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2020.11.8 『仲勃山』(ちょぼつやま・509m)  小沢から尾根へ

 土曜日に『西稲里』~『斗内』を歩いた後、

樹海温泉「はくあ」で汗を流し、

夕張市滝ノ上地区から道々夕張~厚真線に入って、

適当なところで車中泊とした。

一年前にここを訪れた時は、

奥で行われている災害復旧工事に当たる工事車両が、

いくらか往来していたが、

この度は一台の車も目にすることはなかった。

シーンと静まり返ったフィールドに、

時折エゾシカの甲高い鳴き声だけが響き渡る。

 国道を由仁町から夕張に向かって走ると、

滝ノ上地区で右前方に目立つ山が見える。

急峻な尾根を持ち、なんとも登行意欲をそそられる山である。

それが『仲勃山』だ。

この山には一年前初めて登ったが、

今回もまた登ってみたくなった。

 7時ちょうど、道々脇の駐車地をスタート。

ここは滝ノ上地区で夕張川に架かる「滝ノ上橋」から、

約1.5kmほど入ったところ。

東側に「於兎牛沢川」に注ぐ小沢が現れるので、

これを利用して入山する。

沢は水量が僅かなので、

登山靴で全く問題なく入って行ける。

入渓するとすぐに小さなナメ滝が現れる。

こんなところでも立派なナメがあるものだと感心。

7時10分、すぐ目の前に現れた、

右岸尾根の末端に取り付いた。

笹が主体の藪はそこそこ濃い。

それと倒木が多くて難儀する。

笹の密度は強弱を繰り返し、

緩やかに高度を上げて行く。

そしてCo.400で密生した笹の急登だ。

斜度がかなりきついのだが、

丈が高く密生した笹薮には、

明らかに人が通ったと思われる、

明瞭なトンネルができている。

これがなければかなりきつい登行を、

否応なく強いられることになる。

そんな笹藪のトンネルをCo.450で抜けた。

すると笹の尾根が陽光に照らされ美しい。

あとは緩やかに登り、

一旦三角点を過ぎて、

8時40分、100mほど先の最高標高点に立つ。

そこにカタカナで「チョボツ山」と書かれた私設標識がある。

そして引き返して三等三角点「仲勃山」

木の間越しに滝ノ上から十三里方面の平地が見えている。

 下山は斜度のある笹のトンネルを抜けたあと、

登路の右岸尾根ではなく、

左岸の尾根を下ってみることにした。

するとそちらの方が笹が薄い上倒木もなく、

歩きやすいことがわかった。

今度登るときはこちらを利用しよう。

小沢に下ってゆるゆる歩き、

9時40分、駐車地。

短時間の割には内容の詰まった山はおもしろい。

 このあと大急ぎで後片付けを済ませ、

Hiromiのところに寄ってタイヤ交換をして帰宅。

翌朝は雪景色との予報だったので、

日々早朝出勤するHiromiは、

どうしても交換しておかなければならなかった。

そして夕方タイヤ交換のご褒美で「サイゼリヤ」!

ごちそうさま~

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