劇場で予告編もポスターも見なかったぞ。いきなり始まってた。良かったあ!上映中に気が付いて!という作品。
「serch/サーチ」のスタッフ達が送る、家族の失踪をパソコンで探すサスペンス映画の第2弾。映画の画面は全てパソコンのモニター画面。
これ位の“サーチ”なら、まだ私もしっかり付いていける。ただ、コロンビア人にあんな風に仕事は頼めないなあ。
観光用のライブカメラも大活躍だ。個人情報保護とか言ってるけど、パソコン1台あれば個人情報がザクザク出てくる、そんな時代なのねえ。
いやあ、確かに真犯人が分かってしまえば、なんで???って事になるけど、母親を探す18歳のジューンの立場になってみれば、いろんな伏線回収が見事で。
そして、コロンビア人の協力者でありおじさんにとっても、ハッピーエンド。良かったあ。
ただなんでお母さんと恋人の旅行先がコロンビア? 危ないだろうに、コロンビア。ほら、言わんこっちゃない。コロンビア警察も乱暴じゃん。
以下、ネタバレになるのかな?
出だしのファイルの削除シーンから始まって、娘が18歳にもなっているのになぜ母親があんなに過保護なのかとか。最初のジューンの「お母さんSiriに頼り過ぎ!」が、最後にあんなふうに活きてくるとは。親友の弁護士もそんなふうに関わってるんだ。
母親の恋人の中国系アメリカ人(舛添要一に見えるんだよなあ)が、運臭い人→元犯罪者→やっぱり真剣にお母さんを愛してた→えっ?おいおい、やっぱりそっち!
失踪する母親も、善良なシングルマザー→過去に何か犯罪に・・・。と、二転三転する楽しさ。
パソコンのモニターに映る弁護士のネックレスも効果的に使われる。
まあ、なんで真犯人が母娘にたどり着いたのか、激高型の割にはこんな面倒な犯罪をよく企画したなあとか。FBIがなぜ犯人にたどり着かなかったのか、警察もなぜあそこで警備を辞めて帰ってしまうのかなど。後から思う事はあるけど、まあ、いいや。
あと、アメリカの証人保護プログラムなんだが、国家的規模のモノもあれば、州レベルのプログラムもあるらしい。きっと今回は州レベルだったに違いない。
で、なぜ、こんなにソッと公開するんだ? そこが一番のミステリーだ。