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信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

小海線の旅

2008年09月13日 01時35分28秒 |  日記
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休みが降って湧いて、5連休になった。
もっとも夏休みがないままに働いたので、自分を許して頭のねじを思いっきり緩めることにした。
信州へ引越しして、気にかかっていた小海線の電車に乗ることにした。
昨年、ハイブリッド車になりフアンも多く、休日に乗ったら満席で立ち通しと聞いた。
それではと、金曜日のウイークデイで行こうと、始発の小淵沢に車を置いてと思ったがさて、駅の様子がわからず、では、よく知り得たいずれ住民になるであろう大泉の駅なら駐車する車も多くないので、40分ほどの道のりを出かけた。

甲斐大泉は小淵沢から2駅目で隣は清里だ。
10時過ぎの小諸行きの電車があり1時間に1本の運転で所要時間は2時間である。
小海線は山有り、田園有り、標高1,375メートルのJR最高地点の野辺山が有名である。
小淵沢から小諸まで駅は32もあり、車両は2両編成で、ウイークデイだから空いていると思いきや、大泉から乗ったら満席で立ち席になった。
やはり旅行客ばかりで、賑やかそのもの。

標高差があり八ヶ岳、川上村のレタス畑、松原湖、八千穂や臼田と次々と変わる景色に見とれ、段々気温が上がり真夏の様子になって来た。
佐久平近くになると全く田園風景で、諏訪や原村あたりの田園風景と全く違うことが判る。
12時になり小諸に着いた。
帰りの切符も買ったので一時間に1本しかない電車に乗り遅れると待ち時間が途方も無くなるので、帰りは13時半に乗ることにした。

小諸駅に降り立ったが、いやはや暑いわ、真夏のようにむっとしている。
小諸の町は変わった。40年前の学生時代に浅間山に昇り、そこから小諸に行き、懐古園を見学した。
島崎藤村にあこがれて、藤村の詩集を随分と読んだ。
しかし月日の流れは大きすぎて、新幹線が通り、旧小諸の市街地は寂れた。
商店街はシャッターが下りたお店が多く、旅行客はいないし、歩いている人も少ない。
武家屋敷など名所もあるが休館中と地図には断り書きがあり、懐古園以外見るべき場所も無い。
ただただ歩いたが何も収穫がない。見て廻るお店もない。
しかしお昼時であり、評判とされている、草笛というお蕎麦屋さんで蕎麦を食べる。
心の中では、これは自分の住んでいる地元のおっこと亭のほうがずっと美味しいではないかと思いながら・・・のことである。
懐古園の出店で秋明菊を買う。
これは以前から欲しかったもので何度植えても枯れてしまい、2株1,000円で掘り出し物だ。
小海線の旅のお土産は秋明菊とはいまいち良くわからない。

お昼のお蕎麦を食べて帰りの小海線はずっと寝ていた。眠くて眠くて周りのお客も皆かくんと頭を垂れて眠っている。

帰りは富士見高原のヒルサイドの温泉に入り、、風呂の中では色々と今日の旅を考えた。
信州は南北に長い県だがこうして電車に乗って眺めると随分と暮らし向きが違うことがわかる。
暑くてたまらなかったが、同じ信州でも小諸や佐久は自分の住みたい場所ではないことがわかった。
2年目で住み慣れたこともあるが、原村は自分の感性にあった場所なのであろう。

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