やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

アカタテハ(富山市)

2020-07-21 09:19:01 | 昆虫類

午後の犬との散歩から帰ってくると、庭のスカビオーサ(マツムシソウの仲間)の花でアカタテハが蜜を吸っていました。風が強く花が揺れるので、写真がブレています。

(アカタテハとヒメアカタテハとは、色合いや斑紋がはっきり違うので見分けが簡単なはずなのに、いつも見分けに自信がなくなってしまいます…。)


《風で揺れるスカビオーサの花で蜜を吸うアカタテハ 2020/07/18》


《風で揺れるスカビオーサの花で蜜を吸うアカタテハ 2020/07/18》

※ 2020/07/19の夕方、テラスで寛いでいるとき、モンキアゲハが悠然と飛んできて、少しの間庭を飛び回っていましたが、写真には撮れませんでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コオニヤンマ(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2020-07-20 17:28:22 | 昆虫類

ミズバショウ苑は小さな谷間に設けられ、幾段かに分かれています。その段差の斜面などに植えられた(?)シモツケに、オニヤンマではない黒と黄色の大きなトンボがとまっていました。とりあえず1枚。ズームで2~3枚撮ってから、角度を変えて撮ろうと動いたとたん、飛んで行ってしまいました(こんな時、もう少し慎重に動けばよかった、といつも後悔します)。

帰宅して写真を見ると、コオニヤンマでした。名前にヤンマと付きますがヤンマの仲間ではなく、サナエトンボの仲間です。サナエトンボ科の中で日本最大の種で、体の大きさに比べて頭が小さく、後脚が長いのが特徴です。(ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/コオニヤンマ』参照2020/07/20)

『富山県のトンボ』(2004)によると、コオニヤンマは、富山県では1972年以来一時的に記録が途絶えていたものの、1982年に小矢部市で生息が確認され、現在では県下に広く分布して個体数も多いとのことです。ちなみに、私にとっては、見たのも写真に撮ったのも初めてで、もう少し慎重に撮ればよかったと改めて悔やんでいます。


《シモツケにとまっていたコオニヤンマ 2020/07/19》


《シモツケにとまっていたコオニヤンマ 2020/07/19》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エゴノキタケ(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2020-07-20 12:53:04 | キノコ

梅雨時は、秋霖の時期に次いでキノコの発生が多い時期です。樹木園でもキノコはたくさん見られますが、同定ができないので、紹介できるものはわずかです。

エゴノキタケは「ひだ」が粗いなど特徴的な姿形をしているため、同定しやすいキノコで、エゴノキ属の枯れ木などに生えます。


《粗いひだが特徴的、エゴノキに生えたエゴノキタケ(赤で囲んだのはエゴノキの実) 2020/07/19》


《粗いひだが特徴的、エゴノキタケに生えた 2020/07/19》


《エゴノキタケの傘の表面の環紋 2020/07/19》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒグラシ♂(吸汁)(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2020-07-19 22:42:55 | 昆虫類

朝から晴天、今日の午前中は樹木園でゆっくり過ごそうと、8時前には駐車場に着きました。ところが、それほど写していないと思ったのに、またまた、またまた電池切れ。呆れてモノも言えません。カメラが使えないのに絶好の場面に出会うと悔しいので、1時間ほどしか経ちませんが家に帰りました。カメラなし、自分の眼だけで自然を楽しめないなんて、本末転倒です…。

あちこちからニイニイゼミの鳴き声が聞こえ、蝉の季節になりました。いつも見て回るヤマナラシの根元近く、朝陽を受けてヒグラシがとまっていました。近づいて写真を撮っても、逃げません。調子に乗って、日陰にして鮮明な写真を撮ろうと、太陽を遮るように動いて、逃げられてしまいました。あとで写真を見ると、一心不乱に樹液を吸っていました。


