晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

鵯と柿

2022-10-18 06:06:14 | 山野草鳥獣花
昨日はシトシトの雨音を聞きながらの一日でした。
作業場でムカゴの仕分け選別をしていると、
裏の方からキィキィと鳴く声が・・・
百舌鳥のテリトリー宣言の鳴き声とはちょっと違うなと、
カメラ片手にそっと覗いてみた。

いました。
鵯たちが食事中でした。


熟した柿は大好物です。
「木守り」と言われているぐらい柿と野鳥の縁は、
古来から切っても切れない関係です。

柿の実を鳥に食べてもらって種を遠くに運んでもらい、
あちらこちらに柿の木を増やしてもらうためです。

まだ苗を植えて柿の木を増やすことを知らず、
実ったものを収穫するだけだった、
はるか昔から伝わる風習ですね。
それにこれから寒い冬を乗りきる野鳥にとっては貴重な食料です。


そう言えば9月に我が家の庭木で作った巣から、
巣立った鵯は元気に生きているだろうか。
3羽巣立ったがひょっとしてその一羽かもしれないですね。


野菜や果樹の一番いいところをさらっていく鵯なので、
嫌われ鳥になってしまったが、
害虫も食べてくれるので一概に怒らないでおこう。

鵯の こぼし去りぬる 実の赤き    蕪村

今日は朝から晴れ上がってくれたので、
一日かけて網室ハウスの骨組みだけ部会員みんなして建てます。

< 雨濡れ鵯に託す木守柿 >
コメント
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