やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

ゴマダラカミキリ(富山市関)

2020-07-11 08:46:04 | 昆虫類

北陸自動車道に沿った道の路肩に生えている植物も季節によって変遷があり、最近、ススキの葉が大きくなってきました。それにつれて、自然とススキの葉にも(何かとまっていないか?)注意するようになってきました。

ススキの葉上に飛び立とうとするゴマダラカミキリを見つけたのは、こんな時です。犬を連れ、カメラはウエストポーチの中。急いで犬のリードを足で踏み(走り出して交通事故などにあわないよう)、カメラを取り出し、連写にセット。そうこうしているうちに、ゴマダラカミキリは飛び立ちましたが、幸いにも不器用に少しだけ飛んでススキの葉叢の中に落下しました。落ちたあたりを探しましたが、見つかりません。仕方がないので、散歩の帰り(往復コースです)にもう一度確認することにしました。

いつもの散歩を終え。犬を車に残して、ゴマダラカミキリを見にいきました。いました。見失ったあたりのススキの葉にの上にとまっています。今度は準備万端、(よく写真集んどに出ている)飛び立つ決定的瞬間を撮ってやろうと待ち構えましたが、一向に飛ぶ気配がありません。ススキの葉でちょっかいをかきましたが、微動だにせず。せっかちな性分、5分ほどで諦めてしまいました。

ゴマダラカミキリは、大型のカミキリムシ。前翅は光沢のある黒色に白い斑点が並んでいてよく目立つので、同定オンチの私でも、間違うことはない(?)のです。食樹も広範であるため都市部の街路樹、庭木、公園樹木でもよくみられ、国産カミキリムシ中で最もよく知られる種の一つです。(ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/ゴマダラカミキリ』参照2020/07/11)


《ススキの葉上にとまり飛び立とうとしてくれないゴマダラカミキリ 2020/07/09》


《ススキの葉上にとまり飛び立とうとしてくれないゴマダラカミキリ 2020/07/09》

※ ゴマダラカミキリには、思い出があります。小学校にあがる前後のころでしょうか、当時は周りに緑のほとんどない100万都市の下町に住んでいました。私が虫好きなことを知ったオヤジ(H3に79歳で亡くなるまではずっと「お父さん」でした)の職場の人がとってきてくれたのが、このゴマダラカミキリでした。もちろん、私にとっては新種でした(私には幸か不幸か「新種」がいっぱいいます)。ですから、ゴマダラカミキリには旧知のような親しみがあります。

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ノコギリカミキリ♀(富山市[大山町]東黒牧)

2020-07-10 10:01:07 | 昆虫類

雨の止み間に、ちょっと自然とのふれあいに出かけました。下刈りされた雑木林も、早春のあの明るい林とは違い、葉が広がって薄暗くなっています。おまけに雨模様。

ぶらぶら歩いていると、林の中の細い枯れ枝を無造作に集めたところに、何かがとまっているのに気づきました。

少し近寄ってみると、太く大きなカミキリムシの腹側のようです。大きく迂回して背側からみると、黒くてがっしりした体型のノコギリカミキリの仲間です。木屑のようなものが体に付いているので、羽化して間もない個体ではないでしょうか?。

後日、写真で確認すると、「触角第3節は第1節より明らかに細い」「触角は12節」「第12節の外周はなめらかで凹みはない」ことから、ノコギリカミキリの♀だと思います。


