落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」

2009-11-28 22:18:27 | アート・文化

Img_0003 上野の森美術館にて。

見事な細工の「仏」の数々。こんな山の中なのに、トルコ石やサンゴや真珠を使ったすばらしい細工だ。

「仏」といっても、金色で、半裸に若い男や女で、まっすぐは立たないで片方の足に重心をかけて、体をひねっているから、色っぽいのよねえ。

おまけに、「父母仏」といって男女が絡んでる像もあるし・・・。ただ、これらは普段ポタラ宮に祀ってあるときには、布をかけて体を見せないようにしてるんだって。

う~ん、日本人は見ていいのか・・・。というか、どんな宗教なんだい?チベット密教。

一昨年、中国の九寨溝・黄龍に行ったが、そこの地域がチベット密教だったので、カラフルな布やお経を書いた布がいっぱいロープに結ぶつけられてたりしたのを見たり、マニ車を回したり、お土産に「天珠」を買ったりしたので、全くなじみがない訳ではないのだが。

マヤ・アステカ文明やエジプト文明などには、大分詳しくなったのだが、初めてだからなあ。

行かないとピンと来ないのかなあ。でも4,000m級だと高山病出るしなあ。

音声ガイドをちゃんと聞いたけど、千手はいろんな人に手を差し伸べる事ができるようにというのは分かったけど、なんでここまで手に固執する? 顔もいっぱいだし。そして父母仏の謎・・・。ガイドブックを買って熟読が必要なのかしらん?

これから行く人は、ざっと勉強して行った方が、有難味が増すかも。

土着宗教のボン教のチャムがドクロをモチーフにしてて、メキシコぽかった。

Img_0002

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「イングロリアス・バスターズ」

2009-11-28 00:08:15 | 映画

112601 子供の頃、TVで放送してた「2時のロードショー」や「3時の指定席」で観た、白黒の戦争映画みたいだった。タランティーノは「特攻大作戦」を目指していたらしいので、その意味では成功。もっとハチャメチャかと思ったら、普通に観られた。最初に「アラモ」のテーマが流れ出した時はどうなるかと思ったけど。

原題の意味を調べようとしたら、翻訳で出てこなくて、調べたら「INGLOURIOUS BASTERDS」は「Inglorious Bastards」誤字という設定だったのね。

112602 ヨーロッパでは、いかに言葉の壁を乗り越えるのが大変かという映画でもあった。英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語がうまくいかないせいで、どんどん死んじゃうからなあ。白黒の戦争映画では、アメリカ人がヨーロッパ戦線で活躍してたけど、実際は、大変だったんだろうなあ。だから、1章や酒場の会話のシーンでは、ドキドキして結構楽しめた。

ラストの映画館のシーンでは、「ワルキューレ」や「ファイナル・デッドサーキット」でしっくりこなかった分、この映画で溜飲を下げさせて頂きました。ああ、スッキリ! バスターズの大佐への最後の始末のつけ方も良かった。

112603 出演者もタランティーノらしく、それぞれ見せ場がある。

ハンス・ランダ大佐を演じるクリストフ・ヴァルツは、全編通じて関わってくる唯一の、だからその意味でも主役であるんだが、本当にうまい! どんどん憎たらしくなってくる。

ブラピも頑張ってるんだけど、やっぱタランティーノ本人がやった方が、危ない中尉の感じがもっと出たんだろうなあ。元々私は、監督としてロドリゲスが好きなので、タランティーノは役者さんのイメージが強いのだ。

112604 ショシャナを演じたメラニー・ロランは、今っぽい普段着のカッコの時はカッコいいのに、ドレス着てきちんと化粧したら・・・貧弱でがっかり。ダイアン・クルーガーはやっぱり綺麗だ。

個人的には、ティル・シュヴァイガーをあんなにあっさり殺して欲しくなかったなあ。

もっとB級映画に詳しければ、そして英語が分かった、もっと細かい所(配役の名前とか)でニヤリとできたんだろうが・・・。

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