《ヤマナラシの根元近くにとまっていたヒグラシ♂ 2020/07/19》


《ヤマナラシの根元近くにとまっていたヒグラシ♂ 2020/07/19》


《ヤマナラシの樹液を吸っていたヒグラシ♂ 2020/07/19》


《ヒグラシ♂が根元近くにとまっていたヤマナラシ 2020/07/19》

※ 樹木園で思わず見上げた樹(き)の、いくつかです。大きな樹は、いいものです。何とも言えません。
  「ミズメ」はカバノキ科の高木で、別名ヨグソミネバリ(夜糞峰榛)、アズサ(梓)、ミズメザクラ。枝を折るとサリチル酸メチル(サロメチール)の独特の香りがします。(ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/ミズメ』参照2020/07/19)ちなみに、天皇陛下御即位記念の500円硬貨に描かれた今上天皇の「お印」は、この梓(あずさ)です。


《ウワミズザクラ 2020/07/19》


《ダケカンバ 2020/07/19》


《ミズメ 2020/07/19》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カブトムシ♀(富山市小杉)

2020-07-19 14:03:50 | 昆虫類

この日も、雨の止み間に2時間ほど近くをポタリング。県道が地鉄上滝線の下をくぐるアンダーパスのトンネルの入り口の壁に、黒い大きなものを発見。下り坂で自転車のスピードが出ていたので急ブレーキをかけ、おりて見ると、カブトムシの♀でした。


《アンダーパスのトンネルの入り口の壁にとまっていたカブトムシ♀ 2020/07/18》


《アンダーパスのトンネルの入り口の壁にとまっていたカブトムシ♀ 2020/07/18》


《アンダーパスのトンネルの入り口の壁にとまっていたカブトムシ♀ 2020/07/18》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エダナナフシ(富山市[細入村]割山)

2020-07-18 19:16:41 | 昆虫類

年をとると、トイレがいっそう近くなります。目的地の天湖森まであとほんの数分というところで、したくなってしまいました。山の中で、車もまったく通らない時間帯だったので、車を停めて用を足しました。

車から降りたついでに、少しだけ路傍の草木を見て歩きました。

おかげで、ウリハダカエデの葉とまっていたエダナナフシに出会うことができました。このあたりの雑木林は、ナナフシに出会うことが多いような気がします。


《ウリカエデの葉にとまっていたエダナナフシ 2020/07/17》

※ 市立図書館から7月18日(土曜日)に借りだしてきた本です(妻の本も含まれています)。
   1 『里山の地衣類ハンドブック』(柏谷博之ほか著)
   2 『花と昆虫のしたたかで素敵な関係』(石井博著)
   3 『ずかんさなぎ』(鈴木知之著)
      4 『里山・雑木林の昆虫図鑑』(今井初太郎著)
   5 『おこりんぼうーひと言申し上げたいー』(林望著)
   6 『連続テレビ小説エントリー(上)』(清水友佳子ほか著)
   7 『じっちゃんはゆうれいになった』(吉田道子著)
   8 『イギリスアンティーク手帖』(佐々木ひとみ著)
      9 『Record Covers in Wadaland 和田誠レコードジャケット集』(和田誠著)
    10 『つみくさ薬効料理』(篠原準八著)
    11 『論よりダンゴ』(山藤章二著) 
    12 『ヴィラデスト菜時記ー暮らしの輪郭線ー』(玉村豊男著)
  図書館から本を借りてきて、恥ずかしくなりました。№11、№12の2冊です。№11の『論よりダンゴ』(山藤章二著)は、4月に借りてきておもしろく読んだばかりの本です。№12の『ヴィラデスト菜時記ー暮らしの輪郭線ー』(玉村豊男著)にいたっては、買って持っていて何度も読んでいた本でした。どんな本の読み方をしているんでしょうか、私は…⁈

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モモスズメ(割山森林公園「天湖森」/富山市[細入村]割山)

2020-07-18 09:16:48 | 昆虫類

「午前中の降水確率は10%」などとなると、どこかへ出かけたくなります。行きたい所はたくさんあります。特に呉西(富山県の西半分、県のほぼ中央にある呉羽丘陵より西側)や有峰などには行きたいのですが…。脳梗塞での入院歴2回の前科?があり、左半身に麻痺が残り身では、天候、体力、気力、時間以外に、迷惑と心配をかけた(今もかけている)家族の了解がないと出かけられません。

