2012年12月22日に「2012」のローランド・エメリッヒ監督の、本作を公開です。
能天気SF映画ではありません。
結構有名な、歴史上のシェイクスピアと、劇作家としてのシェイクスピアの矛盾点から言われている、「シェイクスピア別人説」(他にもシェイクスピア集団ゴーストライター説もある)を基礎に、エリザベス一世時代の王位継承問題を描いてます。
私、ロンドン好きなので、「シェイクスピアの存在の謎」は前から知ってたし、彼の故郷ストラトフォードにも言った事がある。そこで奥さんのアン・ハサウェイの生家は実証されているが、シェイクスピアの生家は観光地としての存在であり「シェイクスピアの存在の謎」も、イギリス人の日本語ガイドさんに説明してもらった。
復元されたグローブ座にも入ったし、ポートレートギャラリーでピアスをしたシェイクスピア像の絵画も観た。
映画「エリザベス」「エリザベス ゴールデン・エイジ」「恋に落ちたシェイクスピア」も観たし、アイルランドも行ったし、ロシア女帝・エカテリーナ2世が結構極秘出産してた事も知ってる。
サウサンプトン伯や若き日のオックスフォード伯などビジュアル的にも大変見ごたえのあるイケメン君。
ロンドン市内の道ももウ○コ踏まないように、木の板が渡されていたり・・・。
だから、「おおっ!」なるほどと大変楽しく拝見できたのですが・・・。
オックスフィード伯の、才能と血筋の悲劇。なるほどねえ、ベン・ジョンソンの絡みかたもうまい。
セシル親子もなるほど!
キャストも、エリザベス一世の、老い丸出しで演じてたヴァネッサ・レッドグレーヴと、その若き日を演じていたジョエリー・リチャードソンが実の娘さんというのも面白い。
という訳で、感動より「なるほど」と感心した映画でした。