Il film del sogno

現実逃避の夢日記

未来予想図

2007-10-14 20:53:00 | 日記
10/14(日)曇り
平素より1時間遅く起床。独り朝食後エクセサイズに出る。
帰りにシネコンで邦家の恋愛映画を観る。昔で言うなら『歌謡曲もの』だな。常に新鮮な企画をさがしていた業界は、ヒットした歌謡曲に便乗したプログラムピクチャーがよく製作されていた。ドリカムの主題歌は既に古典でありましょう。自身を省みると、彼らがリアルタイムでヒットを連発していた頃は、生活に追われ恋よ花よの青春時代はとっくに終わり、良きリスナーではなくなっていた。
映画は大甘な内容である。メリハリのない演出。ビジュアルのみの下手な役者。陳腐で矛盾に満ちた安直なシナリオ・・・。
恋愛映画を標榜するのであれば登場人物に軽々しく『愛している』と言わせてはいけない。海外ロケと小奇麗なエピソードはTVの2時間ドラマの常道である。劇場で観る価値があるとは思えない。

シネコンがあるスーパーで買い物をして帰宅。
さつま芋で大学イモを作ってみる。味の決め手は蜜にあり。以下総て目分量。上白糖と三温糖を半々、黒糖はないが戸棚の奥で眠っていた沖縄産バラ糖を少々、ハチミツ、梅酒、水あめを加えて煮込む。醤油とバターを隠し味に。大きめにカットしたイモをじっくり揚げる。双方を混ぜ合わせてゴマを振る。これは傑作でありました。
緑茶とともにアツアツを頬張る。優しい気持ちになる。
甘味は世界を救う。
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キングダム-見えざる敵-

2007-10-14 01:29:00 | 日記
10/13(土)曇り
3日間続く缶詰研修最終日。休日の地下鉄に乗って都心へ出る。流石に電車は空いている。企業与信や財務諸表分析、業界最新動向なんぞをお偉い講師陣がレクチャーする。その道のエキスパートが必ずしも名講師とは限らない。大昔の学生時代、一般教養課程の老教授が行った退屈な授業を思い出した。昼食は3日連続の中華弁当。夕刻全カリキュラムを終了、開放されて日比谷へ出る。
スバル座にてリサウジアラビアを舞台にしたサスペンス・アクションを鑑賞。聖林製作の大作である。公開初日。観客3割程度の入り。自爆テロの首謀者を追うFBI捜査官をジェイミー・フォックスやジェニファー・ガーナー、クリス・クーパーが演じる。開巻からのテンポの良いラッシュ映像と爆破テロで掴みは充分。政治的に新米といわれるサウジアラビア上層部とそれに対峙するテロ組織、そしてアメリカ政府。国際政治は人道精神よりまず利害ありき。デリケートな問題を、映画は多面的に、しかしエンターテイメントを忘れることなく浮き彫りにしていく。9.11以後のアメリカの対テロ政策に一石を投じる内容である。製作は硬派のマイケル・マン、監督は新鋭ピーター・バーグ(大した才能である)。ラストはやるせない余韻が残った。
古今東西、春秋に義戦なし。
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