マイナス13度の毎日が続く。
体が気温の上下を感じ取りあと数日で3月になる。
2月は羽が生えているように飛び去っていくと言われているが
沢山の出来事をやり過ごすうちに後数日になってしまった。
毎週土曜日は東京へ通った。バスの往復をして住んでいる場所の厳しさを
より痛切に感じた。
今年は異常に寒い年だと皆挨拶がわりに口にする。
雪の壁は解けることがなく
黒い色に変色している。
寒いと言っても何も変わることがない。
3月は退職をする特別な月になる。
5年前は東京を去り、この信州へ移住してきたが
夢中で毎日を過ごしたので感傷的になることもなかった。
今度は本当に人生最後の退職日となる。
これも何だか気持ちに落ち着きがあり、やることはやったなと思える。
手に職があるのにやめるなんてもったいないと誰もが言うが体力にも気持ちにも限界はあり
違ったことに時間を使いたい。
半年後、何を思いながら暮らしているか?
楽しみを沢山見つけていきたいと強く思えるこの頃である。