原題:EL ORFANATO(孤児院という意味だそうだ)
スペイン映画。だけど、スペイン語話してるだけで、特にスペインらしさはなし。
ホラー映画ということなので観に行った。
幼くして殺された子供たちの霊に立ち向かう、息子を思う母の愛。観た人の評価などでは「アザーズ」「シックスセンス」なんかも引き合いにだされてるけど、私としては子供を取りも出すために腰に縄ヒモ巻いて、あっちの世界にテレビを通して飛び込んでいく母を連想させて「ポルターガイスト」かなあ。そして感動のエンディング。
面白かったよ。適度に怖がらせて、でも上品で、謎もすっきり解決。出演者の性格付けもきちんとしてて。自然の景色を含めた映像もきれい。
なんだけどさあ。子供の行方不明事件(事故)としてはかなり皮肉な話だ。
ここからネタばれ
どうしても書きたい!!
過去の子供たちの怨念が残るあっちの世界と、こっちの世界の間で母と息子がフラフラしてるのと、息子が死んじゃう理由がまったく別。最後にフラッシュバック形式で3分位で息子の死の真相が明らかになる。結局母親が気付かず隠し部屋に閉じ込めてしまい、息子が壁を叩いて助けを求める音を子供たちの霊のしわざと思う。息子が力ついて階段から落ちて絶命する音も聞いてるんだよ。そりゃ、真相が分かったら、息子の死骸を抱いて薬を飲んで死んじゃう訳だ。
最後に、あっちの世界で息子と孤児院の子供たちと幸せに暮らす画面(絵)で終るんだけど、
画面としては美しんだけど、冷静に子供が死んだ理由を考えると、ん~どうなの?と思う。
孤児院の子どもたちは、単に自分たちの死の真相を明らかにしてもらいたかっただけで、別に母と息子には危害を与える気はなかったのに。
なんか、この皮肉な行方不明事件の真相だけで、1本映画ができそうな内容なんだけど。もったいない。
そして、私は明日も会社だあ~。私は死なないようにしようっと。
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