Il film del sogno

現実逃避の夢日記

バビロン

2023-02-11 20:55:24 | 映画
2/11(土)晴れ
8:15起床。雪もすっかり解けて快晴の一日。兄弟分と散歩、ファミレスで朝食、隣接するシネコンで昨日から公開の洋画を鑑賞。12:05上映開始の回には中高年中心に3割強と微妙な客入り。監督はまだ30代のデイミアン・チャゼル。オスカー獲って巨匠の風格。主演がブラッド・ピットと贔屓のマーゴット・ロビー。上映時間3時間越えで製作費が8千万ドル(宣伝費除く)の大作。舞台は無声からトーキーへの変換期(1920年代)にさしかかるハリウッド。狂騒と退廃のなかで蠢く群像劇。複数のスター俳優や業界人がモデルとなっていることは明らかで、出自や人種などの偏見やギャング・ドラッグなどネガティブな側面も色濃い。映画という夢(虚栄)に熱狂する人々の陰翳がこれでもかというくらい描かれる。 後半に3度変奏して繰り返されるサウンドトラックに痺れた。音楽はチャゼル作品4度目の盟友ジャスティン・ハーウィッツ。これは強烈な躁鬱映画とでも呼ぶべき怪作で、万人にはお勧めできないが、酒池肉林の饗宴から始まり万華鏡のような映像シャワーで終わる監督の偏愛を追求した野心作でもある。帰宅して兄弟分と2度目の散歩。夕方、洗車をして庭掃除。夜はじっくり読書。
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