前作の「海底47m」は観ていない。
予告を観た時に、海底47mなら、10分ちょいでエア切れなのに映画は持つのか?と思ったのが、この映画は、「47m」の水深関係なし。
女子高生4人のケーブダイビング+洞窟内で環境適合したホオジロザメの組み合わせで最後まで飽きないで観られるのかと思ったら、洞窟内でバッタリお父さんチームと出会えたりと犠牲者の人数もその後鮫の数も増え、次から次へと災難がやってくるので、飽きないで楽しめた。
もう、最後なんていじめられっ子だったミアが、スローモーションで鮫相手に立ち向かうので、アクション映画かよと思う位で、最後にはスカッとさせるから、面白かった。
あっ、あくまでB級映画としてだけどね。
出演者もそれなりで、ミアの義理のお姉さんがジェイミー・フォックスの娘コリーン・フォックスで、シルヴェスター・スタローンの娘システィーン・スタローンも出てる。着ているウエットが上半身だけなので、女子高生のヒップと生足(フィンをはいてない)が長時間拝めるし。今日はレディスディなので観客は女性が多かったが、男性も楽しめるはずだ。
顔のアップの時、排気のエアが邪魔しないように撮っていて、女優さん達大変だったろうに。
あと、17年前までダイバーで(映画のこの娘たちの誕生前だ、笑)、30年位前に舞台のカンクーン(もちろん海)で潜った事ある私としては、苦労して運んだであろうセノーテのフロートに置いてあるタンクを勝手に使うのも、映画の進行上しょうがない。許そう。高額な無線付きマスクの使用も、映画としては必然だ。顔も映るし会話もできるし。ただ、エア切れ心配してる割には大声で喚いて大丈夫か?とも思ったが、パニック映画だから女のコの悲鳴は必然だしなあ。と、全て許そう。映画が面白かったらいいや。
ちなみに、30年前カンクーンの海で潜った時(遺跡観光メインだったので2本だけで機材は全てレンタル)、他のアメリカ人の客はウエット借りないで、水着だけで潜ってた。私達(女3人)は肌保護のためウエットを貸してくれと特別に頼んだら、あの、映画と同じ上半身だけのタイプだった。カンクーンでは、あのウエットが、未だに主流なのかな?とも思った。
ただ、最近は残圧、デジタル表示が主流なのか? それとも映画向け? 分かり易いよなあ。%表示だし。
あと、彼女たちハーネスだけで潜ってたのかなあ? BCなしでフィンなしで、女優さん達本当に良く頑張ったなあ。と、感心。
一方ケーブの調査してるお父さん達なのに、予備タンクなしで、出口もあの設備だけ?と、こっちは一応プロの設定なのに、どーよ。
そして、最後の鮫見学の観光船、ホオジロ鮫があの大きさなのに、小さすぎるだろ。鮫、あの観光船襲えるのになあ。今回は襲わないでいてあげたのかな? 次作用に。