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2020.11.19 『茂世丑』(もせうし・192m)・『本沢』(ほんさわ・152m)  故郷の里山を歩く

 今週も今日から休みで5連休となる。

しかし今日、明日は雨の予報だ。

そこで故郷栗山近辺の里山で、

三角点を訪ねることにした。

 今朝栗山町のとなり栗沢町茂世丑に向かった。

そして農道から「茂世丑一の沢貯水池」に入った。

この貯水池の北東には「千代谷貯水池」があり、

南東には「茂世丑二の沢貯水池」があって、

その二つは今年二度に渡り、

シコロ林道とその枝を歩いてつないでいる。

 「茂世丑一の沢貯水池」の手前ゲート横に駐車し、

雨の中をスタートした。

雨の日は短い距離しか歩く気にはなれない。

歩き出すと早速貯水池だが、

渇水期で池の水はほとんどない。

来春雪解け水がたっぷりと蓄えられた頃に、

また訪れてみたいものだ。

水が涸れた貯水池の北側斜面に取り付いた。

最初は笹の密度が濃くて、

先行きが心配されたが、

少し登ると薄くなった。

丈も顔の高さまではないので、

ゆっくり登る分には苦にならない。

斜面から尾根上にのり、

北へ進路をとると古い作業道跡と交差した。

それを越えると間もなくピークだ。

三等三角点「茂世丑」

人が訪れた様子はない。

標石周りをきれいにして下山だ。

下山はほぼ登路のルートを下った。

そして水のない貯水池を再び眺め、

車に戻ってすぐに移動した。

 二つ目の里山は栗山町の「栗山ダム」からスタートする。

ダムの駐車場に車を止めさせていただき、

まず目の前の展望台に上がってみた。

こちらのダム湖はそれまでの涸れた貯水池とは違い、

展望台から眺めると水をたっぷりと蓄えていた。

そしてそこには「ダムの水は水道水になります」と、

書かれた立札が立っていた。

なるほど、それでは大量の水を、

常に蓄えていなければならないわけだ。

展望台を下りて林道を歩きながら、

取り付き点を探す。

すると500mも歩くと、

目指す側に地形図にはない林道が現れたので、

迷わずこれに入った。

そしてわかったことだが、

これは伐採作業をするための作業道だった。

規模は大きくないが伐採地に出て、

その中を登って行く。

作業道は既にその使命を終えて時を経たようで、

歩くのさえ大変な状況になっていた。

しかし距離は短く伐採地を見渡せる尾根へ。

やはり広い景色はいい。

この頃になると雨はほんの小降りとなった。

その後伐採地から笹藪に入り、

わずかばかりを漕いで、

四等三角点「本沢」

こちらは四等にも関わらず、

人の手で標石周りの笹や小枝が刈られていた。

四等でこんなに綺麗なのも珍しい。

ここで目にしたピンテをつけてこられた方なのだろう。

面白そうなので、

そのピンテに着いて行ってみたかったが、

雨がまた強まったので早く下山したく、

登路をそのまま下った。

そしてまた展望台に上がって昼食とした。

午後から雨が強まる予報に、

本日の山行はここまでとし、

のんびりと帰途に着いた。

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