入場の際のカメラチェックがなかったので、アメリカでは公開済のはずだが、正直聞いた事ない・・・。(今、調べたら初登場3位→6位→7位→圏外)
で、もらったプレスを見たら、えっ~!
ウォシャウスキー兄弟が、ウォシャウスキー姉弟になっている!
はっきり言って、映画の内容より衝撃でした!
左が「パフューム ある人殺しの物語」の監督のトム・ティクヴァ。この3人が脚本・監督・製作。
①1849年の南太平洋からアメリカへの船の中で奴隷解放へ目覚める若者の話。
②1936年 スコットランドの若き作曲家の自滅の話。
③1973年 サンフランシスコの会社の陰謀を命がけで暴くジャーナストの話。
④2012年 ロンドンの、どうしようもない老人の、ホーム脱走の話。
⑤2144年 ネオ・ソウル、レジスタンスに目覚めるクローンの話。
⑥2321年 ハワイ 滅亡に向かう地球で生き残った人間の話。
で、基本が人間の輪廻なので、トム・ハンクスを始めいろんな役者さんが6個の話全て特殊メイクなどで出演しているという、意欲作だ。
意欲は分かるだけどねえ。
①はふ~んという話。
②は「アナザーカントリー」みたいで一番好きだったけど、この映画の核となってもいいはずの「クラウドアトラス六重奏」という曲が、全く心に響いてこない。
③はどこかで見た映画で、しかも後半コメディに・・・。
④主人公が女にだらしなくて、借金ばかりで、お兄さんにさんざん迷惑かけた嫌な奴なので、共感できず。
⑤「マトリックス」ぽい近未来なんだが、話が変。原作がおかしいのか、一般人が「ブレードランナー」の下街並みにウロウロしてるのに、なぜ、わざわざクローン人間? しかも、危険な職業や性産業に従事させるならともかく、なぜ、ファストフードの店員? ④で「ソイレント・グリーン」が出てきたので、衝撃のシーンで別にびっくりもせず。しかも、最終的にあれしか方法がなかったのか?
⑥たった、100~200年で人間がここまで退化するというのも・・・。オールド・ジョーは、アンクル・サム?
役者さん達が特殊メイクで、いろんな役をやりました。パチパチパチ!エンドロールのキャスト紹介でネタばれするから、楽しみにしててね! という映画だった。