《細い枯れ枝につかまっていたノコギリカミキリ♀ 2020/07/08》


《細い枯れ枝につかまっていたノコギリカミキリ♀ 2020/07/08》


《細い枯れ枝につかまっていたノコギリカミキリ♀ 2020/07/08》

※ 図書館から借りてきた玉村豊男著『人生を豊かにするモノ』を読み終えました。2002年発行、20年近く前の本です。カバーにはこう紹介されています。「人生それぞれの場面で幸せをくれたモノたち。同じ空間でともに暮らすモノたち。どれもが、かけがえのない人と時間にまつわる物語を持っている。エッセイの達人が、モノに自らの人生を投影させて滋味深く描く。」
  本を読み終え、妻に「俺には自らの人生を投影させるようなモノは何もない‼」と呟くと、「冗談でしょ。カメラだって、捕虫網だって、自転車だって、ハモニカだって、山のようにある本だって。何だってあるでしょ。」と言われてしまいました。そうです。人様にお見せできるモノは何もありませんが、私を慰め、幸せをくれるモノたちは身の回りにあふれてしまっています。
  玉村さんは、本の中でこう言っています。「こうして、あるときから私はさまざまなモノの存在をいつくしんで許すようになり、それ以降モノたちはとめどなくふえていくことになった…。」


《玉村豊男著『人生を豊かにするモノ』》


《愛用のマグカップ(違いのわかるインスタントコーヒーから冷たい麦茶までこれ一つで…)》


《「何か忘れていなイッ?」モノではありませんが幸せをくれる愛犬クッキー》

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ツマグロバッタ(富山市新名)

2020-07-09 12:45:35 | 昆虫類

北陸自動車道に沿った道の路肩に生えているススキの葉に、ツマグロバッタがとまっていました。

ツマグロバッタは、翅端と後脛節の黒色部分がよく目立つバッタで、♂は鮮やかな黄色、♀は淡褐色です。丈の高い草が茂る湿った草原などで見られます。


《ススキの葉にとまっていたツマグロバッタ♂ 2020/07/05》


《ススキの葉にとまっていたツマグロバッタ♂ 2020/07/05》

※ 北陸自動車道の盛土法尻のフェンスには、いろいろな蔓植物がからんでいて、花や実、それらにくる虫たちを見ることも楽しいものです。このフェンスに、キカラスウリの花が咲き残っていました。日没後から開花し翌朝日の出前には萎むカラスウリの花とちがい、キカラスウリの花は同じように日没後から開花しますが、翌日日の出後も開花し続けています。


《日の出後も開いているキカラスウリの花 2020/07/05》


《日の出後も開いているキカラスウリの花 2020/07/05》

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テングチョウ(羽化)(飼育)

2020-07-08 17:26:52 | 昆虫類
2020/06/06のブログ『テングチョウ(幼虫)(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)』で紹介したテングチョウの幼虫を2匹、自宅に持ち帰って飼育していました。
 
そのうち1匹は06/27に薄褐色の蛹になり、07/06に(気づかないうちに)羽化していました。
残りの1匹は06/29に薄緑色の蛹になり、昨日07/07の夕方5時ころ、茶褐色の翅が透けて見えてきたのに気づきました。絶好のチャンスだから今回こそ「羽化の瞬間に立ち会わねば…」と、意気込んで観察していましが、日が暮れても羽化しません。それから延々と待ちましたが、実際に羽化を始めたのは日付が変わった翌8日の午前2時を過ぎてからでした。1分ほどで完全に蛹から抜け出し、ぐるぐる回転しながら翅を伸ばして5分後にはほぼ翅を伸ばし終えました。
 
私は、ほぼ完全な朝型人間。70数年の人生で、受験勉強でも仕事でも、徹夜したことは数えるほどしかありません。12時を過ぎてから寝ることも稀で、ふつうは9時から遅くても11時までに寝ています。それが、この日は午前2時半を過ぎてからの就寝。寝不足感の影響は1週間ほど残りそうです。
 

《翅が透けて見えてきている蛹 2020/07/07 16:56》


《成虫の姿全体が透けて見えてきている蛹 2020/07/07 21:23》


《成虫の姿全体が見えてきている蛹 2020/07/07 23:42》


《蛹から出始めたテングチョウ 2020/07/08 02:21》


《蛹から出てくるテングチョウ 2020/07/08 02:21》


《蛹から完全に抜け出たテングチョウ 2020/07/08 02:22》


《ぐるぐる回転しながら翅を伸ばしていくテングチョウ 2020/07/08 02:22》


《はぼ完全に翅を伸ばしたテングチョウ 2020/07/08 02:27》

※ 今回の花は、庭で咲いている「アガパンサス」です。アガパンサスは、南アフリカ原産のヒガンバナ科(アガパンサス科やユリ科とされることも)の半耐寒性多年草で、花期は6~ 7月です。

