北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2019.9.22 『北の峰』(1,084m) 雲が多い時は低山に限る
日曜の朝十勝連峰の麓で目覚めると、
見上げる山々は濃いガスの中だった。
それを見るともうそこに留まる気にはなれず、
移動して高度を下げることにした。
ガスに包まれて写真も撮れない山を歩くより、
低山で風景を楽しみながら歩く方がいい。
『北の峰』はスキー場をもつ私が好きな山の一つで、
毎年一度は登っている。
8時55分、『北の峰』麓の駐車場をスタート。
こちらは頂上までガスに覆われることなく、
スッキリとその姿を見せている。
作業道を歩き始めて間もなく、
「北の峰神社」の前を通る。
何を考えているのかはわからないが、
Hiromi が手を合わせる。
そしてまた作業道を歩き始めるが、
その両側に広がる滑走斜面に、
すすきがびっしり穂をもたげている。
それは見事としか言いようがない。
同時に秋の深まりを感ぜずにはいられない。
季節感漂う実にいい風景だ。
第一リフトを過ぎると、
Hiromi がギアを上げた!
この高齢者をおいてどんどん登っていく。
私も一生懸命登っているんだけどねえ、
ジリジリと間隔が広がっていくのよ。
その間隔があまり広がり過ぎると、
写真を撮れなくなってしまうので、
そのことは日頃から言い聞かせているはずなんだが、
歩き出せばそんなことはおかまいなし。
猪突猛進!
前日の疲労が大腿に残ってきついが、
ひーこらHiromi のあとを追いかけて、
10時30分、Co.890でゴンドラ終点駅。
ここから登山道となる。
そして頂上までの雰囲気がなかなかいい。
最後は東側が着れ落ちた細尾根を登って稜線に出る。
この辺りの雰囲気は、
作業道を歩いて登ってきたことを忘れさせる。
10時45分、『北の峰』。
南の『富良野西岳』にもガスはかかっていない。
しかし逃げてきた十勝連峰は、
相変わらず重苦しく黒い雲に覆われている。
変更して大正解!
ゴンドラ終点まで戻って早めの昼食。
そこからは富良野市が大変コンパクトに見える。
しかし素晴らしい山岳都市だ。
何も弊害がないならこの都市に住みたいものだ。
下山は作業道をそのまま下るので、
風景を眺めながら楽チンだ。
ただ細かい石ころが、
登山靴のソール下で転がって、
思いきりスリップする場面があるので注意だ。
そんなことに注意しながらゆっくり下って、
12時35分、駐車地。
この山も何度登ってもいい山の一つだ、
ということを再認識したしだいだ。
下山後夕食の買い出しに富良野市内へ行ったが、
どこもここも観光客でいっぱいだ。
その昔私結婚する前の女房が、
ここで一人暮らしをしていた頃は閑散として、
大変静かな街だった。
テレビで「北の国から」が始まる前の年だった。
その後、翌日の台風上陸を意識して、
夕張まで戻って車中泊とした。
そして月曜の朝車の屋根を叩く雨音で目が覚めた。
それでそのまま帰途につくことにした。
途中Toshiにlineで「サイゼリヤ」集合を連絡。
台風接近を意識して、
14時という早い時間に「かんぱーい!」。