Il film del sogno

現実逃避の夢日記

レイトオータム

2012-02-14 03:18:31 | 映画
2/13(月)曇り
曇天の週明け。日常業務に特筆すべき変化なし。終日古老に囲まれお茶を挽く。定刻退社して渋谷で途中下車。ヒューマントラストでは韓国・香港・米国合作の渋い恋愛映画が単館上映されている。観客10名弱。予備知識なし。舞台はシアトル、乾いた晩秋には孤独な男女がよく似合う。惜しむらくは上映時間2時間弱が少し長い。もう少し刈り込んだら良いと思ふ。主演の男女優(ヒョンビンとタン・ウェイ)は、異国にあって全く違和感なし。特に全編ほぼすっぴんのタン嬢は繊細な演技が素晴らしかった。お洒落な欧州映画の趣さえある。ラストも秀逸。余韻に浸って帰路に就く。
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文学賞受賞作

2012-02-13 01:44:18 | 日記
2/12(日)晴れ
愛犬の散歩、朝食後、家具屋がクレーム商品の入れ替えにやって来た。引き取られたソファーは廃棄されるのだろうか。貧乏性故に気になる。午後はジムで2キロの遠泳。駅前のカフェで長い読書。文芸春秋3月特別号に芥川賞の掲載あり。両作とも話題作である。作品本編より選考委員の講評の方が面白かった。矛盾や理不尽さを描いてこそ文学。毒や暗黒を内包しての芸術。それは映画も同じこと。夕刻買い物をして帰宅。
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逆転裁判/雨とキツツキ/はやぶさ 遥かなる帰還

2012-02-12 02:03:49 | 映画
2/11(土)晴れ
愛犬との散歩を励行するために平日より早目の起床。ねだられて本日は朝夕2回も公園に出張る。足を伸ばしてドッグ・ランにも行きデビューを果たす。大変な賑わいで世に愛犬家が如何に多いかが良く解った。合間にジムでエクセサイズをして邦画を3本鑑賞。色々と忙しい。三池崇史の新作はゲームが原作であることをエンドロールで知った。なるほど。近未来、漫画チックな扮装、役者の過剰演技などなどバーチャルなテイストが満載。ケレンの得意な監督であるが、今回は少し裏目に出たのではないか。少し退屈、少し眠くなった。続いては『南極料理人』で大いに感心した沖田修一の新作。これは文句なく面白かった。南極~でもそうだが、この監督は【家族】を描かせると実に巧い。眼差しは優しく、独特の間合いは絶妙である。シナリオ良し、役者良し。邦画でしか成し得ない美点に溢れた傑作である。3本目にレイトショウで鑑賞したのは競作が話題の『はやぶさ』もの。昨年のFOX版に続く東映製作。これは描かれるプロジェクトの結果は周知の事実であるから、あとはドラマ部分の肉付けを誰がどう演じるかにかかっている。豪華キャストの熱演で、まぁキチンと見せてくれます。しかしこれほど映画にうってつけな題材もないなぁと再認識。個人的には堤監督作品の方が好みではあるが。邦画三昧の一日も悪くない。
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ドラゴン・タトゥーの女

2012-02-11 01:26:42 | 映画
2/10(金)曇り
ようやく終末である。夕方にボスが来社。事務連絡の後、虎ノ門の居酒屋で弊社幹部2名と懇親。2時間1本勝負でサラッと解散。一旦自宅へ戻り愛車に乗って近所のシネコンヘ。本日から公開の洋画をレイトショウ鑑賞。若年層中心に7割程度の結構な入りである。原作共々ヒットしたスウェーデン映画のリメイク。今月の一押し、目玉作品でありましょう。予告編は本当に良く出来ていた。本編もタイトルバックなんぞ惚れ惚れするくらいスタイリッシュ。肝心の出来栄えは本家からの大きな変更もなくソツのない造り。オリジナルで受けたインパクトは望めないからやや分が悪くなる。それでも2時間半全く退屈せず楽しめたのだからD・フィンチャーの演出力は大したものである。
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名も知らぬ遠き島より

