6/2(土)晴れ
8:00起床。朝食、愛犬との散歩を終えて近所のシネコンまで。来週公開予定の邦画の先行上映を鑑賞。カンヌでグランプリを獲った話題作故か場内は高齢層中心に4割近くの入り。懐かしきアイテム多数。コロッケ、ラムネ、駄菓子屋、廃車の基地など。今でも乳歯は屋根に向かって投げるのだろうか。都会の谷間の古い家屋で特異な疑似家族がいまでは稀になった昭和30年頃のような日常を送っている。子供を愛せない親も親から愛されない子供もともに不幸だ。親から愛されなかった子供は親になって子供を愛することが出来るのだろうか。監督が一貫して描き続けている家族のお話。少ないセリフから人物像を浮かび上がらせた役者の技量に感服した2時間。全員屈折しているのだが、特に複雑な役回りを安藤サクラが好演しており、これはカンヌが絶賛したのも頷ける。少々沈んだ気持ちになるが良作なり。帰宅して愛犬と再度の散歩。ジムで遠泳と喫茶。