昼と夜が同じ長さになる春分。薬膳に大切な陰陽論では
陰と陽が入れ替わる頃と習いました。また、昼と夜の長さが
同じ、ということから(陰陽の) バランスが取れる頃、とも
習いました。春分が大きな節目のひとつになっているそうです。
一雨ごとに春になる頃ですが、気候の変動が激しいので
暮らし方に気をつけましょうという時期。
薬膳ではカラダの中にも自然と同じ季節が巡っていると考え
るので、ちょうどわたしたちのカラダも冬から春です!
閉じていた臓器が眠りから覚めます。
段々とカラダを慣らしていきましょー!
胃腸を丈夫にしましょう、整えましょー! 胃を空けましょー!
主な五行。
五季は春 エネルギーが高まり陽気が上がる季節。
五臓は肝 全身の気、血の巡りをスムーズにして血を貯蔵調整。
五味は酸 肝を痛める酸味の摂り方に注意。
五志は怒 情緒を安定させること。
五気は風 体表(皮膚) から風邪が入りやすくなる。
五主は目 肝の病変は目に表れる。
食品の摂り方など。
温、涼、辛、甘と適度な酸味。青い野菜をたくさん。
強火でサッと炒める調理法。あっさり。お粥。腹七分目。
以上をふまえ今月の薬膳茶。
「薬膳茶を身近に感じて欲しい」 ということで新たな試みが!
薬膳茶のテイスティングです。2種類をいただきました。
どちらも春のイライラ、目のトラブルのに効く“菊” です。
菊花オンリーと、緑茶をブレンドしたもの。
ちょっとした不調ならお茶で対処出来そうです。
実習。スーパーや直売所で買えるもので十分!
効能を活かした“リアル胃が空く” 献立(笑)。
桜風味のきびごはん。
桜は胃腸の働きを助けたり、風邪予防にも良いそう。
ごはんの色つげに使った赤ワインで気を巡らせます。
青い野菜を強火でサッと炒めたもの。セロリ、豆苗、アスパラを
使っています。調味料は豆鼓(トウチ)。豆鼓は花粉症にも効果!
(五行の勉強で出てきた) 五臓の肝。
この時期の頭痛や目の不調は肝の働きが上手くいかずに
起こることが多いと習います。不調を取る食品は春菊!
花粉症にも効果があるそうです。“食べる胃薬” の春キャベツと
和え物で。オイル漬けのツナ缶in。かつおは血を増やし
胃の機能を立て直すそうです。
胃を丈夫にする湯葉。菜の花と山芋を巻いた一品。
(肺を) 潤す白きくらげのサラダ。野菜は水菜とパセリ。
そこにいちごとオレンジを混ぜました。ぎょえ!
ドレッシングは春にんじんと新玉ねぎ。
若干警戒した一品でしたが美味しくてビックリ(笑)。
野菜とフルーツをつなぐドレッシングを知りました。
かつおだしに昆布茶で調味したクレソンのお澄まし。
薬膳茶で乾燥した菊、お澄ましで生(食用) の菊。一日で
ものすごく菊に触れた感(笑)。菊の効果は頭痛、寒気、咽痛、
精神安定、めまい、目の充血、かすみ目、デトックス。
デザートはよもぎのプリン。桜のグレイズでいただきました。
よもぎは血を養ってお腹まわりを温める。女性の冷えや
生理痛に効果。胃の働きも整えます。あしらった花びらは
百合根。飾り切り担当はわたし(笑)。
前日に試作した薬膳タルト。春の酸味に良いレモンのタルト
です。のっけから新しいお仲間にも試食していただきましたが
特典あり! と喜んでいただけました(笑)。
帰宅してお友だちの来訪待ち。
オットの釣果(とお土産) で作るごはんにお招きしました。
ちょうど宅配野菜が届いたのでごちそうの予定(笑)。
あらかぶは〆の味噌汁に決定! カキはセイロ蒸しにしました。
ヒオウギ貝は菜の花とグラタンに。
宅配野菜は酒粕フォンデュに。
空き缶、空き瓶ゴロゴロの幸せでした(爆)。