晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

国破れて山河・・・

2012-09-15 06:37:50 | 人生
700年代の中国の詩人杜甫が詠んだ詩の一節に
国破れて山河あり
というのがあります

国は滅亡したけれど、山や川は元の姿をとどめている。
人間の創るものはいつか壊れるけれど、
自然のものはそう簡単には壊れないということが言いたいようです。

しかし原発は杜甫が詠んだ普遍的とも言える社会と自然界の関係すら壊してしまった
そして取り返しのつかない事態が福島の現実です



政府のエネルギー環境戦略が決めた原発ゼロが紙面を踊ります
確かにゼロはいいことだ
しかしよく読むとゼロになるのは30年後
使用済み核燃料の再処理は続ける
もんじゅは残す
不断に見直す・・・

なんか変ですね
余命幾ばくもない民主党政権の方便に聞こえてしょうがない
どの政権になってもゼロが堅持されるかの保証はありません

私も一国民としてパブリックコメントで意見を述べました
私と同意見が全体の8割を超えたそうです

原発なしで社会が動くことは
猛暑と言われたこの夏に実証されたはずです
国民の省エネ意識と再生エネルギーの多用によって
十分やっていけると専門家の指摘は現実感があります

何世代も後の子孫にまで負の資産を残す愚かさは
今を生きる人間の知恵で解決して欲しい

コメント
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