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2020.10.31 『三笠山』(594m) 二つの林道を藪漕ぎでつなぐ
今回の週末は土曜の朝出発で、
途中Hiromiを拾って三笠市に向かった。
10月5日に時間切れで到達を断念した、
『三笠山』へのリベンジだ。
前回同様三笠市柏町から「美三林道」に入った。
そしてゲートが開放された林道を約7km走り、
標高480mの地点を駐車地とした。
この『三笠山』は地形図に、
大きくその名を記されているにも関わらず、
なかなか取り付きにくい山だ。
最短距離で登れる東側は、
広範囲で露頭炭の採掘作業が続けられており、
どこの車道や林道の入口にも、
「立ち入り禁止」の警告標識が付けられている。
また地形図を見ると沢は半端な距離までしかないし、
林道も『三笠山』の直近まで通っているが、
北側の美唄スキー場のところから続いているこの林道は、
その奥で露頭炭の採掘作業が今でも行われているらしく、
以前偵察に行ってみると、
入口に「立ち入り禁止」の警告標識が有り、
大型ダンプが出入りしていた。
また南の林道はといえば、
今回利用した「美三林道」が、
北側からの林道と交わることなくCo.480を頂点として、
美唄方面へ下降てしまう。
そこで考えたのがこの二つの林道を、
藪漕ぎでつなぐというもの。
それを10月5日に決行したのだが、
スタートが遅かったため、
藪を越えて北側の林道に下りた地点であきらめた。
土曜の7時50分、駐車地をスタート、
と同時に破突入!
そして前回とほぼ同じルートをたどって、
8時55分、地形図上の「571m標高点」を過ぎて、
北側の林道に下り立った。
ここから3kmほどの林道歩きとなる。
林道は最後にここを通った車が、
いったいいつのことだったのか、
と思われるくらいその痕跡が認められなかった。
そんな林道には落ち葉が敷き詰められ、
それがクッションとなって、
歩く我々の脚にやさしい。
一方で周囲の紅葉が既に終わってしまい、
風景が単調であることと、
ところどころがドロドロ状態なのがネックか。
Hiromiは周りの風景には目もくれず、
黙々と歩を進める。
そして林道を歩き出して3km、
10時10分、Co.550で林道を離れて藪に入った。
ここは笹が濃い!
直線距離にしてたかだか1100mほどだが、
なかなかきつい藪漕ぎだ。
それでも先を行くHiromiは、
全くめげることなく休まず藪を漕ぎ通した。
10時30分、『三笠山』(三等三角点:滝見沢)。
そばの樹木に積雪期にくくりつけられたのであろう、
高い位置に私設標識があった。
また標石周りがほぼきれいにされているところから、
結構登られているものと推測される。
また、すぐ東側で広範囲に開かれた、
露頭炭の採掘現場があり、
高らかに響き渡る大型機械類の音が、
まるでそこが都会の片隅ではないかと思わせる。
早めの昼食を済ませて下山開始。
この下山で少々まごついた。
登路とルートを変えて林道に下ったのだが、
その林道がどうも地形図にはないものだったようで、
途中で間違いに気付くも、
なんだかおかしく、
行ったり来たりを繰り返した挙げ句、
面倒なので藪漕ぎでショートカットして、
強引に軌道修正した。
そしてあとは淡々と林道を戻り、
12時20分、藪取り付き点。
再び藪漕ぎを続けて、
13時15分、駐車地。
ずいぶん藪と格闘したが、
計画通り藪漕ぎで林道をつないで、
目的を達成できたことに満足。
一方でHiromiは「藪漕ぎ楽しかったなあ」。
こいつ、ずいぶん成長したもんだあ。
うっとりするほどのどかな午後、
ゆっくりとあとかたずけをし、
少しのんびりしたあと林道を下り、
栗山の「シャトレーゼゴルフクラブ」で汗を流し、
ホームグラウンドの夕張に向かった。