北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2018.2.12 『669m峰』~『745m峰』(夕張・シューパロダム) 『真谷地岳』北尾根を登る
今日もまた天気が悪い。
結局三連休は毎日雪模様で終わった。
ただ、今日は気温がグンと下がり、
平地における日中の最高気温でも-5℃程度。
それが山に入り風を受けるとなると、
体感気温は更に低下する。
今朝もHiromiに来てもらい、また夕張に向かった。
どこもここも天気が悪いとわかっているなら夕張だ。
そして今回は先日シューパロダムそばから入山した『669m峰』を経て、
『真谷地岳』(752m)まで足を伸ばしてみることにした。
『真谷地岳』という名称なぞ地形図には記されておらず、
その名は誰も知らない。
なぜなら私とToshiが、
Toshiの生まれ故郷である真谷地の奥にその山が存在することから、
勝手に『真谷地岳』と呼んでいるためだ。
今ではHiromiにもすっかりお馴染みの『真谷地岳』だ。
そんな『真谷地岳』に北側から挑んでみた。
9時30分、シューパロダム管理棟に至る道のゲートそば駐車地をスタート。
ゲート内に入るもすぐ西斜面に取り付く。
ひじょうに急な斜面だが、これを登りきると、
シューパロダムに端を発して『真谷地岳』まで続く尾根に上がることができる。
前回大変苦労して登った急斜面には、
私のトレースがまだ残っていた。
それで今日は楽に登ることができ、
尾根上までの時間も大幅に短縮できた。
ただ、Hiromiが珍しく「脚がだるい」と訴えた。
10時10分、尾根上。
ここからは稜線的な尾根を進む。
この尾根は前回歩いてわかったが、
樹木がうるさくなくて快適に歩を進められる。
しかし雪質は決して良くなく、
ズボズボスノーシューを取られ、
傾斜がきついところでは表面のサラサラ雪がスリップさせる。
そして気象条件はというと、
西から吹き付ける冷たい風が強く、
アウターのフードをかぶらなければ頬に凍傷を負いそうだ。
ただ、空から落ちてくる雪に煩わされないのが幸いだった。
時折東側に純白のシューパロ湖が見え隠れする。
11時15分、『669m峰』。
ここからは私も未知の領域だ。
前方には700mを超えるであろうピークが迫力ある姿を見せている。
一旦数十メートル下降したあとは急な登り返しが続く。
ゆっくりではあるが、
確実に一歩一歩踏み出して高度を稼ぐ。
登りきって平坦地をしばらく歩くと、
明らかにピークであるという地点にたどり着いた。
そこでHiromiのGPSで高度を測定したもらった。
すると「745m」。
11時45分、『745m峰』。
私の頭の中にこのピークはインプットされていなかった。
尾根を歩いていく中での単なる通過点としか・・・
そしてそこからは『真谷地岳』頂上の巨大アンテナ群が見えている。
それに向かって歩きだした頃、
強い風が地吹雪状態になってきた。
更に、そこから『真谷地岳』までは、
地形図以上の深いアップダウンが続いているように見える。
そこで今回は『745mピーク』までということにして引き返した。
『745m峰』まで引き返したあとはひたすら淡々と下って、
12時45分、駐車地。
全く期待していなかった天候の中、
夕張市内の新たな700m超峰に立てたことは、
私にとって大変有意義なこと。
楽しかった思いを胸に、
今日もまたアイス3個を食べながら帰途に着いた。
帰宅して地形図を確認すると、
今日のピークが等高線で「740m」までは表示されていることがわかった。
どこでも歩ける冬の山って、
今更ながら、ホント面白いなあ・・・
2018.2.11 『508m峰』(夕張・登川トンネル) 未踏の価値ある一座へ
三連休二日目の日曜日は前の日Toshiと「サイゼリヤ」でたらふく飲んだため、
ゆっくり起きて除雪。
そう、また除雪だ。
前日トマムから戻ってよかった。
除雪しなければならない雪が、
我が家の庭に積もっていることを知りながら遊ぶのは落ち着かない。
そんな除雪時間が必要だったので、Hiromiには来てもらった。
天気予報を調べても調べるだけ無駄、といった状況だ。
だったら夕張に行って短時間で登れる未踏の無名山へ、
ということで夕張に向かった。
今回は石勝樹海ロードの登川トンネルを日高側に抜けたところから、
短時間で登れるであろう、
地形図にある『508m峰』に登ることにした。
登川トンネルを抜けると、
右手に除雪された駐車スペースがある。
そこを起点に、国道をまたいで北の斜面に取り付いた。
いきなりトドマツのきっちり植樹された樹林。
天をつくほどにまっすぐ伸びたトドマツが見事だ。
それを過ぎるといつもの勘に従って進む。
小さなアップダウウンを繰り返し、
尾根上地形を進むと、
目の前に急峻な尾根が!
これが地形図には表れないことの一つだ。
前日ラッセルをを拒んだHiromiが、
積極性をアピールすべく、
「ラッセルしますけど・・・」。
そして果敢にその急斜面に挑むも、
遅々として進まない。
それで私が交代した。
だからといってスピードが増すというわけではない。
ただ、私の方がスノーシューを扱う技術にたけているだけ。
四苦八苦して切り抜けた急登尾根。
それを過ぎると気持ち悪いぐらいなだらかな尾根が続く。
旧林道か?
という場面も。
そして詰めもなだらかに。
『508m峰』は樹林に覆われ、
視界がままならないまでも、
木の間越しにチラチラ見え隠れするその先、
あるいは界隈の景色をこの目に焼き付け、次回の目標を設定する。
この位置から目にする風景は新鮮でかつ、
自分の中では良い経験、刺激となった。
そんな納得のゆく山行を終えて、
帰途についたが、下界は吹雪もようになっていた。