3/15（金）晴れ
あっという間の週末。昼にアジフライと秋刀魚の一夜干。880円也。午後早退して病院へ。本人脇腹を押さえて多少の痛みはあるようだが、明日の退院に意欲満々。帰宅して昨日同様の家事。夕餉にきのこのペペロンチーノとオニオンスープ。何を作らせてもすばやく美味い、と自画自賛。それにしても実の娘とは云え対坐してもこれといって話すこともなし。世の父娘はどういったことを話題にするのだろう。
3/14（木）晴れ
休暇取得。8時半には家を出て9時半病院着。ロビーで一服して10時調度に病室へ。直ぐに手術が始まり待機するよう言われる。待合室に本棚があり、村上春樹のエッセー集を選んで精読。力の抜けた四方山話に感心かんしん。1時間半ほどで呼び出しあり、術後の執刀医からカンファレンスをうける。気難しそうな中年の女医の説明を聞き幾つか質問をして20分ほどで退出。病室で30分ほど待っていると麻酔の切れかけた当人が運ばれてきた。意識が戻ったところでひと声かけて退出。帰宅して掃除と散歩。夕方になれば夕食の支度。オムライスと特製サラダをチャッチャと作って昨日同様娘と対座。
3/13（水）晴れ
晴天温暖。昼に蕎麦屋でミックスフライ定食。900円也。サクサク案件を処理してフレックスを行使して15：00退社。新富町、聖路加病院へ家人を見舞う。滞在10分、個室の主はどことなく頼りなげである。早めに帰宅して愛犬と散歩。用意されていたロールキャベツとポテトサラダにガーリックトーストをつけて夕餉とする。小鳥の世話役でヘルプに来ている身内の娘と夜のドライブ。忘れ物をとりに志木のマンションまで往復一時間強。会話らしい会話を久しぶりにした。
3/12（火）晴れ
朝の寒さも和らいで春も目の前。定例のミーティングは期末の案件審議のスケジュール。昼に和食のバイキング。900円也。定刻退社して真っ直ぐ帰宅。愛犬の散歩を済ませて近所のイオンシネマにて本年度のアカデミー外国作品賞、監督賞受賞作を鑑賞。ネット配信のみの興行が話題になったが遅ればせながらの劇場公開。1970年代のメキシコが舞台。平凡なメイドを通じての家族劇。派手さはないが往時を再現したセットや小道具など莫大な制作費がかかっていることが窺える。計算された構図や音響。淡々としているようで緊密な空気感を帯びて、ノスタルジックなエピソード多く全く厭くことがなかった。
3/11（月）暴風雨のち晴れ
昼にカレー風味のつけ麺。850円也。珍しく30分の残業をして池袋で途中下車。ロサシネマで米国クライム映画を鑑賞。公開1週目にも拘らず観客一桁と超閑散。打ち切り近いと見た。原作小説あるようだが未読。アナ・ケンドリックとブレイク・ライヴリーのカップリングが奏功してスタイリッシュなノワール作品になっていると思ふ。古典的な「双子」を出すのは陳腐で更には後半のツイスト（捻り）の整理が悪く少々スッキリしなかったが、まぁ面白かった。結局、悪女ものは魅力的なキャラクターに尽きるということか。
3/10（日）曇り（東京）晴れ（新潟）
4：30起床。5：00ジャストにお迎えの車が到着。スキー場には8：00前着。全コース共通の半日券がシニア料金で3千円なり。快晴・無風・気温も上がってアンダーウエアとアウターの２枚で快適。冠雪の山々の稜線が美しい。ゴンドラに乗り込んで滑走開始。11：00甘味休憩。帯同者にチーズケーキを奢る。13：00には撤収。日帰り温泉（600円）に寄って苗場の近くのラーメン屋でミソラーメンと餃子を食す。トンネルを避けて一般道の山道を月夜野に抜けて往路をなぞって帰宅は17：00。終日家に居て愛犬と留守番。ブランチを摂って軽い清掃が終わると何もすることなし。わが仔と居間のソファーでウダウダする。TVのバラエティと録画のドラマなどを漫然と眺める。外は冷たい雨がこれもダラダラと降り続く。夕方徒歩一分のスーパーへ出向き夕食調達。豪華食材の握り寿司。980円也。併せて桜餅（3個入り）298円。帰宅して特製とん汁を作って夕餉とする。
3/9（土）晴れ時々曇り
深夜までユーチューブを聴いて10時過ぎに起床。嫌な兆候である。案の上、家人と小さな諍いを起こす。修復後にはジムで遠泳、喫茶、買い物、愛犬と散歩などのルーティンをこなす。夕食にメカジキの煮付けとゴーヤチャンプル。
3/8（金）晴れ時々曇り
薄着のおかげで寝起きの体感温度に敏感になった。本日は寒い。気温5℃。三寒四温の季節になりました。昼に塩辛い焼鮭定食。850円。定刻退社して有楽町まで徒歩移動。ピカデリーでイーストウッドの新作を初日鑑賞する。単身の高齢者中心に3割程度の入りと出足は悪い。巨匠は90歳を超えても主演を務めて意気軒昂。枯れ木のような四肢からは男の哀愁が滲んでいるが、色香もまとった言動はセクシー＆ユーモラスである。ニューヨークタイムスの日曜版に掲載された実在の人物からインスパイアーされた作品であるそうな。白髪は知恵の証明ではない。我々は歳を重ねても煩悩を続けるのだろう。これぞ正真正銘、リアルな老人映画だと思ふ。
3/7（木）雨
