Il film del sogno

現実逃避の夢日記

洋菓子店コアンドル/マッチ売りの少女

2011-02-13 05:37:00 | 日記
2/12(土)みぞれ
曇天に時折霙混じりの雪が降る。明け方就寝10:00起床。特製サンドを孤食。ネットで今週公開された邦画の予約をして原付に合羽を羽織って劇場まで。東京郊外の洋菓子店を舞台にしたヒロインの成長譚。まぁ実によくあるパターンではあるが、キャラやフレーム(構成)や細部(お菓子・小道具)がしっかりしているので楽しめた。ビター&スウィーツってのは宣伝文句だが云い得て妙也。午後はそのまま高円寺へ。60年代に別役実によって書かれた古典的不条理劇の再演を観劇する。登場人物4名の静かな芝居。数年前に寺島しのぶが演じ好評を博していたヒロイン。今回の主演女優にもあと少し妖艶さや狂気がほしいが致し方あるまい。多種多様な解釈を観客に委ねる広がりのある舞台であった。終演後には作者と演出家によるトークショーもあり。舞台裏のエピソードも聴くことが出来て興味深かった。ロビーで友人と遭遇。ガード下のホルモン焼き屋で合評会。帰路、ジムに寄り2キロの遠泳。22:00帰宅。
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太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-/あしたのジョー

2011-02-12 05:07:00 | 日記
2/11(金)雪
早朝から霙混じりの降雪。明け方就寝、辛うじて昼前に起床。特製焼き飯のブランチを摂って近所のシネコンヘ。スリップを警戒して愛車には乗らず、防寒防水の完全武装をして自転車をこぐ。東宝とNTVの製作による邦画は、サイパンでの日米対戦を双方の視点で描いた大作。中高年層中心に8割程度の入り。オールロケによる臨場感やリアリティはあり、平山秀幸は職人監督なのでドラマ部分もソツのない仕上がり。強烈な脇役陣に比べて主演男優が少し弱かったのが残念。夕刻からジムで遠泳。夕食後居間でごろ寝。鋭気を養い深夜(0:15開始)の梯子鑑賞を敢行。著名なボクシング漫画の実写版。流石にこの時間帯であるから若年のカップル中心に観客はまばら。連載された漫画とTVアニメはリアルタイムで観ている世代としては期待半分、いらんことすな半分であるが、実際鑑賞して感心しきり。開巻10分で傑作の予感。まずプロダクションデザインが素晴らしい。次いで役者のなりきりぶりが凄い。スタッフ・キャストの作品に対する深い思い入れが感じられる。戦闘シーンに多用されるCGも≪劇画調≫で迫力十分。原作のテイストに忠実で、オリジナルな補強もなされているシナリオも好感。これは原作ファンでも初体験者でも楽しめるであろう。充足感に満たされ深夜に帰宅。友人に長いメールを送る。
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汝の敵を愛せよ

2011-02-11 23:42:00 | 日記
2/10(木)曇り
連休前の奉公先は何時もと変わらぬ雑務と倦怠。午前に横浜・関内へ。親会社の支社の旧知の担当へ謝罪営業。彼の妻は元我部下也。最悪の関係で退社するもおくびにも出さずに笑顔で談笑。昼食に中華。中華街に行かずとも名店はあり。午後は来客ひと組み。担当者退職に伴う交代の挨拶と懸案事項の進捗についての情報交換。辞めて何する、洋食の料理人を目指すそうな。若さとは無限の可能性を有することで素晴らしい。夕刻、いけすかねぇ野郎のノイズに悩まされる。夜は新宿で連夜の死闘。久々の新規メンバーを交えて勝運の風向きが変わったか、宿敵を倒し珍しく大勝して高笑い。定刻帰宅。
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友あり 遠方より来る