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ウラナミアカシジミ(富山市婦中ふるさと自然公園/富山市[婦中町]新町)

2020-07-07 12:09:45 | 昆虫類

林に囲まれて、以前は耕作していたそう広くない畑地の跡があります。ここは、いろいろな昆虫がいたので、以前は足繁く通っていました。

久しぶりに訪れると、どうしてなのか、以前のような「生きものの活気にあふれている」感じがありません。それでも、林との境の方にいくと、林の梢あたりからオレンジ色の蝶がひらひら下りてきて、近くの茂みにとまりました(近いといっても高さは3mほど、近寄ることはできません)。ズームで撮ると、翅の裏がオレンジ色で黒色の縞模様があるウラナミアカシジミでした。少し傷んでいるので、羽化してから時間が経っています。


《林の梢のあたりから下りてきて茂みにとまったウラナミアカシジミ 2020/07/03》


《林の梢のあたりから下りてきて茂みにとまったウラナミアカシジミ 2020/07/03》


《林の梢のあたりから下りてきて茂みにとまったウラナミアカシジミ 2020/07/03》

※ 連日の雨、「庭作業」も「自然とのふれあい」も「自転車散歩(ポタリング)」もできません。半屋外のテラスでゆっくり足を伸ばし、強くなったり弱くなったりする雨音を聞きながら、図書館から借りてきた本を読んでいます。森下典子さんのエッセイ『好日日記ー季節のように生きるー』は、二度目を読み終えました(私は本をじっくり読むことはできず、ほとんど流し読みなので、早く読み終わります。でも、内容はほとんど頭に残りません。ですから、何度でも初めてのように読むことができます)。
  この本は、「お茶の稽古」とあわせた「季節のめぐり」、いや「季節のめぐり」にあわせた「お茶の稽古」についてのエッセイです。二十四節気にごとに数ページにまとめられているので、読みやすく、どこから(どこを)読んでもいい内容。季節(の変化)への繊細な感覚がさわやかな読後感を与えてくれます。(流派のこだわりの「お茶」には抵抗がありましたが、この本を読んでいると、季節を味わう「お茶もいいな」とふと思い、読み終えてから妻と久しぶりに煎茶を飲みました。)


《雨音を聞きながらテラスで図書館から借りてきた本を読んでいます》


《ゴーヤの葉についた雨滴》


《雨に濡れたゴーヤの雄花》

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ヒラタグモ?(富山市横内)

2020-07-06 14:28:54 | クモ類

このあたりの北陸自動車道のトンネルには、コンクリートの壁面に長径3~4㎝の「白い楕円状のもの」がいくつもついているところがあります。ジョロウグモの卵のうのようなものではないのか?と思い込んでしまって、気にはしつつよく確かめもしませんでした。

ところが、この日、この白いもののそばに黒っぽいクモがいたのです。手を伸ばしてやっと届くほどの高さだったので、なんとか写真を撮りましたが横からだけ。こちらの気配に感じて白いものの中に入ってしまいました。

帰宅してから、写した写真をもとに、図鑑(『クモハンドブック』『日本のクモ』)で該当するクモがいないか、ざっと調べましたが、よくわかりません。それなら長期戦でと、今度はテラスで足を投げ出し、『日本のクモ』を1ページずつ丹念に見ていきました。335ページの図鑑の87ページ目のところで、「これじゃないか?」というクモに出会いました。ヒラタグモです。私の写した横からの写真からは、上から写してある図鑑の写真を想像はできませんが、説明文と「住居と網」の写真は、まさしく調べていたクモと一致します。

