Il film del sogno

現実逃避の夢日記

Vision/羊と鋼の森

2018-06-11 00:41:32 | 映画
6/8(金)晴れ
休暇取得して午前中は特殊ミッション敢行。池袋で巫女の宣託を聞きに行く。午後から豊島園のシネコンで本日封切の邦画を梯子鑑賞。両作とも3割程度の入り。河瀨直美の新作は、原点回帰を思わせる奈良・吉野が舞台。良くも悪くも監督の作家性が前面に出た作品。幻想的で美しい圧倒的なビジュアルに対してストーリー(語り)は未整理なテーマが混在されて、敢えて不親切な造りにしている節もある。これは賛否あろう。但しこの監督は常に扱うテーマと格闘しており、本作でもそのこだわりはヒシヒシと感じられる。羊~は本屋大賞を獲った原作は読了。小説に忠実な映像化である。真摯な青年の職業を通じた成長譚。調律師が主人公ゆえにピアノとそれを奏でる演者も重要な役回りで登場する。数年前に世界的な名門ピアノメーカーのカリスマ調律師に密着取材をしたドキュメンタリー映画«ピアノマニア»を観た。ピアニストと調律師、天才同士の掛け合いが凄まじくもありユーモラスでもあった。演奏家と調律師のこうした関係は何に例えたらよいのだろう。ボクサーと老練なトレーナーかな。本作でもピアノに魅せられた市井の人々が登場するが、原作通り姉妹のエピソードに尺も比重も置いて清涼感良し。自分の仕事に誇りを持てることの素晴らしさも。しっとりとした良き映画でありました。早目に帰宅して愛犬と散歩。夜は同居人が持ち帰った豪華松花堂弁当を馳走になる。
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休暇前日

2018-06-08 00:38:38 | 日記
6/7(木)晴れ
大物案件2件の資料作成完了。昼に焼きパスタ。670円とリーズナブル。炭水化物の摂り過ぎに要注意。午後にプレ委員会。ダメ出しの修正に2時間の残業。二日連続まっすぐ帰宅。映画を観ないと夜が長い。
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父親の匂い

2018-06-08 00:30:58 | 日記
6/6(水)雨
早朝出勤が日常に。朝の作業はやはり捗る。昼にローストビーフ丼。690円なり。肉は堅かったが値段相応。1時間の残業をして真っ直ぐ帰宅。同僚が薦めるTV番組をパソコンで鑑賞。亡き父の匂いを再現してほしいという視聴者の願いを叶えるバラエティである。これには泣けた。妻も子供も純朴でよろしい。生前の赤子を抱く姿に素直に落涙。親子の鍾愛に勝るものなし。
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ビューティフル・デイ

2018-06-08 00:22:09 | 映画
6/5(火)曇り雨
早朝出勤続く。大型案件の資料作成をシコシコして雑権を何件か。午後から雨が降りだす。梅雨入りである。昼に近所の鶏料理店で油淋鶏と冷やし担々麺のセット。880也。定刻退社して渋谷で途中下車。ヒューマントラストシネマで英国女流監督の新作を鑑賞。長編4作目のようだが、過去2作品はいずれもハイレベルな出来栄え。本作も曲者役者ホアキン・フェニックスを主演に据えてハードボイルドタッチの犯罪モノ。母親想いの殺し屋が誘拐少女を救い出すのだが・・・。いやはや淡々とした硬質な描写と説明的な科白を排した劇作が素晴らしい。間歇的に挿入される主人公のトラウマがアクセントとなって観る者のテンションを引き上げる。傑作なり。
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レディ・バード

2018-06-06 00:24:25 | 映画
6/4(月)晴れ
早目の就寝で気分爽快な週明け。終日大物案件の下準備。昼におばんざい定食。うまくもないサバの塩焼きに850円。定刻退社して日比谷まで徒歩移動。シャンテシネでグレタ・ガーウィグの監督作を鑑賞。場内単身女性中心に9割近い入りには少々驚き。監督自身の自伝的作品。大学入学までの1年間が描かれる。親との葛藤、初体験、クラブ活動、友人関係・・。これは観る者が自身の10代と重なるあエピソードもあるだろう。共感するかは別として。時間に醸成され思い出に修飾される若かりし日々。ノスタルジーばかりでなく客観性も備えていたことに好感持てた。
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デッドプール2

2018-06-04 00:26:58 | 映画
6/3(日)晴れ
8:30起床。朝食、愛犬との散歩を終えて小川町まで。施設の義父を見舞う。戻って近所のシネコンまで。先週末から公開の米国マーベル映画を鑑賞。弱年層中心に4割強の入り。不死身のヒール―によるおバカ映画である。ド派手なアクションで人もバタバタ死んでR-15。まぁ好き放題やってくれます。小ネタ満載の悪ふざけも原典が解らず笑えないことも。後半は少々退屈した。帰宅して更に愛犬と散歩。夜はバラエティやらドラマをのんびり楽しむ。
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万引き家族

