4/14(土)晴れ時々曇り
9:00起床。愛犬との散歩と朝食を摂って直ぐに外出。日比谷のTOHOシネマズにて本日初日(舞台挨拶付)のアニメを鑑賞。10:40上映開始。場内は流石に親子連れなどで満席。初日マニアの友人に誘われなければ鑑賞することもなかったろう。但し昔何気なく観た«オトナ帝国の逆襲»に感心した記憶あり、幼児向けアニメを馬鹿にはできない。本作も昭和の香りが漂うギャクセンスが中高年層のノスタルジーをくすぐる造りである。ももクロと関根勤を間近に観てお得な気分。終映後はそそくさと帰路に就いて14:00自宅着。間を置かず愛車に乗って小川町へ義父を見舞う。車椅子に乗った当人は元気そうであった。夜はクリスティーの名作のリメイクドラマを鑑賞。途中でうたた寝して評価は不可。
早く感じた1週間。暇だったからだろうか、中日に休暇を挟んだだろうか。昼にキジ重。850円なり。定刻退社して新宿で途中下車。シネマートで韓国映画を鑑賞。客入りは2割以下と閑散。予告編から能天気なコメディを想像していたのだが、意外やシリアスな家族(血縁)の問題が描かれていてシンミリ致しました。キム・ヘスやマ・ドンソクが達者なのはキャリアからわかるが、美少女キム・ヒョンスがよろしかった。
休み明けの奉公先は仕事が滞ることもなく暇な一日。昼には散歩がてら農林水産省まで出向き食堂で美味くも安くもないサバ味噌煮を食す。定刻退社して池袋で途中下車。池袋シネリーブルにて邦画を鑑賞。場内は単身の中/高年齢層ばかり10数名と閑散。吉本興業制作。全く予備知識なく情報は入り口に張り出されたポスターのみ。少し前にワイドショウを賑わせた保険金殺人事件があったような・・・。それにしても本作は法廷サスペンスとしては緊張感なく、ブラックコメディとしては毒も笑いも中途半端。一体どういった客層に何を訴えたかったのか。プロの役者(タレント・芸人?)が演じて、その技量を生業とするスタッフが製作した割には少々お粗末ではないか。悄然として劇場を後にする。
7:00起床。定番の朝食と愛犬の散歩を終え、愛車に乗って隣町のシネコンまで。昨日から公開の邦画を梯子鑑賞。1本目はキャパ300近い中規模劇場に観客2割未満と出足は悪い。旧スマップのメンバーに興味なし。この手のオムニバスがトータルとして面白かった記憶はあまりないのだが、ほぼ予想通り。4人の監督のコダワリや小業を楽しむ作品だと思ふ。個人的には山内ケンジのファンなので、そのお仕事振りは気に懸かるが、意外や太田光の監督作が最もシッカリしていた。まぁ草薙・尾野両名の芝居にも助けられたのだが・・・。それにしても豪華脇役陣の無駄使いのようで役者が少々可哀想でありました。2本目はキャパ98の小さな小屋に意外や中高年層婦女子優勢で5割越えの入りはご立派。夫婦らしきアベックや単身のお若い女子などR-18とは思えぬ客層。原作小説は発表時に既読。話題となった舞台は未見。但し三浦監督は過激な演劇集団«ポツドール»の頃からの馴染みで、本作の興味は彼の演出(シナリオも)にあった。ゲイを主人公にした映画は多いが、ずばり男娼をテーマにした作品はあまり思い浮かばない。紹介される性癖の数々はこれまで散々ロマンポルノや大蔵映画で描かれているが、さすがに劣情を煽るカラミではなく、夫々説得力のある媾合が展開されております。カメラ・照明も良かったが、音響に一番感心した。閨事が発する音を拾う(又は作る)のは至難だったと思ふ。また、芝居が出来て脱げる女優は少ないのでキャスティングには苦労しただろう。大御所・江波杏子、貫禄のエクスタシーは特筆しておきたい。戻って愛犬と散歩を2回。夕食にサバの味醂干。