『日本のクモ』にはヒラタグモについて、次のように書かれています。「人家、神社…など建造物の周囲に好んで生息。壁、塀の表面や…などに白色の円盤状の住居を作る。住居の周囲には放射状に10~20㎝の長さの数本の受信糸を引く。昆虫が受信糸に触れると、住居から飛び出し、腹部をもち上げて第4脚で大量の糸を引き出し包み込んで捕らえる。」

今度は、住居にいるはずのクモを外へ出して、図鑑のような上からの写真を撮って確かめたいと思います。


《周囲に放射状に数本の受信糸が引かれたヒラタグモ?の円盤状の住居 2020/07/05》


《住居から飛び出し獲物を捕らえるヒラタグモ? 2020/07/05》


《住居に逃げ込んだヒラタグモ? (赤)と獲物(黄)2020/07/05》


《ヒラタグモ?に捕らえられた獲物 2020/07/05》

※ 今回の花は、庭で咲いている「ハンゲショウ」です。ハンゲショウは、七十二候の1つ「半夏生」(はんげしょうず)(毎年7月2日とろ) のころに咲くことから名づけられたとも言われています。

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マイマイガ♀(富山市婦中ふるさと自然公園/富山市[婦中町]新町)

2020-07-05 15:29:16 | 昆虫類

「何かいないか?」と怪しげに園路脇の標識の裏側を覗くと、中型の蛾が翅をたたんでとまっていました。羽化して間もない感じです。草の茎に掴まらせて近くの木の幹にとめて翅を広げたところを見ると、マイマイガの♀でした。

今年は(大発生とまではいかないにしても)マイマイガの幼虫が多かったように思います。この日も、マイマイガ(「舞舞蛾」)の名の由来のとおり、あちこちで♂がヒラヒラと飛び回っていました。


《標識の裏側に翅をたたんでとまっていたマイマイガ♀ 2020/07/03》


《標識の裏側に翅をたたんでとまっていたマイマイガ♀ 2020/07/03》


《移動させた幹の上のマイマイガ♀ 2020/07/03》

※ 市立図書館から7月4日(土曜日)に借りだしてきた本です(妻の本も含まれています)。
   1 『蛾の生態標本図鑑』(今井初太郎著)
   2 『先生、アオダイショウが家族に迫っています!』(小林朋道著)
   3 『虫とゴリラ』(養老孟司・山極寿一著)
      4 『旅ごはん』(小川糸著)
   5 『きらめく夏』(吉田道子著)
   6 『鉢植えで育てやすい花木・実もの・きれいな葉』(船越亮二著)
   7 『ハーブをたのしむ絵本』(大野八生著)

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キシタアツバ(富山市関など)

2020-07-04 15:35:51 | 昆虫類

イラクサの仲間(メヤブマオでしょうか?)の群落のそばに、茶色っぽい小さな蛾がとまっていました。ウエブサイトでアツバの仲間の写真を順に見ていき、似たものはいくつかありましたが、キシタアツバに到達しました。幼虫の食草はヤブマオ(イラクサ科)です。


《メヤブマオ?の群落のそばにとまっていたキシタアツバ 2020/06/27》


《メヤブマオ?の群落のそばにとまっていたキシタアツバ 2020/06/27》


《メヤブマオ?の群落のそばにとまっていたキシタアツバ 2020/06/27》

※ 同じ北陸自動車道沿いに生えていたメヤブマオ?に葉を丸めた巣らしきものがいくつもあるのが、気にかかっていました。あるとき、その巣を開くと茶色の蛹が入っていました。そのときはそのまま帰りましたが、数日後に思い直してその蛹2~3個を持ち帰り、しばらく様子をみましたが何も羽化してきません。おかしいと思って、もう一度確認すると、持ち帰った蛹はすべて羽化済のものでした。
  キシタアツバの成虫を見てから、もう一度蛹の写真を見ると、蛹の横についていた羽化殻の頭には、クロキシタアツバの幼虫の頭部にあるような黒い小さな斑紋がいくつもあるではありませんか。幼虫がメヤブマオ?を食べていたこと、羽化殻の頭部に黒い小さな斑紋がいくつもあることから、この蛹はよく似たクロキシタアツバ、タイワンキシタアツバ、キシタアツバのいずれかのものではないかと思います(3種とも食草はヤブマオなど)。 