2011-02-10 02:10:00 | 日記
2/9(水)雨後曇り
久し振りに降雨あり。傘など持つのはどれ位ぶりだろう。午前中に来客ひとり。扱い商品のカタログと見積持参。もってけ泥棒的な値引きが凄い。昼にイタリアンレストランで食す平凡なカレー。午後一杯会議。予算達成の目処が立ってやや安心。夕方から雑用でバタバタ。夜は新宿でレギュラープレイヤーと卓を囲む。良いような悪いよう配牌とツモを繰り返すもここぞの勝負で辛勝して三回中トップを2回獲ってどうにか面目を施す。旧友から連絡あり。米国在住の嘗てのバンド仲間が帰国中という。ここ数年すっかり疎遠になっていたが久し振りに参集しないかというお誘い。異論なし。
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純平、考え直せ

2011-02-09 02:13:00 | 日記
2/8(火)曇り
きっかり睡眠3時間。定刻起床、定刻出勤、定例のミーティングに出て定番の昼食を摂る。午後は某車輛メーカーの営業が来社。怪しき中年男であるが熱意は買える。課題をやっつけ少し非生産的な残業をする。長い長い候文のお詫びの書状を装った果たし状を代筆する。手紙は定型句で占めるに限る。この世は虚飾と紋切で成っている。帰路はファストフード店にて不健康な夕食を摂取して贔屓作家の新作を読み終える。諸作全てを読んでおり、相変わらず面白いことは面白いが、完成度は中の下の出来ではないか。などと偉そうなことを書いているがファンの求める水準というのは常に高い。因業である。早めに帰宅しても団欒があるわけでなく居間で下らぬTVのバラエティを観ていると眠くなってくる。
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ここぞの一手を阻む対面

2011-02-08 01:31:00 | 日記
2/7(月)曇り
最低気温が6度、寒さが和らいだからではないが30分ほど寝坊をする。それでも職場へは何時ものように一番乗り。午前中にミーティング。来客あり、昼食を共にする。大きなアジの干物は程好く脂が乗って美味也。午後も来客ひと組み。これは同業他社の排除を画策。夕刻、親会社の巨大ビルへ。新担当者へ挨拶。夜は1週間ぶりに宿敵と一戦。完膚無きまでに叩かれ一敗地にまみれる。所謂三ペコである。無敗神話継続中の名人相手には神も仏もないのか。定刻に終了。終電に揺られて帰宅。深夜に即席ラーメンを孤食。
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毎日かあさん

2011-02-07 03:48:00 | 日記
2/6(日)曇り一時雨
9:00起床。予定より寝坊して実行動は午後からとなる。休日の朝は、その日に何を観るか自分の行動範囲の映画館のタイムスケジュールをパソコンでチエックする。IT・Net社会万歳と感じるのは瞬時に座席予約が出来ることで、これは大変ありがたい。まぁ絨毯爆撃的に何でも観るから、フラッと繁華街まで出張って上映間近の演目を選ぶことも多いのだが・・・。本日は近所おシネコンで映像化が続くサイバラものの最新作を鑑賞。さして大きくはない小屋とはいえ家族連れ中心に満席の大盛況。新聞連載の漫画は、原作者の代表作にして最も特色のでている作品だろう。つまり毒のある自虐ネタと抒情性。さて映画は元・夫婦の実力俳優を使って話題性充分、子役も可愛く、演出も丁寧で笑わせ、泣かせる。かつてのアイドル歌手出身の女優は『空中庭園』や『トウキョウソナタ』『転々』など作品にも恵まれたこともあるが母親役が板についている。良質なファミリームービーでありました。夕方からジムで遠泳。夕餉を孤食してレイトショウでも鑑賞と思ったが居間でうたた寝をして深夜に至る。
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ジーン・ワルツ/ウォール・ストリート

