Il film del sogno

現実逃避の夢日記

ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた~

2007-12-04 00:57:00 | 日記
12/3(月)曇り時々雨、のち晴れ
師走の初めの週明け。午前中はミーティングと会議で潰れる。午後、来客あり。再生中の取引先から事業再建の進捗を聞く。夕刻前に日比谷へ出向く。菓子折り持参で謝罪と挨拶。虎ノ門へ仕立てた洋服を取りに行く。試着してみるとお腹周りと肩に違和感あり。引取りを拒否する。再度、日比谷まで徒歩で移動。
日比谷シャンテ・シネでインディーズ系のアメリカ映画を鑑賞。
しかし、邦題にセンスなし。『人生はパイほど甘くはない』とでもしべし。
舞台は米国南部。ダイナーで働く平凡なウェイトレスの主人公は、ダメ亭主に愛想が尽き、パイを焼くことで気を紛らわせ、いつかは家を出るためにへそくりで資金をためていた。そんな彼女が妊娠し、担当の産婦人科医(既婚)と不倫に走る。
筋立てはビターなラブコメであるが、ドタバタや悲愴感はなく、脇役陣達の変人ぶりも手伝って、要所ではニヤリとさせ、ラストは爽快感すらある。亭主の描き方なんぞは悪意を感じさせ、絶対女性監督だと確信したが、実際、監督・脚本(主人公の友人役でも出演)のエイドリアン・シェリーが妊娠8ヶ月の時に書いたシナリオだけあって、妊婦の心理描写はきめ細かい。但し、殿方が観たら立腹する者も多かろう。
女性の自立と子を持つ幸せ。さようなら、わがまま亭主。女は弱し、されど母は強し。
作・演出はもとより、コメディアンヌとしても味わいのある芝居を見せたこの女流監督は、この作品の完成直後、トラブルがもとで殺害されたとのこと。
合掌。




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