というわけで、昨日は車で30分ほど、岐阜県境に近い割山森林公園「天湖森」(旧細入村)に半日出かけました。

公園の縁の林などをぶらぶら歩いて、ログハウスの裏の斜面を登ろうとしました。ほんの10mほどの斜面なので、身体の都合が悪くなる前ならサッサと登れた(はずの)ところです。ところが、こんな斜面に大苦戦。何度かひっくり返りそうになるやら、足は動かないわで散々の目にあい、最後は這うようにして登りました。(こんな調子なので、好きだった山登りはとうていできません。)

でも、この斜面の途中に、何か変なものを見つけました。説明できませんが、とにかく変なのです。よく見ると、草の茎に薄茶色の何かがつかまっていて、その重さで茎が大きく曲がっているのです。とにかく、ズームで写真を撮ってから、正面から見るため上に回り込みました。スズメガの仲間です。羽化したばかりなのか、きれいな個体です。

帰宅してから『日本の昆虫1400』で調べると、モモスズメのようです。前翅の下になっていて見えませんが、後翅は桃色だそうです。幼虫が食べるのはバラ科の植物などです。


《草の茎につかまっていたモモスズメ 2020/07/17》


《草の茎につかまっていたモモスズメ 2020/07/17》


《草の茎につかまっていたモモスズメ 2020/07/17》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キイロスズメ(終齢幼虫)(富山市太田南町)

2020-07-17 20:59:35 | 昆虫類

北陸自動車道のフェンスは、いろいろな蔓植物がからまっていて、身近な生きものウオッチングには最適の場所です。この場所のフェンスはノブドウを主体に、ヘクソカズラなども混生しているので、葉を食べるもの、蜜を吸うもの、集まってくるものを食べるものなどいろいろな生きものを見ることができます。

ここで07/14にスキバホウジャクを見かけましたが、うまく撮れませんでした。今度こそと、ここを通るたびに注意して探しています。

この日も、(散歩している犬には少し我慢してもらって)時間をかけて探していると、フェンスの金網を白緑色の何かが動くのを見つけました。尾角がある大きな芋虫なので、スズメガの幼虫です。

『イモムシハンドブック③』を見て、「尾角は短く腹側に湾曲」「第1腹節に楕円の白色紋」「第2腹節にごく小さな白色紋」などの特徴があることから、キイロスズメの幼虫だとわかりました。幼虫の食草は、ヤマノイモ、オニドコロなどヤマノイモ科の植物です。


《フェンスの金網で見つけたキイロスズメの幼虫 2020/07/15》


《フェンスの金網で見つけたキイロスズメの幼虫 2020/07/15》

※ フェンスで見つけたカラスウリの蕾を持ち帰って花瓶にいれておいたところ、夜になってレースのように繊細な花(完全ではありませんが)が咲きました。 


《夜になって咲いたカラスウリの花 2020/07/16》


《カラスウリの蕾 2020/07/09》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モンキアゲハ(吸水)(富山市新屋)

2020-07-16 22:03:10 | 昆虫類

今日は、久しぶりに雨が降らないようなので、午前中、北陸自動車道に沿った道の自転車散歩(「ポタリング」)を楽しみました。予想以上の晴天で、顔や腕が日焼けしたほどです。

帰り道、側溝からあふれた水が滲み出しているアスファルトで、モンキアゲハ♂が水を吸っていました。


《アスファルト舗装した車道で吸水するモンキアゲハ♂ 2020/07/16》


《アスファルト舗装した車道で吸水するモンキアゲハ♂ 2020/07/16》


《アスファルト舗装した車道で吸水するモンキアゲハ♂ 2020/07/16》


《アスファルト舗装した車道で吸水するモンキアゲハ♂ 2020/07/16》


《アスファルト舗装した車道で吸水するモンキアゲハ♂ 2020/07/16》

※ 『幽霊の正体見たり枯れ尾花』、ちよっと譬えが違いますが、生きものの姿を叢の中などに探していると、枯葉を生きものと間違うことがよくあります。『病膏肓に入る』、これもちょっと違いますが…。


