信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

とんび

2013年02月03日 18時27分58秒 | Weblog
  気温が上がり、温かさを感じる景色になった


ビデオに3回分撮り、やがて見ようと思っていたとんび。
かってNHKで堤真一が演じていたこのドラマ、あらすじが分かっているので
今回の内野聖陽のものが評判になっているが、昨日の休みに何となく見てみた。
いかん!
虜になって3本のビデオを半日かかってずうっと観てしまった。
泣いたり笑ったり、こんなにドラマで満たされたのは久しぶりだ。
内野聖陽の市川安男は、出来すぎ、はまり役。

子役も含め周りの配役も良すぎる。
妻、町内、取引先の社長、お寺の住職親子、仕事先の上司、小料理屋の女将、と登場人物が数倍面白くしている。
特に柄本明の演ずる住職が良い。演技といえど関心しながら大笑いする。
ところどころでの説教がズシンと胸の奥に響く
いいなあ本当にこの役者と脚本家の台詞一つ一つが。

丁度ムスメが生まれた昭和51年辺の広島の漁港を舞台に、ドラマは続く。
東京で同じ頃子育てをしていた自分は周囲に知人もなく孤独だった。
全くそれと正反対に
煩わしいと思うくらいドラマでは周りが一緒に子供を育てていく。
自分もこの広島の片田舎での生活を送っていたら、随分と違った人生を送っていたかも
と妄想する。


今このドラマを見ると、古い昔の懐かしい世界であり、映画の3丁目の夕日と同じ町内とのつながりで
素朴な人間らしい生活を見せてくれている。
ここまで生きてきてずるい人間になった自分の世間の世渡りの垢を、このドラマを観て
べりべりと剥がされていくような思いがする。





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