今年のおうち歳時記は、二十四節気、暦の知恵、
五節供を取り入れてみようと思っています。
とはいえ、もたもたしてたら、もう正月8日!
スルーしている項目(しきたり) がもう何個も
出来てしまいました(笑)。
1月から12月。。。することが意外とあるので、
意欲がどれだけ続くのかは分かりませんが、
ほとんどが食べることと直結しているので、
こんなことでもして炊事のモチベーションを
そこそこ保とうかなぁと(笑)。
正月7日は人日(じんじつ)の節供。
もともとは中国から来た「正月の禁忌(禁止事項)」。
これは一日から八日まで続いて、日ごとに鶏(を食べては
いけない)、狗(いぬ)、猪、牛、馬と続き、七日目に
“人” となっています。
人と争ってはいけない、この日に人と争うとその年は
人間関係でもめごとが多くなるとされています。
ならば、人日の教えに沿って、新たな人間関係を
考える日とし、共感できる人と縁を深めたいですよね。
会報制作のボランティアをしました。
食事は「七草粥」です。
“人日の日は、七種の菜を食べると万病にかからない” と
いう言い伝えです。
寒の時期の水は清く不純物が少ないために腐りにくい、
若々しい、そんな清らかな若水を吸って(太陽のエネルギー
を浴びた)大地から芽生えた七種の草を食べる。それは
大地の瑞々しい「気」を体に摂り入れるという考えでも
あるようですね。
(朝ではなく) 晩のごはんでいただきました!
野に出て若菜摘みも出来ない、近所にはそもそも
そんな野もないのでスーパーの博多七草セットを
利用しました。すずな(かぶ)が鈴みたいでかわいい♪
七草それぞれを薬膳としての効能でみると、胃腸の調子を
整えたり、寒さ(寒邪)によって出る症状(血のめぐりが
悪くなる他)をカバーしたり、風邪予防に使える食材となって
います。それから新しい春の勢い、春の五味=苦味をもつ
葉もあります。先人の知恵にへえへえ言ってしまいました(笑)。
節供はハレ、特別な日のこと、時間です。
気が枯れた「キガレ → ケガレ」の状態から脱し、新しい
エネルギーをチャージする時間です。ハレの日の食べもの、
お餅を入れて、めでたい粥に仕上げました。
昨年から単発で、茅乃舎の台所(博多リバレイン店)で
室礼教室に参加しています。七夕の回でしたか、
芋の葉、それも根付きのものがありました。
根は命のもと。
根付きのもの、根っこを見せるのが、最高の
もてなし(の飾り)なのだそうです。
パック売りの七草ながら根付きの草もちゃんと
入っていました。ありがたや~。
本日は8日。穀物の日。(禁止事項ではなく)その年の
穀物の豊作、凶作を占うそうです。
晴れれば豊作、雨なら不作。
暮らす大野城市は晴れたので実りが多いでしょう。