2011-02-06 04:45:00 | 日記
2/5(土)晴れ
9:00起床、朝食を摂って新宿へ。シネコン・バルト9は丸井が入っているビルの上層部に文字通り九つの劇場を戴く。地下のカフェで友人を待つ。ミーハーな彼とは年に何本かの舞台挨拶付のメジャーな邦画や単館でかかるカルト映画を鑑賞する。原作は海堂尊の医療ミステリー(未読)だそうだが、これは医療制度に立ち向かう女医が複数の出産を扱うヒューマン・ドラマである。泣かせのシーンも満載で何度か我が頬には泪がつたった。だがしかしそれは決して深い感銘から来るものでなく浪花節的なものである。人物設定が類型化しすぎていてやや興醒める。主人公の苦悩や決意をもっと掘り下げないと、お話に深みが出ない。終演後の舞台挨拶は出演女優総出で華やかなり。皆々手足が細く顔が小さい。作品にケチのつけっぱなしの相方とパスタの食事をして別れ夕刻はジムで2キロの遠泳。夜は近所のシネコンでオリバー・ストーン監督の新作を鑑賞。22年振りの続編だそうで、そんなに経ちますかな。お話は証券・金融界の実録的な部分もあるが、師弟愛や復讐、父娘の愛憎やらも織り込まれて、エンターテイメントとしても良く出来ていた。人間の慾は際限がなく、金は世界を廻っている。
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愛する人

2011-02-05 23:46:00 | 日記
2/4(金)晴れ
長く感じた一週間もようやく金曜週末である。午前中に西新宿の取引先で懸案のプレゼンをようやく終える。新たな課題もあれどやや安堵。午後は睡魔と闘い決裁と事務処理。退社後、渋谷へ出張って東急BUNKAMURAで格調高い純文学系洋画を鑑賞。観客10名前後。上映前の予告編でうたた寝をしていたら前の席の紳士に小突かれた。『鼾が五月蠅い』お陰さまで緊張感をもって本編鑑賞。原題通り母と娘の物語であるが、この二人は劇中一度も交差しない。物語は複数の人物が中心となって淡々と進行する。科白に頼ることなく複雑な心象や対人関係を描いたシナリオと演出が上手い。アネット・ベニングとナオミ・ワッツはそれぞれ50代、40代であるが良い女優になった。男優陣が少し弱い。邦題もセンスなし。カフェで一服して定刻帰宅。
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冷たい熱帯魚

2011-02-04 04:53:00 | 日記
2/3(木)晴れ
唐突だが、以下、2002年3月20日の日記を抄録・転載する。≪邦家では年間3万人前後の人が自ら命を絶っているそうな。生活苦、病苦、厭世、男女問題、いじめ・・・。しかし尋常な成人男女であれば、生まれてから一度や二度は真剣に『はあぁ~、もう死んじゃいたい』と、思った経験はあろう。原因があって苦悩の末であればまだしも、つい今しがたまで箸が転がるのを見て笑い合ってた、うら若き乙女達がお手々繋いで『せぇーの』と掛け声もろとも投身したら・・・。そりゃあ怖い。『自殺サークル』を鑑賞。新宿武蔵野館2、平日最終(と言うより連日21:10~のレイトのみ)単身の若人(20代)中心に8割以上の入り。監督の固定客かな。54人の女子高生が新宿駅のホームから線路に飛び込み全員轢死。周囲は阿鼻叫喚の地獄絵図。これを皮切りに、原因不明の自殺者が続出。残されたエグイ遺留品に、【事件】として捜査を開始する刑事達。果たしてその真相は・・。前半のサスペンティックな展開は独特の緊密性を維持して、作中人物達が不気味な魔力に導かれているかの様に感じられて、何度も肝が冷えた。中盤からは、ややあて馬的人物の登場で色調が変わってくる。この路線変更は賛否あると思ふ。ホラーともサスペンスともスプラッタとも異色の音楽ものとも言えない事もない。ネットワークと映像、喧騒と狂気、恬淡とした人間関係等々の世相を巧みに切り取って同時代性は感じさせる。豪華役者陣は皆好演。石橋・永瀬も良かったが、その昔【状況劇場】【大駱駝艦】と追っかけていた麿赤兒に銀幕で再会できたのは望外の喜びであった。立っているだけで絵になる怪優なり。終盤の黒幕?登場の場面でも会話は禅問答のようで、謎は深まるばかり。恥ずかしながら園子温作品、初見。但し、20年ほど前に友人から、まだ詩人だったこの監督の難解な現代詩を読まされたことがある。(名前が変わっていたので良く覚えている)暗黒の入り口は常にパックリ口を開けて待っている。無数のサイトの灯には満たさない孤独な者達の魂が蝟集している。屈託なく恋の唄を歌う少女達からの妖しいデジタル・メッセージは、黄泉の国への旅立ちを、まるでピクニックへでも行くかの如く決意させるのだ。カルト映画の秀作として語り継がれるであろう。≫
ファーストコンタクトは上記のとおり鮮烈だったが、以降、この鬼才の諸作は随分と観たが、毎度退屈することはない。昨夜は新宿でその最新作を鑑賞。2時間半全く緊張の糸が切れることなくスクリーンを見上げた。これは言語道断な家庭劇であり空前絶後のクライム・ムービーである。役者が凄い。展開が凄い。ラストが凄い。何故か我々には規範や道徳の基準となる畏怖すべき神が必要なのではないか、などとおよそ普段は考えもしないことを思った。鑑賞後、カフェでしばし放心。終電に揺られて帰宅。毒気にあてられ微熱状態で全く眠れず。
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南四局での鍔競り合い