2012-02-10 04:14:22 | 演劇
2/9(木)晴れ
寒暖の差があると寒さもこたえる朝支度。終日ネット学習。同僚は外出多く事務所は閑散としている。定刻退社して通勤経路の地下鉄駅で途中下車。文学座出身の女優(劇作家)が主宰するグループの第2回公演を観劇。住宅街にポツンとあるアトリエのような空間に100名弱の観客。演目はストレートな反戦もの。戦中と現在を交錯させた構成で劇的効果あり、熱いセリフや簡素な装置に好感が持てる真面目な作品でありました。作者は30代とのこと。しかし、お勉強して書いた苦心の戯曲なのでしょうが、日教組推薦の教育劇みたいでありました。幾つか引っかかる部分もあり心底から楽しめず。終演後は寒風のなか徒歩で帰宅。
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灼熱の魂/人生はビギナーズ

2012-02-09 05:14:44 | 映画
2/8(水)曇り時々小雪
お寒ぅございます。寒暖の差が厳しい朝夕。業務も同様の閑散期であるから午後は思い切って早退して日比谷(シャンテ)で洋画の梯子鑑賞と洒落こむ。1本目はカナダ製作のミステリー仕立てのヒューマンドラマ。壮絶な父母のルーツを中東に訪ね、壮大なスケールと絶妙な語り口が見る者を圧倒する。出来過ぎの感はあるが、史実の重みもあって厭きることはなかった。この監督の長編第2作『渦』は公開時に観ている。サウンドトラックの使い方なんぞ実に巧い。2本目はグラフィックデザイナーとしても名高い監督の自伝的作品。主要キャスト3名が米国以外の出身であるのが面白いインディーズもの。贔屓俳優3名の見事なアンサンブルでグイグイ引っ張る。知的で切なく愛すべき佳作である。大満足で劇場を後にして小雪のちらつく日比谷公園を散策して帰路に就く。
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喜劇にっぽんのお婆あちゃん/米

2012-02-08 05:06:17 | 映画
2/7(火)雨後曇り
ひと雨ごとに春気配。春一番も近いか。定時退社して東銀座へ徒歩移動。愛すべきシネパトスでは今月上旬から今井正の生誕100周年を記念した特集を組んでいる。観客は高齢層、単身者中心に10名程度。弱年の昔は説教っぽい巨匠の諸作に鼻白んだものだが数十年振りに再見してその完成度に驚く。半世紀も前に老人問題を扱ったペーソスあふれるコメディを撮っていたのである。50代前半の北林谷栄と40代前半のミヤコ蝶々演じる老婆コンビと云うのは凄い。圧巻の老け役である。もう一本は霞ヶ浦を舞台にした土着映画。57年度キネ旬1位。名匠全盛期の傑作でありましょう。2本ともフィルムの状態も申し分なし。上映機会が少ないのかニュー・プリントか。景観や構図が素晴らしい。邦画黄金時代の熱い息吹を感じて大満足。雨上がりの銀座通りを逍遥して帰路に就く。
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怠惰な月曜日

2012-02-07 05:20:30 | 日記
2/6(月)曇り時々雨
曇天の週明け。久し振りに傘を持って出勤。終日事務所におり窓外も見ず、夕刻客人と連れ立って外へ出れば路面が濡れていた。90分一本勝負の宴席懇親を終えて帰路に就く。思い立って池袋で途中下車して徒歩帰宅。湿気を含んだ夜気が適度な運動をして汗ばむ体に心地よし。帰宅すれば居間には愛犬のみ。横臥してTVを眺めて気がつけば明け方である。
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ペントハウス

2012-02-06 01:46:02 | 映画
2/5(日)晴れ
居間のソファーでうたた寝をしていたようで気がつけば明け方。愛犬に促されて散歩に出る。朝食後、近所のシネコンで米国映画を鑑賞。ハリウッドのお得意な犯罪コメディ。広義のコン・ゲーム映画と云っても良いかもしれない。豪華配役で小屋も小さかったからかほぼ満席の盛況。テンポも良く笑いあり、ラストに捻りもあって、まぁ楽しめました。ベン・スティラーやエディー・マーフィーは適役。贔屓のティア・レオーニが儲け役で好演。午後はジムでエクセサイズ。夕刻には家具屋のセールスがクレーム処理にやってきた。高級品を買うとアフターケアも万全である。サッカー惜敗。キーパーは辛い。
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湘南吞み会

