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旅行やら映画やらの独り言

「アメリカン・スナイパー」

2015-01-17 22:42:21 | 映画
試写会にて鑑賞。2月21日より公開。



重いぞ~。ズッシリくるぞー。観て4日たつのに、まだズーンって来てるもん。

「アメリカ軍で最も強い狙撃手と呼ばれた、クリス・カイルの自叙伝を実写化したドラマ。アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズ所属のスナイパーであった彼が、イラク戦争で数々の戦果を挙げながらも心に傷を負っていくさまを見つめる。」映画だ。チラシなどにも書いてあるから、ネタばれではないが、4回イラクに遠征して160人を射殺してるのに、帰国後、心の傷を回復する術を身に付けて良き家庭人として暮らし始めたのに、わずか38歳で死去。

自分の仲間を守るために、対戦車砲を抱えた少年を射殺するシーンからスタートだ。



主人公は、自分が生き残るため、仲間を守るため、良いとか正義とか悪いとかそんなの関係なく、しょうがないんだ。でも、国に帰れば平和だ。
一方イラクは、自分の街が戦場になっている。市民は、反政府勢力にも殺され、戦闘に巻き込まれてアメリカ軍にも殺され・・・。
で、平和なアメリカに戻っても、戦場での体験のお陰で日常生活は送れない。でも、主人公は立ち直るんだ。偉いんだけど、その日、実際の話だから、日付が出ちゃうんだよ。それで、映画を観てる観客は、今日がその日かと・・・。
あ~あ。

クリス・カイルというアメリカ人の、一生が132分で、見事に描かれてる。

奥さんもいい人なんだが、あの出会いはなあ。どう考えても、あの手の酒場に1人でいる女ってどうよ?と、ちょっと思った。



クリント・イーストウッドって、どこまで監督してるんだろう?モロッコロケらしいが、かなりの砂ホコリだ。戦闘シーンは、カメラが良く動くし、カット数も多い。80歳超えてて、年2本のペースで監督って! どこまで?

主演の、ブラッドリー・クーパーは、製作も兼ねてて、この映画のため20キロ近く太って、顔も変わってしまって、「ハング・オーバー」の彼じゃない・・・。私は、「ハング・オーバー」で彼が好きになったのに、もう別人だ。立派なハリウッド・スターになってしまった・・・。こうして、私から旅立って行くのね。

最後、お葬式のトランペットの音色の後、エンドロールが無音で3分以上。演出としては、見事なんだが、観客には辛いぞー。隣の人の、腹の虫が鳴いてたのが聞こえたぞ。途中からでも、曲が流れないと、凡人の観客達は、動けない、話せない、咳もしにくい。公開時は、後半でも曲が流れて欲しいなあ。
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