Il film del sogno

現実逃避の夢日記

GSワンダーランド

2008-11-20 02:14:00 | 日記
11/19(水)晴れ時々曇り
ぐっと冷えこんできました。早朝から池上へ出張る。旧知の燃料販売会社を訪問。担当者は雇用延長をしているような初老の方々。如才ない世間話に終始する。午後は同業者にして競合先でもある大手企業の担当・役職者の来訪を受ける。力関係が微妙な相手との面談は疲れる。夕刻、有楽町で目当ての邦画(大林宣彦監督の新作)を観ようとするも窓口で満員御礼とのことで入場不可。シネカノン系は水曜がレディースデイだった。しょうがない。処と演目を替えて、池袋のシネリーブルで先週末から公開の邦画を9時からのレイトショウで鑑賞。異才・本田隆一の監督最新作は、60年代末から70年にかけて起こったグループサウンド全盛期を描いた怪作である。栗山千明ほか、主要キャストの大部分は生まれてもいなかっただろうが、日本中がお祭り騒ぎであった当時の雰囲気はよく出ていた。GSの栄枯盛衰をメインストーリーに、加えて時代の軽薄さや業界の胡散臭さも風刺されており、意外や奥が深い。楽曲やプロダクションデザインが、意図的なチープさを狙って大いに笑える。特にラストのオチには感動さえした。これはオリジナルを知っていなくても楽しめるだろう。作中の楽曲には橋本淳と筒美京平の書き下ろしも含まれている、とクレジットにあり。双方還暦を過ぎているはず。シャレが効いている。終演11時。徒歩で0時前に帰宅。
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