2011-02-03 02:30:00 | 日記
2/2(水)晴れ
毎度の3時間睡眠。いつもの通り寝覚めは悪くない。終日事務処理。要所でビルの周辺を廻って息抜きをする。夜は新規メンバーを加えて一戦。メンバーに大陸からの留学生あり。昨日、ブルース・リーの師匠をモデルにしたカンフー映画観てさぁ~と、話題にすると、正続両作とも本国で鑑賞済みとのこと。映画だとはいえ、あのラストは綺麗に纏め過ぎ。かの国のナショナリズムは凄まじい。諸外国に対する本音聞いたら腰抜かしますよ、と盲牌をしながら達者な日本語で薄く笑った。半チャン4回。大物手をものにした2回のトップで久し振りの連勝。終電に揺られて帰宅。鍋の残り物で雑炊を作り孤食する。
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イップ・マン 葉問

2011-02-02 01:29:00 | 日記
2/1(火)晴れ
昨日が極寒だったようで昼間はやや冷気も和らぐ。はや如月である。長い会議と打ち合わせと来客で半日をつぶし、月末月初の業務と懸案の課題がいくつかあり、まぁ多忙である。夜は新宿で下車して武蔵野館で香港映画のレイトショウを鑑賞。半分近くの観客あり、なるほど本日はついたち、映画の日なのですね。ブルース・リー生誕70周年記念でドニー・イェンがリーの師匠であるカンフーの達人を演じる。実は本作続編だそうで、序章と呼ばれる第1作は≪抗日≫的な内容で配給されなかったそうな。予告編を見たがなるほどなぁ。肝心の内容は正編を観ていなくても十分に楽しめる。正攻法なテンプレートをなぞった痛快な娯楽作である。サモ・ハン・キンポーとの対決や≪西洋人≫ボクサーとの異種格闘シーンの迫力満点。都内単館が惜しい良作である。定刻前にには帰宅して、珍しく居間のTVでニュースやバラエティを眺める。
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雌雄を決する対局観

2011-02-01 01:36:00 | 日記
1/31(月)晴れ
小一時間程度の睡眠で定刻起床。今年一番の冷え込みだそうな。インナーで武装はしているが流石にコート無しでは寒い。冷気が刺さる心地ぞする。しかしそれも駅までの10分弱。奉公先では定例のミーティング。午後、睡魔と闘っていると電話が何本か。そのうち外出の用事が出来る。いそいそとお茶ノ水まで出張って半分営業、半分ご機嫌伺い。戻って打ち合わせ数件。夜は毎度の鬼雀。ようやくトータルでプラスとなり年初来からの連敗記録がストップ。ようやく上昇運気に入った、と思いたい。深夜帰宅し夜食を摂る。これがイケないと思いつつも満ちた腹をさすって一服つける。知人より芝居の案内あり。既に2本の前売りを予約しており、2月は演劇月間となりそうである。
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