2012-02-05 06:35:14 | 日記
2/4(土)晴れ
深夜の3時間ほどの仮眠で朝を迎える。7時ジャストに愛犬の散歩。10時に家を出て湘南へ向う。地下鉄と私鉄を乗り継いで最後は東海道線で平塚下車。駅前で土産の名物饅頭を購入。海岸線沿いに松林や砂浜を散策する。日差しは柔らかく、もう春の気配である。浜辺では子供たちがビーチバレーやフットサルに興じている。約束の時間キッチリに友人宅のベルを押す。湘南の絶景を一望する高級マンションの一室で親子がお出迎え。あとは旧友二人を交えてひたすら飲食して歓談。20年近い付き合いになる彼女もすっかり母親の顔である。1歳3カ月になる愛息子が走り回って子供のいる家庭は明るく笑いが絶えない。19時過ぎに辞して往路をなぞって帰路に就く。
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子供は服着て生まれてこない

2012-02-04 04:18:26 | 日記
2/3(金)晴れ
ようやく終末。倹しい月末処理も無事終了。終日Net学習。定刻退社して池袋で途中下車。駅に隣接している大手百貨店で子供服を求める。少し遅れたが友人の出産祝いである。ペラペラの肌着のような上下に大枚の値札が下がっている。値切る奴もいないので売り手はやり放題である。閑散とするフロアを見廻して進行している深刻な少子・高齢化を憂う。簡単な夕食後ジムでみっちりエクセサイズ。早目に帰宅して泥のように眠る。但し居間のソファーで。
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ピアノマニア

2012-02-03 01:28:41 | 映画
2/2(木)晴れ
冷えますなぁ、毎日。えい!やぁ!と跳ね起きて着替えをするのにも気合が入る。昼まではNet検索で色々な調べ物。午後から所用を理由に外出、そのまま新宿でフェイドアウト。3丁目のシネマートでは独国製作のドキュメンタリーがかかっている。世界的な名門ピアノメーカーのカリスマ調律師に密着取材をした作品。ピアニストと調律師、天才同士の掛け合いが凄まじくもありユーモラスでもある。我が家にアップライトのピアノがあり、毎年メーカーから派遣される調律師がチューニングをして帰ってゆくが、流石にプロの要求レベルは比較にならないくらい高い。演奏家と調律師のこうした関係は何に例えたらよいのだろう。ボクサーと老練なトレーナーかな。夜は毎度のメンバーにて中国積木で知的遊戯。獲ったり獲られたり。労多くして益少なし。疲れた体を終電の地下鉄が運ぶ。
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預言者

2012-02-02 05:31:34 | 映画
2/1(水)晴れ
日本海側の豪雪は凄いらしいが晴天が続き空気は乾燥し強風あり。月初の安全祈願で神棚へ柏手。訓話を聞いて朝礼終了。日常業務は相変わらず。定刻退社して渋谷で途中下車。ヒューマントラストでフレンチ・ノワール鑑賞。サービスディの為か、地味な演目にも拘わらず4割程度の入り。スクリーンNO2、変形な小屋なり。カンヌでグランプリを獲ったり、アカデミーにノミネートされても興行には関係ない。されどこれは【本物】である。さすが【リード・マイ・リップス】の監督。古典的ともいえる『刑務所もの』だが、セットと役者のリアルさが凄い。複雑な人種関係をあつかって説明的な科白を排しているのでとっつきは悪いが、利害関係やエピソードの積み上げ方が実に巧い。マフィアにも色々あるのだなぁ。150分みっちり堪能して、お勉強にもなりました。
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アニマル・キングダム

2012-02-01 05:05:19 | 映画
1/31(火)晴れ
はや晦日で1月も終わる。月末処理もほとんどなく無風状態続く。フライング気味に奉公先を退社して日比谷へ出張る。シャンテにて豪州のクライムサスペンスを鑑賞。観客10名強。徹底したリアリズムとケレンを排した演出に痺れる。TVから流れる流行歌がエアー・サプライだったりする小道具も憎い。おっかさん役の女優の怪演も見物でありました。ショッキングなラストには流石に驚いた。ハードボイルドというよりニヒリズムの極のような傑作でありました。昨日に続き早目の終演だったのでジムでひと汗かいて帰宅。
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