映画が終わって、館内が明るくなると、それまで残っていた観客がざわついた後、笑い出した。私ももちろん失笑だ。
いやあ、マイッタ。
ほぼ、TV業界の底辺で働く若者3人の愛と青春の成長物語だ。そこがつまらない。
怨念満載の霊は出てくるけど、地縛霊だから、引っ越せばいいだけだし。
そして、最後の15分、その3人が死神くんと戦うのだ。線香とビニール傘で。死神くんはビニール傘に負けて、3人に取り憑く事を辞めるという・・・。
そして美味しい所は、今「半沢直樹」で話題の(私は観てないけど)江口のり子が全て持って行ってしまう。
いやあ、久々の駄作だ。
中田秀夫監督ってホラー映画の巨匠みたいな扱いだけど、どーなんでしょう?
「リング」シリーズや「仄暗い水の底から」は、鈴木 光司の小説が非常にしっかりしてて、小説が大ヒットしたし。「スマホを落としただけなのに」も小説がヒットしてからだし。
本当にホラー映画が好きなのかなあ・・・。好きじゃない気がするなあ。清水崇監督は好きそうな気がするけど。