《葉の奥に蛾がいるように見えましたが…》


《正体は枯葉でした》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒグラシ(羽化殻)(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2020-07-16 12:01:25 | 昆虫類

ニイニイゼミを今年初めて見たのと同じとき、薄暗い雑木林の中をうろうろ歩いていると、何かが翅をばたつかせる音が聞こえてきました。何かと思って音のする方に行くと、30㎝ほどのエノキ?の枝に、セミの羽化殻がついているのが目にとまりました。この羽化殻に気をとられ、何枚か写している間に、翅音の主(と思われるもの、ヒグラシ?)は飛んで行ってしまいました。

羽化殻には光沢があり、姿かたちからはヒグラシのものです。その後、あちこちでヒグラシの羽化殻を見つけ、足元から飛び立つものも見ましたが、この日「カナカナ、……」の鳴き声は聞けませんでした。

ちなみに、ウェブサイト『平塚市博物館/セミのぬけがらの見分け方』には、よく似たツクツクボウシの羽化殻との比較が載せられていました。
  ヒグラシ     光沢あり 触角第4節は第3節より長い
  ツクツクボウシ  光沢なし 触角第4節は第3節より短い


《エノキ?の枝ついていたヒグラシの羽化殻 2020/07/13》


《エノキ?の枝ついていたヒグラシの羽化殻(触角第4節は第3節より長い) 2020/07/13》


《萌芽した根元近くのスギの葉についていたヒグラシの羽化殻(触角第4節は第3節より長い) 2020/07/13》


《萌芽した根元近くのスギの葉についていたヒグラシの羽化殻(触角第4節は第3節より長い) 2020/07/13》

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニイニイゼミ(羽化)(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2020-07-15 06:01:29 | 昆虫類

ニイニイゼミを今年初めて見た後、もう少し近くで見たいと、キャンプ場にある木の幹を見て回りました。何本かの木からはニイニイゼミが驚いて飛び立ちましたが、写せません。そうこうするうち、入口付近にあるサクラの木の根元付近で、羽化してそれほど時間がたっていないニイニイゼミをみつけました。そばには、羽化殻がありました。


《サクラの木の根元近くで羽化していたニイニイゼミ 2020/07/13》


《サクラの木の根元近くで羽化していたニイニイゼミ 2020/07/13》

※ 朝から降り続いていた雨の止み間に、家庭菜園の収穫。インゲン、キュウリ、トマト、賀茂ナスとともに、我が家では今年はじめてのオクラが1本採れました。オクラを早まって(焦って)植えてしまい、今年も2回枯らしてしまいました。これは、3回目に植えたものです(教訓…オクラは気温が十分高くなってから植えることデス)。さっそく、「オクラ冷ややっこ」を食べました。


《雨の止み間の収穫 2020/07/14》


《夕食の「オクラ冷ややっこ」(下は「賀茂ナスの味噌田楽」)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニイニイゼミ(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2020-07-14 09:05:14 | 昆虫類

午前中だけ雨が降らないという予報だったので、久しぶりに(前回は20日ほど前の06/24です)猿倉山にでかけてきました。「山」といっても、標高は345mです。

今にも降り出しそうな曇り空のもと、とぎれとぎれにニイニイゼミの鳴く声が聞こえてきます。キャンプ場のあたりを徘徊していると、足元から何かが飛び出し、公衆便所の壁にとまりました。近寄ってみると、ニイニイゼミでした。今年初めて見るセミです(ハルゼミは声だけで結局姿は見られず仕舞)。灰緑色っぽく見えました。


