南アフリカで凶暴化したライオンが、普段はNYに住んでいる父娘を襲うお話。
南アフリカが舞台で「第9地区」のシャールト・コプリーが出てるんで何かあるんじゃないかと深読みして観に行った。
深い部分はなかった。テレビ放映や無料配信で何気なく観たら、結構面白かった!と言う感じかな。飽きないで観られたよ。
お父さんは、「マイティ・ソー」シリーズのヘイムダルだったんだが、観ている最中は全く気が付かなかった。
昨日会った同年代の友人男が、娘と5年位上手くいってなかったんだけど、単身赴任先から久々に家に帰ったら娘に今朝「おはよう」と言われて泣きそうになったという話を聞いた直後だったので、お父さんにちょっと感情移入して観てしまった。が、普通の状態で観たら、そんなに上手くいってなかったら、NYから南アフリカに一緒に来ないだろ!と思ってしまったろうなあ。
そして、娘2人、キャーキャーうるさい。16歳位と12歳位だからしょうがないのかな? ハリウッド映画なので、未成年の娘2人が死ぬ訳ないので、ドキドキはしない。ただ、シャールト・コプリーが演じる密猟者から動物を守るレンジャー兼生物学者のマーティンがどうなるかだけに注目。結果、あ~、やっぱりなんだけど、“反密猟者”の件は深堀される事無くサラッと終わる。“反密猟者”の題材の方が映画になったら面白そうだが。
で、ビーストこと人を襲うライオンは、全く恐くない。人間を恨んでて、とにかく殺す事が目的なんだが、このCGのライオン、あんまりはっきり映らないし、人間を殺すシーンもほぼない。ちゃんと映らない。不気味さもない。最後、すっごい火傷をしたので、もの凄いビジュアルで出てくるのかと思ったらそれもない。今まで一瞬で、人を殺して来たのに、お父さんには大きなネコがじゃれてるようだ。ってか、学校からあの平らな土地にいつの間に移動したんだろう?
もし、南アフリカのお母さん方の親戚にもっと会ってたら、銃の使い方とか自動車のエンジンのかけ方とかあの3人にはあったのかもしれないなあ、と。人間は、アフリカ大陸の動物の縄張りに行くならサバイバルの知識が必要だと強く思った。私は行かない。