《メヤブマオ?の葉を丸めた巣の中の蛹 2020/06/13》


《メヤブマオ?の葉を丸めた巣 2020/06/13》

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ルリタテハ(吸汁)(猿倉山/富山市[大沢野町]舟倉)

2020-07-04 06:48:21 | 昆虫類

コナラの雑木林でも、昆虫の集まる樹液の出る木はごく限られています。また、その木も、枯れてしまったり、突然樹液がでなくなったりして交代していきます。

私がよく訪れるこの小さな雑木林では、今年、3~4本の木が樹液を出している樹液酒場です。この樹液酒場は、いろいろな生きものが集まってくるので、絶好の自然観察の場です。昼の部と夜の部とがありますが、今の私はもっぱら陽が昇ってから出かけるので、昼の部の利用者しかわかりません(子どものころは、カブトムシやクワガタムシを捕るため夜や日の出前によく出かけ、夜の部の利用者とも親しかったのですが…)。

樹液酒場には、何種類かのチョウが立ち寄りますが、紺色の地に鮮やかな瑠璃色のラインが印象的なタテハチョウの仲間、ルリタテハはここの常連です。

ルリタテハの幼虫の食草は、サルトリイバラ(サルトリイバラ科)、ホトトギスやユリの仲間(ユリ科)などです。自宅や公園でホトトギスの葉についていた幼虫を見たことはありますが、 自然の状態の幼虫を見てみたいので、野山に出かけると、いつもサルトリイバラの葉に食痕がないか気にしています。


《樹液酒場の常連ルリタテハ 2020/06/24》


《樹液酒場の常連ルリタテハ 2020/06/24》


《樹液酒場の常連ルリタテハ 2020/06/24》

※ 今回の花は、庭で咲いている「ミニひまわり」です。種から育てました。発芽率100%でした。

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ショウジョウトンボ♂(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2020-07-03 06:23:24 | 昆虫類

池の近くの木の葉にとまって、真っ赤なショウジョウトンボの♂が縄張りの見張りをしていました。

ショウジョウトンボは、アキアカネなどのいわゆるアカトンボよりもひとまわり大きく、♀と未熟な♂はだいだい色をしています。


《木の葉にとまって縄張りの見張りをしているショウジョウトンボ♂ 2020/06/27》


《木の葉にとまって縄張りの見張りをしているショウジョウトンボ♂ 2020/06/27》

※ 昨日ぐらいから、我が家の庭でブルーの花を多数咲かせるアガパンサスがさわやかで涼感のある花を開き始めました。今年は花茎が30本近くもたっています。

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ハラビロトンボ♀(富山市石屋)

2020-07-02 20:34:36 | 昆虫類

北陸自動車道に沿った道を自転車散歩(「ポタリング」というそうです)していると、 フェンスのそばに生えていたススキの葉に、ハラビロトンボ♀がとまっていました。

ハラビロトンボは、体長31~39 mmの小型のトンボ、体長の割に腹部が太く、扁平で短いという独特の体形をしています。平地の浅い池沼、湿地、休耕田などで羽化した成虫は、その周辺のやや背丈の低い草むらに移動し摂食活動を行い、羽化水域からあまり遠くまでは移動しません。(ウェブサイト『ウィキペディア(Wikipedia)/ハラビロトンボ』参照2020/07/02)  


