夕噴水状態で水撒きをしているが、居住地域は水道水を播くしかない。

土はひび割れし、掘ってみると5センチくらいはからからになって水分はなく、草取りして
根っこを引っこ抜くともわっと土ぼこりが立つ。
野菜は勢いが無くなり、きゅうりはひん曲がってきた。

結局は雑草を抜き、ほこりにまみれ、疲労困憊で休日は終わった。

夜になって外科医須磨久善のタイトルでドラマを見た。
久し振りに手を休め画面に張り付き通しだった。

いつもならドラマを見ていても胡散臭いとかこんなことありえないとか、ドラマだから
脚色しすぎだとかけちばかりつけながら、見終わってからああ時間を損したと
不満足に終わるのが常だ。

今回の水谷豊が演ずる心臓血管外科の医師のドラマは事実に忠実だった。
日本で初めて胃の大網動脈を使った心臓のバイパス手術に成功しそれも世界初である。

また心筋症で心臓移植しか生きる道がないのをバチスタ手術を開発しも日本で始めて挑戦した。

今まで心臓の冠状動脈のバイパスは胃の動脈を使うのは当たり前と思っていたが
その前に普及していたのは別な血管を使っていたのである。
足の内腔動脈を使っていたのを、諏訪医師が再発が短い期間で起こると
胃の動脈を使うのを考えた。

成功すると神の手ともてはやされる以前は、学会から拒否され弾圧され
それでも患者の命を救いたいと
リスクを引き換えに手術に挑戦していくドラマであった。

今やバチスタはいくつかのドラマになっているが、見るほうもそのような過去の歴史
は知らないので手軽な推理ドラマで終わっていた。
水谷豊は味のある俳優になった。

時々耳にする湘南ハートセンターが開設したいきさつもこのドラマで判ったのである。
最近の連ドラは医療ものや刑事か科学捜査がらみが人気だが、たまにはこうした
きちんとした事実に基づいた医療ドラマは見ていて後味が良い。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。