信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

1年が過ぎた・・・・

2008年11月01日 18時56分04秒 |  日記
信州へ移住してから勤め始めた今の勤務場所が昨日で1年目となった。
感慨深いものがある。
仕事に就いたのが幸運かどうか答えを見つける前に、兎に角初めの半年は自分の中での葛藤が強く、辞める?辞めない?の繰り返しで毎日が過ぎていった。
以前このことはこのブログにも書かせてもらった。
専門職であるが、慣れない土地で、全く経験の無い仕事に就き、意味もわからずマニュアルを覚える知力が着いていかず、自分を呪った。
けれど時間が解決してくれるもので、1年経った今、仕事も無理なく毎日異なる役割をこなすし、受診者から学んだ事柄も多いし、まあまあかなと思えるようになった。
60才を越えたら1年がとても短くなってきた。1年が半年くらいの時間に感じる。
たまたまこの1年の出来事があまりにも多すぎたため、そのように感じたのかもしれない。


昨夜、BSNHKで3時間もの長い番組を見てしまった。
途中あまりにも気持ちが良くうつらうつらもしたが、阿久悠の40年に渡る変化する時代と共にこの世に送り出した歌が流れた。
これほど沢山の歌が作られたのかと1曲1曲聞く度に感嘆する。
自分の20代から今まで全部ヒットした曲はまさに自分の人生を振り返るものばかりだった。
この曲のころの自分は・・・とすぐにその頃に戻れるからすごい。
長いと思う40年間であっても今となると思い出せるものは僅かで、圧縮されてしまっている。
ところが曲が流れると、ああそうそう、この頃はこんなことがあった、と深い海の底から浮かび上がってくるような思い出が湧き上がる。
何故かそれによって自分の人生を振り返ってみると、結構一生懸命やって来たではないかと思う部分もあった。
再就職しての1年間はきつかったが、これまでの長くやって来た過去と比べると、たったこれだけではないかと思うことにした。
阿久悠の特集番組はナレーターが緒方拳であり、(8月に製作した)
いずれも今は2人ともこの世を去り、残した功績は偉大なものだ。
今朝朝刊で連載の寅さんの記事を読んだが、亡くなってもう14年も経つのにまだ記事が出ると飛びついて読んでしまう。
沢山の人に影響を与え、心の中に住み着いている人だ。
番組の最後に河島永五の歌で締めくくったが時代遅れの男になりたいという詩に自分のこれからの生き方を示され、とてもズンと心に響いた。
目立たぬように、はしゃがぬ様に、地味な生き方であれと。

1年半、信州便りというブログを書き続けてきたが、最近、別なブログに記事を作り始めた。
スタイルも違うし、写真も違う。変化する自分を見つめながら新しいブログに書き残して行こうと思っている。
暫く信州便りはお休みいたします。
八ヶ岳は、この数日で雪が降り、横岳の頂上はうっすら白くなった。
朝晩の気温差も大きくなり、昨日の朝、犬の散歩で手袋が欲しいと思ったが気温は1度だった。冷たいはず・・・。

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