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2020.11.3 『奥千代谷』(おくちよたに・252m) 晩秋の貯水池を巡る
3日(火)は栗山町御園地区の、
「伊藤の沢林道」入り口付近で目覚めた。
6連休の最終日は里山の紅葉を楽しんで、
今シーズンの紅葉見物を締めくくることにしていた。
ところがこの朝起きて外でストレッチをしていると、
懸念していたことが起きた。
ハンターの車が1台、
エゾシカの防護柵ゲートを開けて、
「伊藤の沢林道」に入っていった。
そして間もなく二台目、三台目がやってきて、
同じように林道に入っていった。
三台とも明らかにハンターと断定できる出で立ちで、
それぞれ複数名が乗車していた。
そんな光景を目の前で見せられては、
とうてい同じ林道に徒歩で入っていく気になぞなれない。
仕方なく速やかにその場を離れた。
さて、どうしようか?
と考えつつ北に進路をとって車を走らせた。
連休最終日はできるだけ早く帰途につきたい。
そこで思いついたのが『奥千代谷』だ。
今年ここを二度訪れているが、
秋の風景も見てみたいとは常から思っていた。
栗沢町上幌から「シコロの沢林道」に入り、
「千代谷貯水池」まで車で入って、
この貯水池脇を駐車地とし、
7時25分、広く舗装された林道を徒歩でスタート。
その前に「千代谷貯水池」を覗いてみたが、
もう水はほとんどなく湖底があらわな部分もある。
この時期ならではの光景だ。
この広く舗装された林道は、
今回もそうだったが、
過去二度の歩行でも車が通ったことがない。
大変快適な歩行を楽しめる。
ただ期待した紅葉は既にほとんど終わっていた。
緩やかな傾斜のある舗装道路を、
Hiromiがグイグイ歩く。
そしてCo.200で舗装道路から、
進行方向左手の尾根に取り付いた。
きれいに笹が刈られた尾根を登り、
8時05分、四等三角点「奥千代谷」。
すぐに移動開始だ。
一旦登路の尾根を下って舗装道路に戻る。
そこで対面の枝道に入った。
直線的な砂利の林道を歩いて行くと、
右手に伐採地が現れ、
西から北にかけての、
広い広い風景を眺めることができる。
スタートした「千代谷貯水池」も見えている。
このあと更に林道を進み、
8時30分、「茂世丑二の沢貯水池」。
この辺りはまだ紅葉の名残があり、
なかなか美しい風景が楽しめた。
そして貯水池はやはりほとんど水がなく、
来春の雪融け水を待っている。
この貯水池の堤で記念撮影をしたのだが、
このとき下半身が枯れ草に触れ、
その細かな種がいっぱいズボンに付着してしまった。
これが気持ち悪く不快だ。
手で払ってもなかなか落ちず、
指先で取るとベタベタして、
松ヤニに触れた感覚になる。
駐車地に戻ってからブラシで落とすこととして歩き出した。
駐車地に向かって歩いていると、
雨が降りだした。
この日の予報は夜になってから降り出す、
とのことだったのに、
当たらぬ天気予報は相変わらずだ。
9時25分、駐車地。
と同時に雨が上がってくれて助かった。
急ぎ片付けを済ませて早々と帰途に着いた。