少し肌寒い曇天。夜にはお湿りあり。ランチに辛味噌ラーメン、850円也。案件2件をやっつける。定刻退社して池袋で途中下車。HUMAXシネマにて学園恋愛ものの邦画を鑑賞。広い場内に観客10名、全員うら若い女性。他には単身の殿方のみと超閑散。コミックスの原作あるそうだが未読。本作も凡百ある学園ラブコメと類似の骨格をもつが、もう少しシナリオ(構成と云うより科白)に工夫が必要ではないか。映画だといえばそれまでだが、人間これほど熱い思いをズバズバ口にすることはありえない。言葉で全て説明してはいけない。観ているこちらが気恥ずかしくなる。集客を見込んだ主演ふたりは可もなく不可でもなし。シンガーソングライターの高橋優が意外や良い味を出していた。あとはヒロインの子供時代を演じた子役に星献上。
初夏の陽気が続く。奉公先の業務も春休みの如し。ランチに蕎麦、食後は睡魔と闘う。定刻退社して新宿で途中下車。シネマートで都下単館上映の韓国映画を鑑賞。客席は3割未満の入りだが婦女子率9割越えと賑々しい。売り出し中の若手俳優ふたりを起用したバディームービー。ポリスものには類似多いが、警察学校在学中のルーキー未満と云うところが新味でありミソか。筋立ては凡庸で少々雑な展開ではあるが、主演ふたりの鮮度と勢いで最後まで観させる。彼らの活躍を際立たせる為に犯罪行為を看過する警察も凄い。(笑) 他に肉体美を見せるためだけに芋虫のように吊るされてイケメン役者も楽じゃないですな。
4/3(火)晴れ
案件なく終日お茶を挽く。昼にナン食べ放題で二種カレー。午後には新人向けの部署紹介の講師を務める。売り手市場のこのご時世、一流大学から何のコネもなく我が奉公先に入社するとは奇特なり。定刻退社して有楽町まで徒歩移動。ヒューマントラストでインディー系の洋画を鑑賞。キャパ60人程度の小さな小屋には若年層やや優勢で7割超えの入り。老人映画と云うのは一つのジャンルになるのではないか。いまだアクセク奉公先に通ってはいるが、我が日常は作中の主人公とさして変わらぬ。バーが劇場に変わるくらいである。孤独と孤高は違う。神が存在しようがしまいが死ねば虚無が残る。癖のある名脇役に合掌。
4/2(月)晴れ
はじまり・リセットの期初。早目に出勤して雑用をやっつける。人事報に目を通して同僚と噂話。案件なく雑用と私用でパソコンと睨めっこ。昼にチェーンのつけ麺850円也。定刻退社して池袋で途中下車。新文芸坐にて見逃していたドキュメンタリーを鑑賞。併映はアルツハイマーに罹った妻を介護する夫の美談。あざといセリフと演出で琴線は震えず不謹慎ながら欠伸を噛み殺す。お目当ての老夫婦の演目は噂に違わぬ佳作で胸が熱くなった。毎日コツコツ畑や果樹園を丹精して淡々と生活する老夫婦。それは巨大な人口造成地(ニュータウン)の片隅にあって、楽園での営みのようである。但し単なるスローライフを描いたものではない。戦中や高度成長時代のエピソードから、一見朴訥とした好々爺が実は相当強靭な凄みを持った人物であることが浮き彫りにされる。取材対象との距離感と徹底的にケレンを排除した編集が素晴らしい。密着して膨大な時間を費やしたであろうことは、その自然な雰囲気で容易に想像できる。地元TV局の腰の据わった製作姿勢ならではだろう。«夢は牛のお医者さん»«ある精肉店のはなし»などに通じるスタイル。著名な建築家の箴言が心の襞に染み込み心地よい余韻に浸った。
強風で花びらが舞う公園を愛犬と散歩。初夏の陽気で家族・グループが車座になって花見の宴を張っている。核家族の我が家にとって少々羨ましい光景。昼前に近所のシネコンで洋画を鑑賞。100人に満たない小さな小屋は老若男女程好い比率でほぼ満席。元CICエージェントの書いた原作小説は読了。ちょいと旧職場と同僚賛歌が鼻につくが主要人物の背景も詳細に書き込まれ、現場を知っている人間ならではのエピソードもあり大いに楽しめた。映画の設定・骨格はほぼ原作通り。活字で膨らませたイメージを先入観で持つのは当方の勝手だが、それにしても主演ふたりは適役とは云い難し。感の良い観客にはオチも読めただろうが、回収の手際は鮮やか。贔屓のM・L・パーカーやS・ランプリングは嬉しい好演。まぁ好悪相あざない一長一短あれどジェニファー嬢の脱ぎっぷりに免じて評価はやや甘め。