そこに山があったから

1/9(水)晴れ
早朝より青山へ。いつものカフェでモーニングコーヒー。帯同者あらわる。マフィンで朝食とはいかにも独り者らしい。新春挨拶、取引先を二社ほど廻る。午後は千葉の幕張へ行く。高層ホテルの最上階ラウンジで１杯９００円也の美味くもないコーヒーを嚥下。半分は景観料であろう。見下ろす海岸線は絶景なり。構造偽装疑惑のあったビジネス系ホテルの運営であるが、もとはプリンス幕張だそうな。
VIPをピックアップして北上し五井へ行く。化学プラントを営む顧客を新春表敬訪問。小一時間の歓談の後、駅前の居酒屋で深刻な密談そして鳩首協議。人事の根回しは夜に限る。京葉線で帰京。車中うたた寝。
帰宅してTVで沢木耕太郎が『凍』で描いた登山家夫婦のドキュメンタリーを観る。悪戦苦闘の１９日間、感動の登頂をカメラは克明に追っていたが、果たしてこれはどのようにして撮影したのだろう。
夫妻いずれも５年前のヒマラヤで手足の指を合計２８本も失っている。
一流クライマーの執念と技量が堪能できたが、彼らの情熱の源泉は一体何だろう。