5/19(土)晴れ
8時起床。朝食と愛犬の散歩を終えて近所のシネコンで本日初日の邦画を鑑賞。キャパ128席の小さめの劇場に中高年層中心に8割以上の入りと出足好調。伝説化された老画家の永遠のようにも思える、たった一日を描いたお話。沖田修一作品に駄作なし。作品の変遷と個人史を重ねると一層興味深い。山崎努と樹木希林、ふたり並べばそれだけで絵になる。細部にこだわったリアルなセットはあたかも小宇宙。小さな小石、三上博史の正体などに映画的な広がりを感じる。絵を描くシーンひとつもない。中島敦の«名人伝»を思い出した。午後から浅草へ。三社祭りの雑沓の中、浅草公会堂でマンモス私大のマンドリンクラブの200回目の定期演奏会を聴く。師匠の名司会ぶりとドヴォルザークの交響曲«新世界より»に感銘。帰宅して愛犬と留守番。