《ススキの葉にとまっていたハラビロトンボ♀ 2020/06/27》


《ススキの葉にとまっていたハラビロトンボ♀ 2020/06/27》


《ススキの葉にとまっていたハラビロトンボ♀ 2020/06/27》

※ 夕食後、犬と散歩をしていると、日没間近の南東の空に虹がかかっていました。

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キンケハラナガツチバチ♀(県森林研究所樹木園/立山町吉峰)

2020-07-02 05:58:45 | 昆虫類

池の周囲を生きものの姿を探しながら歩いていると、乱杭を何かが上ってきました(土の中から出てきたような気がします⁇)。腹部の長いツチバチの仲間です。何度も飛ぼうとしますが、どうしてなのか?なかなかうまく飛べません。

帰宅後、写真から種類を推定しました。ハラナガツチバチの仲間で、頭部~胸背部に明瞭な金毛(キンケ)が確認できることからキンケハラナガツチバチ、触角が短いので、♀だと思います。(ウエブサイト『KEI's昆虫採集記/ヒメハラナガツチバチ』参照2020/07/01)


《飛び立とうと乱杭の上を歩き回るキンケハラナガツチバチ♀ 2020/06/27》


《飛び立とうと乱杭の上を歩き回るキンケハラナガツチバチ♀ 2020/06/27》


《飛び立とうと乱杭の上を歩き回るキンケハラナガツチバチ♀ 2020/06/27》

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ホシツリアブ(羽化)(富山市婦中ふるさと自然公園/富山市[婦中町]新町)

2020-07-01 19:01:47 | 昆虫類

池のそばにある公衆便所の外壁を見て回っていると(どうもこういう状況を見かけると「生きもの」を探したくなってし困ります)、双翅目が何かを尾端につけているのを見つけました。静かに近寄ってよく見ると、ツリアブの仲間で、蛹から羽化して間もないもののようです。

でも残念なことに種名がわからないので、しばらくそのままにしていました。たまたま「アカウシアブ」のことをNさんに尋ねたついでに、この写真も見てもらいました。Nさんの答えは、「ホシツリアブの羽化直後で、下は羽化殻ですね。」でした。

ホシツリアブについては、ウェブサイトなどで調べてもよくわかりません。こういうところ(外壁)で蛹化、羽化するのでしょうか?


《ホシツリアブが羽化していた公衆便所の外壁 2020/06/17》


《公衆便所の外壁で羽化していたホシツリアブ(腹端にあるのは羽化殻) 2020/06/17》


《公衆便所の外壁で羽化していたホシツリアブ(腹端にあるのは羽化殻) 2020/06/17》

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カノコガ(富山市太田南町)

2020-07-01 06:23:36 | 昆虫類

北陸自動車道に設けられたカルバートボックスの壁に、「カノコガ」がしがみついていました。このトンネルの中は、風が強く吹き抜けるのです。

カノコガは、黒地に白い紋が散りばめられた細めのはねを持つ蛾で、白紋の部分は半透明です。昼間に活動し、いろいろな花で吸蜜します。幼虫は、シロツメクサ、スギナ、ギシギシ、タンポポなど私たちに身近な雑草を食べます(ウェブサイト『昆虫エクスプローラ/昆虫図鑑/カノコガ』参照2020/06/30)。


《トンネル内の壁にしがみつくカノコガ 2020/06/29》


《トンネル内の壁にしがみつくカノコガ 2020/06/29》


《トンネル内の壁にしがみつくカノコガ 2020/06/29》

※ 我が家の家庭菜園で、6月に収穫した野菜などです。上旬からキュウリが採れ出し、後半にはプランター植えした賀茂ナスを初収穫、サンチュやインゲンマメがよく採れました。


《ルッコラ 2020/06/04(左)、サンチュ2020/06/11(右)》


《インゲンマメ 2020/06/18(左)、賀茂ナスとインゲンマメ2020/06/19(右)》


《キュウリ 2020/06/23(左)、ニラ2020/06/30(右)》

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