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2020.11.29 『野々沢』(249m)  思いがけないメンバー参加!

 土曜の夕方三笠市の南端の、

もう真っ暗な林道で車中泊を決め、

一杯やっていると、

Hiromiに岳友のMeguからラインが入り、

翌日の山行予定を尋ねてきた。

Meguは予定を絞りきれなかったようで、

日曜の朝合流してともに登ることとなった。

そしてそこには土曜日Meguと一緒に登った、

Yukiも来ることになった。

Meguとは今年9月の『初子山』以来。

但し最近Hiromiが何度か、

「女子会」として一緒に登っている。

また、Yukiはちょうど一年前に、

留寿都の『貫気別山』で出会って以来だ。

そのYukiだが、すごい顔の色!

茶褐色そのもので手まで同じ色をしている。

「北海道藪山プリンス」に「土人」と笑われたそうだ。

顔を絶対直射日光にさらしたくない、

と言うHiromiとは対照的だ。

 三笠市の南端にたたずむ『坊主山』(161m)の南側に、

「市来知川」(いちきしりがわ)が流れ、

これに沿って東進する林道奥に貯水池がある。

日曜の朝7時、その手前の空き地で合流した。

再会の挨拶も早々に支度を整え、

7時15分、駐車地をスタート。

すぐ林道に張られたロープをくぐる。

そして少し歩くと水源地だ。

この水源地は用途が農業用ではなく、

水道水として利用しているとのこと。

どうりでこの時期になっても水量が豊富なわけだ。

また、この貯水池に流れ込む「市来知川」は、

三笠市と岩見沢市の境界に当たる。

 女性が3人も集まると賑やかだ。

ぺちゃくちゃとおしゃべりが止まらない。

そんな女性陣が貯水池を離れる辺りの、

最初の林道分岐で私に異論を唱えた。

私が先頭で進みゆく方向が違うというのだ。

説得しようにもなかなか納得しない。

Hiromiまでそれに同調するのだから参る。

しかし結局は納得して着いてくる。

めんどくせ~

またぺちゃくちゃとしゃべりながら歩いていると、

後ろからランドクルーザープラドが1台やってきた。

ハンターだった。

車の窓越しに少し話しをした。

それによるとここは国有林で、

国有林には初心者のハンターが、

入れないことになっているそうだ。

それを聞いてホッとする。

そして「これからハンターが来るのて気をつけてね」、

と言い残して林道奥に入っていった。

気をつけるのは我々よりも、

ハンターの方だっちゅうの!

 間もなく現れた次の分岐で、

ハンターが入っていったタイヤ痕とは別の枝に入った。

ここでもホッとする。

その後地形図にない林道や作業道が現れ出す。

地形図が読みにくくなったので、

おおよその方角を目指して、

登りやすいピークに登ってみた。

薮がほとんどなくどこでも歩ける状態だ。

これは意外だった。

自由に歩けるので尾根筋を行く。

すると突然伐採地に出た。

これはうれしいプレゼントだ!

東側の広い風景が見渡せる。

思わず記念撮影だ。

それが終わると女性陣がこの先のルートを、

GPSや紙地図を使って調べている。

黙って聞いていると「登ったり下ったり」だとか、

「あれを越えたとこじゃないの?」とか・・・

そして終いにはMeguが、

「Amigoさんに任せよ!」

「おいおい、そこまで議論したなら、

自分たちで探し当てろ、今回は勉強だ」。

と言って、その後は何も言わず最後尾を歩いた。

先頭を行くMeguが、ちょっときつすぎるんじゃないの?

という斜度のある斜面を登ったが、

Yukiもまあなんとか登り、

8時35分、三等三角点「野々沢」

自分たちの力で三角点ピークに立てた喜びを、

十分噛み締めて欲しい。

初登のバウムクーヘンは、

Hiromiがみんなの分を用意していた。

 下山は尾根筋を戻らず、

『野々沢』から西側の林道に下り、

その後は忠実に林道を歩いて貯水池に戻った。

そして9時50分、駐車地。

楽しい山行を終えて皆満足。

心配した天候もまずまずでよかった。

また機会があったら一緒に登りましょう。

ここで解散し、MeguとYukiは直近の『坊主山』に向かい、

私とHiromiは帰途に着いた。

毎週恒例の山行後の反省会だが、

このところの新型コロナウィルス感染拡大を受けて、

最近は広いスペースのあるところで実施している。

そこには私の高校時代の後輩が経営する飲食店があり、

これがなかなかうまいのよねえ・・・

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