《公衆便所の壁にとまったニイニイゼミ 2020/07/13》


《公衆便所の壁にとまったニイニイゼミ 2020/07/13》


《公衆便所の壁にとまったニイニイゼミ 2020/07/13》

※ 昔、 何十年も以前に仕事関係の講習会で聞いた話です。聞き違えや記憶違いがあるかも知れません。講師の方によると、(私の関係していた仕事では)「例えば、自分がある事柄の専門家になることより、ある事柄の専門家は誰なのかを知ることの方が大切で、労力に対して得られる情報量は何倍にもなる」というような趣旨だったと思います。
  このような習癖が身についた所為(言い訳です…)でしょうか?例えば生きものの名前を知りたいときも、つい誰かに教えてもらおうと思ってしまいます。残念ながら、今はそういう都合のよい人が周りにいないので自分で調べることになりますが、専門的知識がないのであちこちで行き詰ってしまいます。
  こうして、私には名前の分からない生きもの写真がたまり続け、このブログで紹介できるのは同じような生きものばかりになってしまいます。『「ふつう」と思われている生き物を記録しておくことが大切』という趣旨からすればそれでいいのですが…。少し歯がゆくなります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビロードスズメ(富山市太田南町)

2020-07-13 11:56:18 | 昆虫類

北陸自動車道に設けられたカルバートボックスの壁に、ビロードスズメがとまっていました。

幼虫の食草はツタやヤブカラシ(ブドウ科)などなので、近くで発生したものと思います。幼虫は、全体に鱗状の模様があるうえ、体の前方に眼状紋があってそのあたりが膨らんでいるので、ヘビに似ています。

「幼虫を一度見てみたい…」と書こうとして、思い直しました。以前に幼虫を見ているのでは…?すぐに、「ビロードスズメ」「幼虫」「富山」で検索すると、出てきました。幼虫は見ていませんが、同じようなブログを書いていました。

『ビロードスズメ(富山市)2017/06/11 …ビロードスズメの幼虫は、オオマツヨイグサ、ヤブカラシ、ツタなどの葉を食べます。体色は淡褐色や黄緑色など変異がありますが、体の前方が膨らんで眼状紋があり、しかも全身に鱗状の模様があるためヘビに似ているそうです。付近にはマツヨイグサの仲間も生えているので、幼虫も探してみたいと思います。』 

なお、「ビロードスズメ」でなくて「ビロウドスズメ」ではないかと、昆虫目録データベース(MOKUROKU)で確かめましたが、「ビロードスズメ」でした。


《北陸自動車道のカルバートボックスの壁にとまっていたビロードスズメ 2020/07/11》


《北陸自動車道のカルバートボックスの壁にとまっていたビロードスズメ 2020/07/11》


《北陸自動車道のカルバートボックスの壁にとまっていたビロードスズメ 2020/07/11》

※ 今回の花は、庭で咲いている「クレマチス」です。フェンスにからませているので、蔓が曲がりくねっています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クロアゲハ(終齢幼虫)(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)(蛹化)(羽化)(飼育)

2020-07-12 11:50:29 | 昆虫類

「ヒト」はミスをする生きものです。今回、二つの明らかなミスをしてしまいました(ここでこれから書くことの中にも、これまでに知ったかぶりをして書いたものの中にも、赤っ恥のミスがあるかも知れません)。

駐車場から雑木林に入ってすぐのところに生えている1mほどの若いカラスザンショウの葉に、アゲハの仲間の終齢幼虫を見つけました。葉には、食痕があります。一見してアゲハ(ナミアゲハ)でないことはわかり、モンキアゲハだと思い込んでしまいました。


《(モンキアゲハと思い込んでいた)クロアゲハの終齢幼虫がついていたカラスザンショウの若木 2020/06/16》


《(モンキアゲハと思い込んでいた)クロアゲハの終齢幼虫がカラスザンショウの葉に残した食痕 2020/06/16》


《カラスザンショウの葉にとまる(モンキアゲハと思い込んでいた)クロアゲハの終齢幼虫 2020/06/16》


《カラスザンショウの葉にとまる(モンキアゲハと思い込んでいた)クロアゲハの終齢幼虫 2020/06/16》

羽化させようと、この終齢幼虫を自宅に持ち帰り、100円ショップで買ったプラスチック製容器に入れて飼育しました。いっしょに持ち帰ったカラスザンショウの葉は、すぐに萎れてしまったので、庭のユズの葉を与えました。なんとなく元気のない幼虫でしたが、2020/06/26にユズの茎で前蛹となり、翌06/27には蛹化しました。


