寒風をついて

少しは寒さが和らいだかと思いつつトラクターを走らせる。
この時期ヒーターの効いた自動車と違って全開のトラクターに乗るには勇気と覚悟がいります。
時速25kmぐらいしか速度はでないが2kmの道のりは正に寒風をついてです。



田んぼは雪や雨で乾ききっておらず大きなタイヤが土に埋まります。
土壌改良剤を前日に散布して1回目の耕起を何とか年内に済ませることが出来ました。

かっては耕運機や手起こしで苦労して耕していたのが、
今では僅かの時間で仕事をこなしてくれるトラクターです。

10年間使っていた先代が使えなくなり、この夏やむなく購入しました。
新品だと200万円近くしてとても買う気にならず、
農機屋さんに中古品を探してもらっていたものです。

15年落ちだが400時間しか乗っておらず程度はいい。
50万円で購入したが年間50時間も使わない者にとっては高い買い物です。
これが農業貧乏の現実です。