でも、観てきた。
地味だった。有名人がいっぱい出てるのに。
映画館で観たから、お金払ったからちゃんと観た。DVDだったら、早送りだな。
SFとしては古臭いし、ラブ・ストーリーならあんまり奥さんの方に「愛」は感じられなかったぞい。むしろ、ポール・ベタニー演じるマックスの、夫婦への友情としての「愛」の方が感じられた。
ジョニー・デップ演じるウィルの、AIにインストールされてからの存在というか意識が弱いから、彼が何をしたいのか、結局分からないし。人を助けたいだけなのか? 自分の肉体が欲しいだけだったのか? 新しい創造主になりたいという思いがあったのか? その割にはテロリストが野放しだし。携帯使わなくても、顔や名前がFBIで分かってんだから、防犯ビデオとかで場所が分かるはずなのに・・・。なんだかな。
マックスのモノローグで、過去の事として語られるから、誰が死んじゃうか生き残るか、分かってるから、ハラハラしないし。
それに、テロ組織。反AIのために、20代がテロ活動を行うんだが、これが酷い。数々のテロリストと戦ってきたジャック・バウワーもびっくりするだろう。テロ活動を行うために、ターゲットの組織に潜り込んで半年から1年、皆と仲良くなって、信用を得て、その皆を殺すんだよ。「24」の訓練されたテロリストだって、その場合は躊躇してたのに・・・。なんだ? こいつら。何様だ!
あと、砂漠の真ん中にあんだけの施設を作るから、途中2年、すっとばすんだが、それも不自然だった。出演者の心情の変化2年分もすっとばしてた。
ネットが使えないからと出てきた、米軍も地味だし、全世界が大混乱に陥ったはずなのに、その後の世界もやっぱり地味だった。
最後に水がきれいになってから、ナノロボットは世界順にばら撒かれたから、そんなに混乱せずに、なんとなく日常を取り戻したのかな?