セレブなキャストで贈る、豪華絢爛、大人のおもちゃ箱ひっくり返した映画。
頭脳明晰なのに子供っぽくてお茶目で、母性本能くすぐる主人公に、お色気係りのお姉さん、洒落た笑いあり、アクションあり、もどかしいロマンスあり!
←いい年したヒーローがイジけて二日酔いでドーナツ食べちゃうんだよん。
トランスフォーマーが子供向けシリーズなら、こっちは大人向けシリーズ。
後何作作る気なんだろう? 2と3は一緒に撮ったのかな?
(ギャラさえクリアすれば)3も、グウィネス・パルトローもドン・チーゲルもサミュエル・L・ジャクソンもスカーレット・ヨハンソンもサム・ロックウエルも、という豪華メンバーがまた出るのかな?
あと、美味しい脇役だなあ、と思ってた観ていたハッピーは、監督自ら演じてるんじゃん。ずるいなあ。(アイアンマンの時は気付かなかった)
音楽は良かったよ。キャスト・スタッフと同世代の私だから。クィーンが流れるんだもん。
ただ、観ていて目茶目茶面白い訳じゃないけどね。マーベルだし。
IMAXでデジタルで観たせいかもしれないが、モナコのレースシーンで、上からの俯瞰の映像で、なんか船が浮かんでる海と、レーシングカーが走ってる道路と、大勢の観客席と、建物が、バラバラな感じがした。ここでミッキー・ロークとトニー・スタークが闘うんだが、爆発の炎が浮いて見えた。それにあれだけのスピードで走ってる車が、事故った時、あんな短い距離しか転がらないのもちょっと・・・。
スーツ着たドン・チーゲル(中佐に見えない。前の人の方がいい。)と戦うのも夜のスタークの家の中。最後のアクション(戦闘)シーンも、舞台は“夜のEXPO会場”という、暗くて狭い場所に限られてる。ミッキー・ロークと戦う所なんて、温室の中の日本庭園みたいな、本当に狭い場所。ちょっと、残念。見晴らしのいい昼間に、外で戦えよ。お金かかるけど。
そしてロシア人に見えない、「レスラー」そのままのミッキー・ローク。なぜか常に爪楊枝を加えているが、刑務所から脱獄して、車降りて、飛行機の格納庫でサム・ロックウエルに合った時もいつのまにか、くわえていた。いつ、その爪楊枝と巡り合ったんだ? 謎だ。