《前蛹になった(モンキアゲハと思い込んでいた)クロアゲハ 2020/06/27》


《蛹化した(モンキアゲハと思い込んでいた)クロアゲハ 2020/06/27》

しばらくは、プラスチック製容器のまま様子をみていましたが、羽化したときに翅を広げるスペースがないので、テラスの柱に蛹をつけた茎を張り付け、観察することにしました。この蛹、なかなか羽化する気配をみせてくれず、途中で死んでしまったのではないかと思うようになりました。そのうち、2020/07/11には蛹の上半分ほどが黒ずんできたので、「やっぱり(死んでしまったか!)」と思ってしまいました(出来上がった翅が透けて見えて黒くなったことに気づきませんでした)。明日、ほかのものといっしょに処分つもりでした。


《(モンキアゲハと思い込んでいた)クロアゲハの蛹の様子 2020/07/03》


《(モンキアゲハと思い込んでいた)クロアゲハの蛹の様子 2020/07/11》

ところが、早朝、庭でキュウリやシソ(アドバイスをいただいてから毎食3枚食べるようにしています)を採って、部屋に戻ろうとして、ビックリです。蛹をつけておいたところに黒いものがいるのです。「あっ、羽化している!」死んでいなかったのです。しかも、都合の悪い(?)ことに、モンキアゲハにしてはかなり小さい気がします。近寄ってみると、モンキアゲハではなく、クロアゲハの♀でした。


《羽化していたクロアゲハ♀ 2020/07/12》


《羽化していたクロアゲハ♀ 2020/07/12》


《羽化していたクロアゲハ♀(庭のエゴノキに放したところ) 2020/07/12》

言い訳になりますが、クロアゲハとモンキアゲハの終齢幼虫はよく似ていて、見分けるのがむつかしいそうです。

ウェブサイト『晶子のお庭は虫づくし/アゲハの幼虫について(見分け方)』には、アゲハの仲間の幼虫などの見分け方がわかりやすく書かれていました。幼虫については、モンキアゲハの幼虫は「第6腹節側面の斜帯は後縁で一度消失し、再び背中線の両側に平行に並ぶ短縦線となって現れます。第4、5腹節についても通常は背面で相接しません。(模様が交わらない)」とのことで、私が見た幼虫は、明らかに相接していました。また、モンキアゲハの蛹は「蛹の腹面の湾曲が強く、…側面から見た腹側線の体中央における屈折は90~100度程度で日本産の蝶の仲間ではその屈折がもっとも著しい。」とのことで、蛹化した蛹はそれほど屈折していませんでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マドガ(富山市[大山町]東黒牧)

2020-07-12 08:06:05 | 昆虫類

雑木林の一画を切り開いた小さな駐車場があります。ここに車をとめ、林の縁を「何かいないか?」と一回り。下草に小さな黒っぽい虫がとまっていました。近寄ってみると、蛾です。

帰宅して、『ポケット図鑑日本の昆虫1400①』で調べると、マドガでした。マドガは、黒地に白紋、昼間に活動する小さなガです。幼虫の食草はボタンヅル(キンポウゲ科)。写真をよく見ると、マドガがとまっていたのは、ボタンヅルの葉のようです。


《ボタンヅルの葉にとまるマドガ 2020/07/08》


《ボタンヅルの葉にとまるマドガ 2020/07/08》 

※ 市立図書館から7月11日(土曜日)に借りだしてきた本です(妻の本も含まれています)。
   1 『くらべてわかる甲虫1062種』(町田龍一郎監)
   2 『まあ、そこへお坐り』(山藤章二著)
   3 『英国アンティーク夢譚』(佐々木ひとみ著)
      4 『今さら聞けない料理のこつ』(有元葉子著)
   5 『とうふやのかんこちゃん』(吉田道子著)
   6 『素敵に彩る小さな庭づくり』(E&Gアカデミー監)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする