北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2020.11.14 『長知内』(おさちない・394m)~『福山』(198m) 思いがけず展望に恵まれたピーク
土曜日の午前中『主辺山』から下山し、
沙流川の対岸に位置する、
長知内地区の墓地に移動した。
地形図で平取の山々を眺めていると、
今回の「長知内」に目が止まった。
この辺りの植生を考えると、
ミヤコザサが快適で楽しい尾根歩きを、
楽しませてくれるものと、
希望を抱かせてくれた。
10時55分、「長知内墓地」に駐車させて頂き、
スタートしてすぐエゾシカの防護柵内に入った。
そして西に伸びる林道から、
すぐ北側の急斜面に取り付き、
80mほど登って尾根の頭に上がった。
足元の植生は期待した通り!
背の低いミヤコザサがパラパラと生えている程度だ。
こういう環境での尾根歩きは実に楽しい。
そんな快適な尾根は、
小さなアップダウンを繰り返し、
徐々に高度を上げて行く。
下山時にピンポイントで墓地に下りなければ、
エゾシカの防護柵外に出られず、
面倒なことになるので、
要所にピンクテープをつけて行く。
そして北海道電力の送電線が、
木の間越しにチラチラ見え出すと、
手入れされた登山道状の道が現れた。
これは北電が送電施設の、
維持管理用に刈分け整備したものだ。
またこの送電線直下は木々が払われて、
広い風景が楽しめる。
しばし雄大な風景を楽しみ、
北電の管理道と分かれて、
また快適な尾根筋を登って行く。
地形図上の270m標高点を過ぎると、
古く平坦な作業道跡に出て、
なんとものんびり歩かされる感じがした。
そして細尾根の約80mの急登に耐え、
稜線状の上部尾根に上がった。
するとそこにまた作業道跡だ。
この地域でいかに林業が盛んだったか、
と想像させられる。
ただここからの作業道跡は、
背の高い笹がそこそこ密生していて、
とても快適とは言えない歩行となった。
途中偽ピークが現れ、
一応三角点標石を探してみる。
結局約800mの笹漕ぎを経て、
12時40分、二等三角点「長知内」。
このピークは南から西にかけて、
樹木がないため太平洋まで一望できて驚いた。
なかなか素晴らしいピークだ。
三角点は二等なのだが、
訪れる人がいないようで、
一面笹に覆われていたので、
丁寧に笹刈りをしてやった。
そして昼食。
下山は登路の尾根をそのまま引き返した。
ただ、麓に近いCo.190からの枝尾根上に、
もう一つの三角点があるので寄ってみた。
14時40分、四等三角点「福山」。
その後ピンポイントでエゾシカ防護柵のゲートに当てて、
14時55分、駐車地。
予想以上に楽しく印象に残る山だった。
この後穂別の樹海温泉「はくあ」で汗を流し、
夕張まで戻って車中泊とした。