2018-06-03 01:12:05 | 映画
6/2(土)晴れ
8:00起床。朝食、愛犬との散歩を終えて近所のシネコンまで。来週公開予定の邦画の先行上映を鑑賞。カンヌでグランプリを獲った話題作故か場内は高齢層中心に4割近くの入り。懐かしきアイテム多数。コロッケ、ラムネ、駄菓子屋、廃車の基地など。今でも乳歯は屋根に向かって投げるのだろうか。都会の谷間の古い家屋で特異な疑似家族がいまでは稀になった昭和30年頃のような日常を送っている。子供を愛せない親も親から愛されない子供もともに不幸だ。親から愛されなかった子供は親になって子供を愛することが出来るのだろうか。監督が一貫して描き続けている家族のお話。少ないセリフから人物像を浮かび上がらせた役者の技量に感服した2時間。全員屈折しているのだが、特に複雑な役回りを安藤サクラが好演しており、これはカンヌが絶賛したのも頷ける。少々沈んだ気持ちになるが良作なり。帰宅して愛犬と再度の散歩。ジムで遠泳と喫茶。
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OVER DRIVE

2018-06-03 01:03:39 | 映画
6/1(金)晴れ
漸くの週末。昼にホッケの塩焼き定食。950円也。午後は中途採用者への導入研修。定刻退社して新宿で途中下車。ピカデリーにて本日初日の邦画を鑑賞。サービスデーゆえ若年層中心に場内8割と盛況。モータースポーツの世界をバックグラウンドに兄弟の葛藤を絡ませた、なかなか見ごたえのあるドラマでありました。派手なエキゾーストノートを轟かせて爆走する車輛は迫力満点。CG/SFXがお得意のROBOTが良い仕事振り。主役ふたりが背負う過去がちょいと甘いが、対照的な性格をエピソーに織り込んで、ラストはレースの行方と併せてキレイにまとめて感心。ファンには真剣佑の裸体が眼福でありましょう。トヨタの全面協力。若者のクルマ離れが云われる昨今だが、これはヒットすると思ふ。
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昭和な喫茶店

2018-06-03 00:58:33 | 日記
5/31(木) 曇り
ライトな案件や雑用で午前終了。昼に切り落としの焼肉定食。1,080円なり。評判ほど美味くもなし。定刻退社して嘗ての同僚と食事を兼ねた情報交換会。話題は共通の知人の動向や無責任な噂話。3時間談笑して帰路に就く。
 
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ゲティ家の身代金

2018-06-03 00:55:21 | 映画
5/30(水)曇り後雨
髭をそり忘れて不快な朝。昼に新規オープンした九州料理店で五島うどんと鶏天丼。950円なり。定刻退社してTOHOシネマズ新宿にて米国サスペンス映画を鑑賞。実話を基にした誘拐もの。不謹慎なようだが<ひとさらい>も小説・映画などのテーマになること多き題材。くすんだ色調が70年代当初という時代背景(雰囲気)をうまく表現してアナログ感もあり。ドキュメンタリータッチのサスペンスは嫌いではない。ただ本作に限ればだが、リドリー・スコットの演出は良く言えば安定、悪く云うと面白みがない。鑑賞後に知ったのだが、土壇場の降板劇が完成度に影響がないわけはないだろう。云って詮ないがケヴィン・スペーシーとナタリー・ポートマンで観てみたかった。
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ファントム・スレッド

2018-06-02 00:43:13 | 映画
5/29(火)晴れ
早朝ミーティングあり、昼には980円の格安うな丼を奢る。姿かたちは押して知るべし。午後に打合せ1件。定刻退社して一旦帰宅、愛犬との散歩を終えて近所のシネコンまで。場内一桁と閑散。PTAの新作はDDルイスの引退作だそうな。舞台は半世紀以上前のロンドンで、これは欧州古都でしか描けない作品だろう。姉/弟/妻が職場と私生活で立場を主張し合って物語は展開する。三者のアンサンブルが素晴らしい。ストーリーラインば特段奇異に感じることもない恋愛譚だと思ふが、語り口が抜群に巧い。序盤は≪青髭公≫を思わせ、徐々に密度を増すふたりの支配と被支配の関係は、ある事件から逆転する。婚姻をすれば当然ズレが生じ、倦怠することは夫婦関係では当たり前の現象。ラストの捻りにはニンマリした。20代で既に熟練の作風で鳴らした監督の面目躍如。巨匠の風格漂う重厚な佳作。
 
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海を駆ける

2018-06-02 00:17:03 | 映画
5/28(月)晴れ
快晴の週明け。昼食に豚の角煮と野菜の丼。ざわつく周囲を尻目に定刻退社して新宿で途中下車。テアトルで深田晃司の新作を鑑賞。場内単身者中心に10数名と閑散。Dフジオカや阿部純子をキャスティングしても興行面の影響なしか。前作も初日を観た近所のシネコンは観客3名と超閑散だった。この監督の過去作にはいつも感心させられる。特に「歓待」「淵に立つ」は、ともに闖入者モノの傑作だと思ふ。作品の出来栄えと興行成績は必ずしも一致しない好例だろう。但し本作は折角のタイ(海外)ロケが活かされているとは思えず、地味なお話が展開して結局何が云いたかったのかが伝わらず少々退屈な心地。幾つかの≪奇跡≫がうまく昇華していない。次回作に期待したい。
 
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