時代劇大好きの妹が先に観に行って、「パンフレットの発売が10月11日からだから、川崎チネチッタで売るだろうから買ってきて」と頼まれて。
パンフレット買うなら、観ようと。
最初は8月17日から1館のみの上映の自主映画だったんだが、今では大手配給会社が加わって拡大公開となった作品。その経緯はWikipediaさんをお読みください。
サクサクした映画が好きな私は、じっくり描かれる時代劇愛&幕末を迎え滅びる武士の美学が長く感じる。あと、音響が悪い。BGMが大き過ぎたり、後から入れなおしたセリフがバレバレの粗さ。
「カメラを止めるな!」と比べてしまうと、ゾンビ映画好きの贔屓目もあるんだろうが、カメ止めの方がいい。
だけど、東映京都撮影所が全面協力しただけの事はある映画だ。SFとコメディ要素はそんなに強くなくて(予定調和的)、(残念ながら廃れ行く)時代劇愛がいっぱい。殺陣は当然本格的だ。
ネタバレになるが
現代に馴染んでいた主人公が、宿敵と「真剣」での殺陣を望んで結果、メデタシメデタシなんだが。
なんか勝新太郎の息子の事件とか、アレック・ボールドウィンが起訴された事件とかを思い出す。念書を書いたくらいで、今の刑法に太刀打ちできないだろうし、たまたま怪我人がでなかっただけで、それそこ時代劇の衰退に拍車をかける事件になるところじゃなかったんだろうか?
「真剣」の凄みって、やはり違うんだろうなあ。思わず「カメラを止めるな!」と言ってしまう位に。だったら、「演技」って何なんだろう? 映画って楽しく虚構を魅せてくれるエンターテインメントだと私は思うのだが。
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