寒風をついて

少しは寒さが和らいだかと思いつつトラクターを走らせる。
この時期ヒーターの効いた自動車と違って全開のトラクターに乗るには勇気と覚悟がいります。
時速25kmぐらいしか速度はでないが2kmの道のりは正に寒風をついてです。



田んぼは雪や雨で乾ききっておらず大きなタイヤが土に埋まります。
土壌改良剤を前日に散布して1回目の耕起を何とか年内に済ませることが出来ました。

かっては耕運機や手起こしで苦労して耕していたのが、
今では僅かの時間で仕事をこなしてくれるトラクターです。

10年間使っていた先代が使えなくなり、この夏やむなく購入しました。
新品だと200万円近くしてとても買う気にならず、
農機屋さんに中古品を探してもらっていたものです。

15年落ちだが400時間しか乗っておらず程度はいい。
50万円で購入したが年間50時間も使わない者にとっては高い買い物です。
これが農業貧乏の現実です。

土づくり

稲刈り後の田んぼは訪れる人もなく静かなものです。
ただ畦道はイノシシに掘り起こされて見る影もない。

ジネンジョ作業が一段落し天気もいい日が続いているので、
田んぼにヨウリンケイカル剤を散布する。



石灰や苦土・ケイ酸・鉄などは稲の生育を健全にし病害を軽減させます。
この時期に土壌改良資材を散布するのは、
早期耕うんと連動させて効果が発揮されます。

久しぶりに20kgある袋を何袋も運搬したので、
回復しかけていた腰にはかなりの負担でした。

5年後は教習所経由で

早いもので前回の更新から5年が過ぎていました。
地元警察署に出向くと意外と少なく手続きはスムーズです。
写真を撮って30分の講習会を受講した後に新しい免許証を発行してもらえました。



優良運転者の称号を得ているので次は5年先ですが、
自動車学校での教習を受けないと手続きできません。
いよいよ来たかといった感じです。

8トン車を運転できるとは思いませんでした。
でもそんな大きな車に乗ることはないでしょう。
大特車は農耕車に限るです。
これは10年前にトラクターに乗るため取得したもの。



裏を見ると臓器提供の意思表示欄があります。
前のにもあったのかなあ、
〇をつけてもいいがこんなひなびた中古品じゃ向こうから使えませんと言われそうで、
まだ書けずにいます。

さて越冬できるか？

サツマイモは作っても冬を越せずに腐らせてしまっていました。
保存の適温は10℃超えと言われます。
その昔は陽の当たる玄関横に掘られた穴倉にあったことを思い出すが、
現在の生活環境ではそんな場所はありません。

購読している現代農業12月号にサツマイモの保存法が載っていました。
少量ならこの方法というのを見つけ実践してみることに。



イモは大きくても小さくてもダメ、傷のない中くらいのを新聞紙で丸めます。



段ボール箱にモミガラもしくは綿の布をイモとともに入れます。



これを適度に暖房がかかる室内の天井近くに置いておくというものです。
ビニール袋などには入れず通気性を確保するのもコツとか。
又品種によってこの方法ではダメなイモがあるとも書いてありました。

大小の箱に合計30個を入れてみましたが、
さてうまく越冬させることが出来るでしょうか。

冬用タイヤに交換

雪の一降りした後ですがスタッドレスタイヤに交換しました。
会社をリタイヤーした後は軽自動車のみなので、
交換時に重いタイヤで腰に負担がかかることは少なくなりました。



もう一台ある軽トラはどういう訳か年中装着していて効果は無くなっているだろうが、
四駆ということもあり冬は天気のいい日のみ乗ることにしています。

山間地を抜けないと医者にも買い物にも出かけれないので3月までは頼みのタイヤです。