終日ダラダラと降る雨模様である。昼に菜の花と豚肉の焼きパスタと人参サラダ。670円也。夕刻、営業所監査の事前説明。いけすかない担当者の言動にあきれる。ペットショップ運営会社のしんどい案件を漸く上申。帰る間際には大型案件の相談を受ける。家人が風で寝込んでいるので真っ直ぐ帰宅。愛犬と夕食を済ませて数種の果実と乳製品を混ぜた特製ジュースを造って飲ませる。アクセントは酢と豆乳と甘酒である。愛犬と散歩に行けないとストレスを感じる。寝しなにユーチューブで昭和の歌謡曲を聴く。懐メロには安眠導入効果あり。
3/6（水）曇り
周囲は御前会議の案件多数でバタバタとしている。昼にミックスフライ定食、ライス大盛りと食後のコーヒー月で950円也。火急の案件を処理して難件の下調べをしてタイムアップ。定刻退社して真っ直ぐ帰宅。愛犬と散歩に出て風呂掃除を命じられる。家人の体調優れず。長い夜をＴＶ番組のはしご鑑賞で過ごす。ニュースでカリスマ経営者の保釈が報道されている。天文学的な保釈金がポンと出せるのだから、やはり私腹を肥やしていたのだろうと云われても仕方なかろう。
3/5（火）晴れ
丸々二日降り続いた雨も上がって晴れ間を見る 。定例のミーティングは期末の案件審議のスケジュール。昼に新規開拓の定食屋。和食のバイキング形式で900円とヘルシー＆リーズナブル。定刻退社して池袋で途中下車。シネマ・ロサにて度マイナーな邦画を鑑賞。目当ての演目の開始が遅く、開演まもなくの作品を出来心で観ることにした。予備知識は制服姿の女子高生のポスターと奇抜なタイトル。主人公はクラスで浮いている孤独な14歳の女子中学生。またイジメモノかいなと思ったが、保健室の先生との交流やインディーバンドとの出合いなど、まぁ青春アイテムの定番を清々と描いていた。自主映画的な雰囲気は低予算、スター不在であるから致し方ないが、印象的な科白やシーンもあり退屈はしなかった。観客20数名とまばら。終映後に監督、主演女優によるトークショウあり。監督の師匠筋である篠原哲雄も参加。［深呼吸の必要］や［木曜組曲］など佳作多い職人監督。先生役の長谷川葉生に着目。埋もれた才能というのはありますな。帰宅して三日ぶりに愛犬と散歩。
3/4（月）雨
案件2件を真面目に取組む。風俗店の入っている雑居ビルの案件に難儀をする。昼に美味くもないワンコインの和食弁当。定時退社して新宿で途中下車。ピカデリーで旬な男・女優主演の邦画を鑑賞。原作小説、次いでアニメあるそうだが未読・未見。タイムパラドックスを扱った作品は多く、これもそのジャンルといってよいだろう。直近では［ぼくは明日昨日のきみとデートする］が良かった。しかし本作は原作を改悪しているのではないか。何故、1年先の彼氏から声がかかるのか全く不明。わたくしの頭が悪いからか。後半も無理な展開とこっぱずかしい科白の応酬に辟易とした。人気の俳優を使ってもったいない。それにしても川口春奈は可愛いかった。少しファンになりました。
3/3（日）雨
9:00起床。終日家に居て愛犬と留守番。ブランチを摂って軽い清掃が終わると何もすることなし。わが仔と居間のソファーでウダウダする。TVのバラエティと録画のドラマなどを漫然と眺める。外は冷たい雨がこれもダラダラと降り続く。夕方徒歩一分のスーパーへ出向き夕食調達。豪華食材の握り寿司。980円也。併せて桜餅（3個入り）298円。帰宅して特製とん汁を作って夕餉とする。
3/2（土）晴れ
やや強風あれど快晴なり。9：00起床して散歩がてら愛犬と犬猫病院へ。耳中の洗浄と爪切り、ムダ毛の処理でお会計２千円。ブランチ後に隣町のシネコンでインディー邦画を鑑賞。３割強の客入り。寂れた港町で貧窮から知恵遅れの妹に売春をさせる兄。心身荒廃して下降するふたり。しかし何故だろう、堕ちるほどに生きてゆく活力の純度は上がり、倹しい暮らしは哀切を帯びる。孤独な老人や虐めにあう少年などサイドストーリーも陰陰滅滅としている。半面間歇的に挿入される赫奕たる夕陽や陽炎のように粘つく夏日がひたすら美しかった。ひとは喰う為に働く。抗えない性衝動や悦楽をコントロールすることは至難。そして愛とは悲しくも麗しい幻想である。３年前にピンク映画でその存在を知った贔屓女優はやはりホンモノだった。終映後、床山、ジム、買い物を済ませて帰宅。愛犬と２度目の散歩。夕餉はサバの一夜干し、きんぴらと山芋ともやし料理。ヘルシーなメニュー。
3/1（金）曇り時々晴れ
朝方雨が残る。弥生３月期末月。業務は多忙でも暇でもなく程好いボリューム。昼にワンコインのカツ丼を孤食。定刻退社して日比谷へ徒歩移動。TOHOシネマズで本日公開のオスカー作品受賞作を鑑賞。前評判とサービスデーが重なり５００前後ある客席は満席。なるほど栄冠授与にふさわしい文句ない佳作なり。跛行的なバディームービーとしても６０年代の南部風俗世相を知るロードムービーとしても、音楽、夫婦愛ものとしても一級品。捻って毒のある作風が身上であったP・ファレリーらしからぬストレートな感動作。役者良し、シナリオ良し、プロダクションデザイン良し。古い因習をぶち壊すのは才能だけではなく信頼と勇気も必要。要所を締める音楽シーンも素晴らしかった。大満足で夜の日比谷を逍遥して帰路に就く。
