2/25(土)晴れ後曇り
8:00起床。散歩、ファミレスでの朝食、シネコンで一昨日から公開のインディー系邦画を鑑賞。場内中年男子ばかり10数名と閑散。朝井リョウの同名短編連作小説は既読。原作には7名の女生徒が登場するが、映画は4名に絞り込まれている。監督(シナリオ)は本作が長編初となる中川駿 。予習として昨夜、LGBTを扱った学園モノの短編≪カランコエの花≫(2018年公開)をアマゾン・プライムで視聴。これを観て本作の企画を立てた製作者は慧眼なり。本作は卒業式を控えた地方都市の共学公立高校が舞台。18歳とは、すでに少女でもなくオトナとも呼べない微妙な年齢だろう。役者は無名の若手ばかり。中では河合優実がもっとも売れているだろうが、出演作を挙げられるのは相当な邦画通だろう。前半は柔らかなタッチで、それぞれが抱える葛藤や問題を順繰りに描く。後半の伏線回収と畳みかける映画的なギミック(時に弁当とアカペラ)には不覚にも目頭が熱くなった。今も昔も対人関係の厄介なことは変わらない。観る者皆々、彼女ら(彼ら)の誰かに自身のかつての想い重ねるだろう。若人たちの精いっぱいの跳躍を応援したくなる。シリアスではあるものの観た後に多幸感を得られる青春・学園モノの佳作であると思ふ。
8:00起床。散歩、ファミレスでの朝食、シネコンで一昨日から公開のインディー系邦画を鑑賞。場内中年男子ばかり10数名と閑散。朝井リョウの同名短編連作小説は既読。原作には7名の女生徒が登場するが、映画は4名に絞り込まれている。監督(シナリオ)は本作が長編初となる中川駿 。予習として昨夜、LGBTを扱った学園モノの短編≪カランコエの花≫(2018年公開)をアマゾン・プライムで視聴。これを観て本作の企画を立てた製作者は慧眼なり。本作は卒業式を控えた地方都市の共学公立高校が舞台。18歳とは、すでに少女でもなくオトナとも呼べない微妙な年齢だろう。役者は無名の若手ばかり。中では河合優実がもっとも売れているだろうが、出演作を挙げられるのは相当な邦画通だろう。前半は柔らかなタッチで、それぞれが抱える葛藤や問題を順繰りに描く。後半の伏線回収と畳みかける映画的なギミック(時に弁当とアカペラ)には不覚にも目頭が熱くなった。今も昔も対人関係の厄介なことは変わらない。観る者皆々、彼女ら(彼ら)の誰かに自身のかつての想い重ねるだろう。若人たちの精いっぱいの跳躍を応援したくなる。シリアスではあるものの観た後に多幸感を得られる青春・学園モノの佳作であると思ふ。