遅梅雨が終わりいよいよ本格的な夏がやってきました。
自然薯栽培にとってはこれからの管理が薯の良し悪しを左右します。
と思い圃場を見て回っていたら異変を発見です。
それも畑全体にかなり広がっているでないか。

それは蔓や葉先が壊死したかのように、
生長がそこで止まっている。
ネットで植物全体の症状から探ってみると、
水不足・カリウム・カルシウム不足か。
これだけ雨が降ったんだから水不足ってことはない。
蔓葉の繁茂も隣の畑と違いが出てきている。
症状の出ている畑です。
隙間だらけです。

症状が出ていない畑です。

明らかに差がありますね。
神頼みじゃないけどこんな時は早速、
愛知県農業改良普及員の先生に写真付きメールを送り対策法を尋ねた。
実は先週の巡回で既に兆候が表れていて話し合っていたこと。
この症状は石灰欠乏の代表的な例とのこと。
この畑は耕作放棄畑で栽培を再開して2年目で、
蔓先が淡く生育が大人しいという点から長雨による石灰分の流失と、
これに伴ってphが適正域(5.8~6.6)より高くなっている可能性があるとの見解です。
対策は
①葉面散布による石灰施用(カルシウム主体の液肥)
②畝表面への石灰施用(消石灰又は有機石灰)
が有効とのことですが、
②はマルチを捲って畝へ散布する面倒さと、
この先雨の情報がほとんど無いため①とした。
「カルプラス」という液肥が良いと言うことだが、
近くのHCでは置いてなく直ぐ手に入れるにはやはりネットです。
会員登録してある日本農業システムで2,500円(送料込)くらいでした。
来週早々には届くと思うので散布して状況をみよう。
的確な対策は個人だと判断がつきにくいもの。
なんとかこれで回復してほしいものです。
三回目の防除薬の散布もしました。

今回はウララDFとオンリーワンです。
< 薯づくり異変どこ流石普及員 >